2024年の立秋はいつ?立秋とはどんな意味?この日の食べ物は?

立秋 いつ

2024年の立秋はいつなのか?

そんな立秋は、毎年8月7日ごろとなっています。

ただ、若干ズレる年もあるので確認が必要になります。

この立秋とは「秋の気配を感じる日」

こんな意味を持っているんですね。

でも「8月7日が秋を感じる日」と言われても、ピンとこない人もいるのではないでしょうか。

では、どうして立秋がこのような意味を持っているのか?

季節感がこんなにずれている理由は何なのか?

そんな日本の四季を決める上で重要な「立秋」について、この時期に食べられる食べ物「暑中見舞い」「残暑見舞い」の関係。

また立秋の候の意味や使える時期はいつからいつまでなのか。

そして立秋の候の使い方や例文とともにまとめました。

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2024年の立秋はいつなの?

2024年の立秋とはいつなのか。

立秋とは「秋」と書かれていますが、カレンダーの上では8月7日ごろを指します。

今年の場合では

2024年8月7日(水) 2024年8月7日(水)

この日になっています。

8月7日というとお盆も近いころとなり、花火大会や盆踊りなどイベントも多くなっているころだと思います。

ただ立秋とはいつなのかと聞かれると、「8月7日」もあれば「8月8日」の年もあります。

2022年8月7日
2023年8月8日
2024年8月7日
2025年8月7日
2026年8月7日
2027年8月8日
2028年8月7日
2029年8月7日
2030年8月7日
2031年8月8日
2032年8月7日
2033年8月7日
2034年8月7日
2035年8月8日
2036年8月7日
2037年8月7日
2038年8月7日
2039年8月8日
2040年8月7日
2041年8月7日
2042年8月7日
2043年8月7日
2044年8月7日
2045年8月7日
2046年8月7日
2047年8月7日
2048年8月7日
2049年8月7日
2050年8月7日
2051年8月7日
2052年8月7日
2053年8月7日
2054年8月7日
2055年8月7日
2056年8月7日
2057年8月7日
2058年8月7日
2059年8月7日
2060年8月7日

今はこのように「4年に1回の周期」で8月7日となっています。

これが2040年に入ると8月7日がしばらくは続くようですね。

 

立秋が期間を表す場合

立秋は8月7日ごろというように説明をしましたが、

場合によって、

立秋(8月7日頃)~処暑(8月23日頃)の前日までの期間

この約2週間の期間のことを『立秋』という場合もあります。

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立秋とはどんな意味なの?

立秋とは

秋の気配が感じられる頃 秋の気配が感じられる頃

こんな意味を持っています。

この立秋から立冬(11月7日ごろ)の前日までが「秋」とされています。

 

その立秋は、暦便覧には

初めて秋の気 立つがゆへなれば也

このように記されていて、「初めて秋の気配が感じられる季節」という意味があるのですね。(*暦便覧とは、江戸時代に「著者 太玄斎」によって記された暦の解説書のこと)

暦を見る上で『二十四節気』と呼ばれる、「1年を24つに区切って季節を分けた考え方」があり、その中で立秋は「13番目」にあたります。

でも、8月にある立秋のことを「秋が始まる日」と言われても、かなりの違和感がありますよね。

また、この立秋から立冬の間を秋と言われても、8月や9月はまだまだ暑い時期が続きます。

どうして秋の始まりと言われる立秋は、8月の始めに訪れるようになったのでしょうか? どうして秋の始まりと言われる立秋は、8月の始めに訪れるようになったのでしょうか?

それは、この暦を作った中国と、日本の四季との気候の違いがこのような差を生んだと言われています。

 

中国における立秋の季節

立秋 意味

これらの日本の暦は中国による影響が大きいのですが、この立秋をはじめ立春や立夏、立冬など、日本の四季にも大きく影響をしている暦は、

古代中国の「黄河流域の寒い地域」で作られたもの。

だから、日本とは「季節感のズレ」が生まれてしまい、8月から秋が始まるというような立秋が誕生したと考えられています。

この立秋とは「秋の始まり」を意味する暦なので、四季を大切にする私たち日本人にとっても、非常に大切な暦だということがわかります。

先ほども少し触れましたが、暦を見る上で『二十四節気』と呼ばれる、「1年を24つに区切って季節を分けた考え方」があり、その中で立秋は「立春から数えて13番目」にあたります。

