二十四節気

二十四節気の読み方とは?その意味や一覧を1年のカレンダーで確認

二十四節気01

二十四節気と聞いてもいてよくわからないですよね。

でも、

夏至や冬至、春分や秋分の日

という言葉を聞くと、ほとんどの人が知っていると思います。

そんな二十四節気の読み方は「にじゅうしせっき」と読み、「二十四節気」の意味は、1年を24分割の暦に分けたものです。

夏至や冬至も、この二十四節気の一つです。

 

二十四節気は意外と知らなかったり、意外なところで関係していたりなど、私たちの生活にとても関わりが深くなっているんですね。

これは実は中国の寒い地域である「黄河中流域」で作られたもので、日本の暦と合わない部分がちょくちょくあります。

例えば、秋の始まりの立秋は8月7日ごろになっています。

 

その二十四節気は、私たちの生活にどんな意味をもたらしているのか?

どんな順番で1年間回り続けているのか?

今回は、日本の季節や文化にも大きな影響を与えている「二十四節気」について、一覧をカレンダーでも確認しながら説明していこうと思います。

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二十四節気とはどんな読み方?

暦を見るうえで頻繁に「二十四節気」という単語が上がってきます。

この読み方は、

二十四節気(にじゅうしせっき)

このように読みます。

この二十四節気という読み方は、

「節気(せっき)」

まれに「節季」とも書かれますが、この漢字だと今ではどちらかと言えば「年末などの決算の時期」などという意味合いが強くなるかもしれません。

 

なぜ節季ではなく節気?

「二十四節気」の「節気」はなぜ「節季」ではないのかというと、そもそも季節の移り変わりが「気」の変化によるものだという考えがあります。

つまり「気」の変化の節目だから「節気」と考えられています。

ここでいう「気」というのは中国の「陰陽五行思想」による「気の流れ」のことを指しています。

季節の移り変わりには、こういった気の流れの変化があるためと考えられ、季節の節目とは「気」の変化の節目ともいえます。

 

例えば「冬至」は『陰の気が最大になる日』と考えられています。

だから良いように考えれば、この冬至を境にだんだん陽の気(運気)も上がっていくと考えられているのです。

それを

一陽来復(いちようらいふく) 一陽来復(いちようらいふく)

と呼び、冬至でお守りを配るお寺もありますね。

 

他にも、冬至の日には夏に旬のかぼちゃを食べることで、夏の陽の気(太陽エネルギー)を取り入れようとする考えがあったのです。

他には、気候の「気」から、節気となったという説もありますね。
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二十四節気の意味とは?

二十四節気(にじゅうしせっき)と読み、その意味は1年を24分割したものです。

その分けられた暦には、あなたも知っている日がたくさんあると思います。

例えば春分、秋分の日ですね。

祝日にもなっているし、ご存知かと思います。

 

この暦に加えた、

二至:夏至・冬至
二分:春分・秋分
四立:立春・立夏・立秋・立冬

これらは二十四節気の中でも特に重要で、

八節(はっせつ)

このように呼ばれています。

この八節を軸としました。

 

一節は45日なので、これを3等分して15日ずつに分けたため、その間に暦が2つずつ入ってきます。

ですので、この八節以外に16の暦があります。

二十四節気の一覧01

これを合わせて合計24の暦があり、二十四節気と呼ぶのですね。

 

特に昔の人は、この二十四節気を目安にして田植えの時期や収穫の時期などを見てきました。

今でいうカレンダーのような役割も持っていて、

この時期が来たからそろそろ田植えの時期だ。

なんていうように、季節をとらえる上でとても重要な役割だったのです。

 

二十四節気と一年の流れ

秋分の日03

もともと日本では、

  1. 月の満ち欠け
  2. 太陽の動き

この2つを取り入れた太陰太陽暦(旧暦)と呼ばれる考えで生活をしていました。

でも、この暦の読み方でも結構季節とのズレがあったようで、その年によっては

*閏月(うるうづき)

と呼ばれるような月が存在し、一ヶ月くらいズレる場合があったようです。

*閏月のために1年が13ヶ月の年もあったようです。

そのため、この二十四節気は季節の目安になりやすいので、とても重宝されていたのですね。

 

さて、地球は太陽の周りをまわっているわけですが、その動きによって季節が変わってきます。

その地球が太陽の周りを回る周期を基に作られた暦が太陽暦です。

太陰太陽暦が明治の初めに太陽暦へと変わりました。

そして今の「1年365日で12ヶ月」というように1年が進むようになったのですね。

 

その太陰太陽暦で使っていた二十四節気が、太陽暦に変わっても入ってきたわけですから多少季節感のズレも存在します。

もともと二十四節気は、中国の寒い気候である黄河中流域で作られたと言われています。

日本の東京~東北の間あたりの緯度のようですが、中国の内陸の寒い地域でもあるし、日本とは気候の違いもあります。

それが日本でも使われているので、季節のズレを感じてしまう暦はどうしてもあるわけですね。

 