それはこちらの「二十四節気の一覧」の図を見てもらうと、その流れがわかります。

立秋 意味

この二十四節気では、立秋はとても重要なポジションを占めています。

それは他の暦との兼ね合いも含めて見ると、

「立春」から「立夏」までを
「立夏」から「立秋」までを
「立秋」から「立冬」までを
「立冬」から「立春」までを

暦の上ではこのように定めているわけなんですね。

今回のテーマである立秋を加えて、

立春・立夏・立秋・立冬 立春・立夏・立秋・立冬

これを「四立」と呼んでいます。

さらに「二至二分」を加え

二至:夏至・冬至
二分:春分・秋分
四立:立春・立夏・立秋・立冬

この8つを「八節」と呼びます。

この8つは、日本でも季節を語る上でかなり重要な暦ですよね。

どれもその時期になると話題に上ることばかりです。

春分や秋分は祝日にもなってますし、夏至や冬至も行事があって楽しみな日となっています。

日本ではこの八節がいつかを覚えておくと、いろんなつながりがあって面白いと思いますよ。

この二十四節気から全体を見渡すと一年の流れがわかりやすくなりますが、私たちの生活にどんな意味をもたらしているのか?

日本の季節や文化にも大きな影響を与えている「二十四節気」について、一覧カレンダーで確認しながら理解できるページを用意しています。

農作物の収穫や時候の挨拶、季節の行事などに今でも大きく関わっているので、ぜひこの機会にご覧になってください!

 

旧暦から新暦へ移った時のズレ

以前の日本では旧暦で日付が動いていました。

その旧暦は月の満ち欠けで、ひと月の長さを決めていました。

ただ旧暦ではズレが大きく、1年が13ヶ月になる閏月を入れたりするなど大きな調整が必要でした。

だから数年前と月日は同じでも季節感が違ったりしたので、

「○月○日だからそろそろ田植えをする」

みたいな目安にはなりませんでした。

そこで農業などで季節を知ることは欠かせないので、季節を知るための「二十四節気」が使われるようになり、季節を表す言葉として浸透したのですね。

二十四節気や新暦は太陽の動きを元にしているため、しっかりリンクしやすいんです。

でも、明治になって「旧暦」から「新暦」に変更した時に、旧暦と新暦はもともと平均1ヶ月ほどのズレがあるにもかかわらず、「旧暦」の日付をそのまま現在の日付に移してしまったため、今のように季節感のズレが生まれてしまったと考えられます。

だから8月ですごく暑いのに立秋を迎えたから、「暦の上では秋」なんていう言い方になってしまうんですね。

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立秋と七十二候

立秋 意味

二十四節気をさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を表したものを「七十二候(しちじゅうにこう)」と言います。

今では見なくなったものも多いですが、この七十二候によって立秋はどんな季節として迎えているのかがイメージしやすくなってきます。

初候(8月7日頃)

涼風至(すずかぜいたる)

涼しい風が吹き始める頃を言います。

次候(8月12日頃)

寒蝉鳴(ひぐらしなく)

蝉のひぐらしが鳴き始める頃を言います。

末候(8月17日頃)

蒙霧升降(ふかききりまとう)

まとうように深い霧が立ち込める頃を言います。

 

立秋の候の意味や時期はいつまで?使い方や例文は?

時候の挨拶に「立秋の候」という言葉がありますね。

漢語調の書き出しの挨拶の時に使われますが、立秋の候という事で

秋が始まる季節となりました。

といったような意味になります。

 

そして立秋の候を使う時期はいつからいつまでなのか?

立秋の日にちや期間も説明してきましたが、日にちは8月7日か8日で期間として表す場合は、

「立秋(8月7日ごろ)」~「処暑(8月23日ごろ)」の前日までの期間

この約2週間の期間のことを『立秋』という場合もあります。

ですので、立秋の候という時候の挨拶を使うのならこの期間になるでしょうか。

使うなら8月上旬~中旬くらいの時期ですね。

 

立秋の候の使い方や例文

さて、この立秋の候を使った書き出しの挨拶文はどのようになるのか。

その使い方と例文をいくつか紹介したいと思います。

立秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
立秋の候、まだまだ厳しい暑さが残る季節です。
立秋の候、記録的な暑さが続いておりますが皆様お元気でいらっしゃいますか。

このような感じでしょうか。

また、お手紙を書くときなどに使う参考にしてくださいね。

とは言え、この時期は残暑見舞いの季節になります。

立秋の候という使い方よりも、「残暑お見舞い申し上げます。」という使い方の方が一般的でしょうね。

その残暑見舞いと立秋についてちょっと説明しますね。

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立秋と残暑見舞いの関係

立秋 残暑見舞い

この立秋(8月7日ごろ)からは、暦の上では「秋」となります。

ですので、この時期に出されるお手紙に「暑中見舞い」がありますが、この立秋を過ぎてからは「残暑見舞い」になるのですね。

8月頭に残暑?