二十四節気の順番

二十四節気は立春(2月4日ごろ)をスタートとしています。

旧暦では立春は「春の始まり」を意味し、「立春正月」などとも呼ばれ、昔はこの日が正月のような役割(一年の始まり)を持っていました。

*ただ、旧暦でも立春が必ず正月にあるわけではありませんし、中国の旧正月とも少し違います。

ですので、とても重要な日としてこの日からカウントがされるのですね。

 

その二十四節気の順番は、次の表を見るとわかりやすいと思います。

二十四節気の一覧01

例えば、立春から10番目は夏至になります。

13番目は立秋ですね。

このような感じで暦を迎え季節は流れていき、一年を過ごすようになっているのです。

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二十四節気の一覧を1年のカレンダーで確認

この二十四節気の流れを見てもらって、感覚的に全体がつかめたのではないでしょうか。

では、この二十四節気のそれぞれの暦が、いったい何月何日に迎えるのか?

その一覧を一年のカレンダーにしてまとめました。

 

一覧の説明

「日付」は太陽暦(新暦)での日にちとなっています。

節気から次の節気の前日までの間を1か月とする月の区切り方を節切り、その月を節月といいます。

二十四節気には「節」と「中気(中)」があり、交互に並んでいます。

1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、1カ月の前半を「節」、後半を「中」と言います。

 

二十四節気1~3月カレンダー一覧

季節節月名称
正月
節気
立春(りっしゅん)
2月4日ごろ
正月
中気
雨水(うすい)
2月19日ごろ
二月
節気
啓蟄(けいちつ)
3月5日ごろ
二月
中気
春分(しゅんぶん)
3月21日ごろ
三月
節気
清明(せいめい)
4月5日ごろ
三月
中気
穀雨(こくう)
4月20日ごろ

 

二十四節気4~6月カレンダー一覧

季節節気名称
四月
節気
立夏(りっか)
5月6日ごろ
四月
中気
小満(しょうまん)
5月21日ごろ
五月
節気
芒種(ぼうしゅ)
6月6日ごろ
五月
中気
夏至(げし)
6月21日ごろ
六月
節気
小暑(しょうしょ)
7月7日ごろ
六月
中気
大暑(たいしょ)
7月23日ごろ

 

二十四節気7~9月カレンダー一覧

季節節気名称
七月
節気
立秋(りっしゅう)
8月7日ごろ
七月
中気
処暑(しょしょ)
8月23日ごろ
八月
節気
白露(はくろ)
9月7日ごろ
八月
中気
秋分(しゅうぶん)
9月23日ごろ
九月
節気
寒露(かんろ)
10月8日ごろ
九月
中気
霜降(そうこう)
10月23日ごろ

 

二十四節気10~12月カレンダー一覧

季節節気名称
十月節気立冬(りっとう)
11月7日ごろ
十月
中気
小雪(しょうせつ)
11月22日ごろ
十一月
節気
大雪(たいせつ)
12月7日ごろ
十一月
中気
冬至(とうじ)
12月22日ごろ
十二月
節気
小寒(しょうかん)
1月5日ごろ
十二月
中気
大寒(だいかん)
1月20日ごろ

 

一年間のカレンダーで二十四節気の一覧を見ると、おおよそこのような日にちにそれぞれの暦を迎えています。

その年によって日にちは若干変わりますが、約15日おきくらいで次の暦を迎えるといった感じですね。

 

節月では、

正月節(立春)から二月節(啓蟄)までが一月(正月)

二月節(啓蟄)から三月節(清明)までが二月

三月節(清明)から四月節(立夏)までが三月

というようになり、

  • 立春から立夏までが
  • 立夏から立秋までが
  • 立秋から立冬までが
  • 立冬から立春までが

というように四季が明確になります。

 

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あとがき

二十四節気とはどんな読み方や意味があるのか。

また、一年間でのカレンダー一覧から流れを見てもらいましたがいかがでしたか。

二十四節気は日本の季節を見るうえで、とても重要な位置づけとなっています。

私たちの生活の中でも、

  • 暦の上では秋となりました。
  • 本日は冬至で全国各地でゆず湯が楽しまれました。
  • 今週は秋分の日を迎え、お彼岸の時期となります。

ニュースなどでもこういった言葉を聞くことが多いですよね。

特に昔の人は、この二十四節気を目安にして田植えの時期収穫の時期などを見てきました。

また、お手紙を出すときなど、時候の挨拶にもよく使われたりして、日本人にもなじみの深いものです。

それぞれの暦についてもいろんな由来や意味、そして行事やイベントがあったりするので、この機会に一度興味のある日について調べてみてはどうでしょうか。

 

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