こんなふうに感じてしまうので、ついうっかり暑中見舞いとして出す方もいるかもしれません。

でも暦の上では秋なので、もうすでに夏は過ぎています。

ですので、暑中見舞いと残暑見舞いの時期は、マナーとして覚えておくようにしましょう。

 

暑中見舞いの時期

小暑(7月7日ごろ)~立秋(8月7日ごろ)の前日まで

⇒ 暑中見舞いの時期はいつからいつまで?

残暑見舞いの時期

立秋(8月7日ごろ)~白露(9月8日ごろ)の前日まで

⇒ 残暑見舞いの時期はいつからいつまで?

ただし、9月になると区切りが悪いため、「8月いっぱいまでに届く」ようにすることがマナーとなっています。

 

立秋の食べ物は何がある?

この立秋で特別に食べられる行事食のような食べ物はあるのでしょうか。

冬至には「かぼちゃ」春分や秋分の日には「おはぎやぼた餅」といったものがありますが、残念ながら立秋にはそういった食べ物はないようです。

8月と言えば季節がら「夏野菜」が旬で、ナスやきゅうり、トマトやスイカなど夏の食べ物がたくさんあります。

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立秋の頃に旬の食べ物とは?

立秋 食べ物

この立秋を迎える8月ですが、そんな時期に旬を迎える食べ物にはどんなものがあるのか。

ここでいくつかまとめましたので、まずはご覧ください。

【野菜】

ししとう
えだまめ
かぼちゃ
とうもろこし
トマト
なす
ピーマン
にがうり(ゴーヤ)

【果物】

パイナップル

もも
ぶどう
マスカット
すだち

【魚貝類】

いわし
かんぱち
あなご
あゆ
ウニ
こんぶ
くるまえび

夏が旬の夏野菜がたくさんですね。

そんな夏野菜を使った料理や、そうめん、ざるそばなどの夏らしい涼しげな食事もいいと思います。

冬至にはかぼちゃを食べる風習がありますが、かぼちゃの旬は8月となっています。

どうして冬至に8月の旬のかぼちゃを食べるのかというと、それは

カボチャが長期保存できる食べ物だったから

と考えられています。

今のように昔は冷蔵庫などはないわけですから、このかぼちゃは長期保存に向いていた食べ物なので、採れる食べ物が少ない冬にはもってこいだったわけなんですね。

 

あとがき

2024年の立秋とはいつなのか。

また立秋の意味や食べ物についてや、立秋の候の意味や使える時期はいつからいつまでなのか。

そして立秋の候の使い方や例文とともに見てきましたがいかがでしたか。

立秋は秋の始まりとも言われていますが、日本ではまだまだ夏の最中です。

盆踊りや花火大会、夏の甲子園が始まる季節で、しかも子供たちは夏休みがこれからといった時期です。

いろんなイベントや行事が盛りだくさんの夏ですが、暑さもまだまだ続くころなので熱中症など体も大切にしながら日々を過ごしたいですね。

続けて冬の訪れを告げる『立冬』についても、ぜひご覧ください。

二十四節気の次の暦の「処暑」についてはコチラで!

 

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コメント

  1. 紅花 より:

    暦と、季節のズレについて
    時候の挨拶状の文言を、考えるのに大変役に立ちました
    確かに大陸気候と、我が国(日本国)の気候では
    違いが出る事は、理解出来ますが
    でも何と言っても、一番の違いは
    旧暦(太陰暦)とグレゴリオ暦(太陽暦)ではないでしょうか?
    実際明治(の初期)までは、若干のズレはあるものの
    概ね(現代に比べればですが)季節は、合っていましたから

    今後はその点も、含め解説いただければ
    幸いです

    • sk-utorix2 より:

      紅花さん、コメントありがとうございます。

      その旧暦と新暦の説明も入れたほうがわかりやすいですよね。
      ご指摘ありがとうございます。

      追記して修正させていただきました。
      ズレをそのまま現代の暦に当てはめてしまったことが大きな原因でしょうね。

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