二十四節気

冬至のかぼちゃの由来や意味は?「ん」 のつく食べ物とあずきについて

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冬至03

冬至でかぼちゃを食べる風習がありますが、実はかぼちゃの旬は夏です。

どうして夏に旬のものが、冬至で食べられるのか?

 

ちょっと不思議に思いますが、今のように冷蔵庫の無い時代で、このかぼちゃは保存食としてとても向いていた食べ物だったのです。

だから冬でも食べられる貴重な野菜だったわけなんですね。

 

でも、冬至でカボチャを食べる由来はこれだけじゃないんです。

今回は、冬至でカボチャを食べる理由として「3つの由来」について紹介しようと思います。

そして地域によってもかぼちゃの料理法はかなり違うようです。

 

今回はその中でも有名な、小豆と合わせた「かぼちゃのいとこ煮」の作り方と、冬至に欠かせない「ん」 のつく食べ物、全国のカボチャ料理についてまとめました。

 

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冬至でかぼちゃを食べる由来や意味は?

冬至ではカボチャを食べる風習があります。

あなたの家でも冬至の日には、カボチャを使った料理を食べることがあるでしょうか。

 

そんなカボチャは、実は夏が旬です。

冬の食べ物ではないのに、どうして冬至でカボチャを食べるようになったのか不思議ですよね。

 

その理由には諸説ありますが、次の3つの由来が大きく関係していると言われています。

  1. 保存食として優秀だった
  2. 風邪の予防
  3. 「運盛り」の食べ物

 

では、これらの由来をそれぞれ見ていきましょう。

 

保存食としてのかぼちゃ

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昔は今のように冷蔵庫などもないですから、食べ物を保存するということに関して難しかったのですね。

冬至の時期は食べ物も作りにくかったことから、かぼちゃは保存食として優秀な食べ物だったようです。

 

また、ちょうどこのころには熟していい感じになっていたようですね。

 

そして中国の陰陽思想では

  • は「
  • は「

このような位置づけがあります。

 

夏に採れるかぼちゃは、「陽」の太陽のエネルギーをたっぷりと蓄えた野菜として、冬至で陽の気を補うという意味で食べられていたそうです。

また、かぼちゃを切ったときの様子が「太陽に似ている」ということもあって、冬に好まれていた食べ物だったのでしょうね。

 

かぼちゃで風邪予防

インフルエンザいつまでうつる01

かぼちゃは保存食としても優秀でしたが、冬場の風邪予防にも効果があったと言われています。

かぼちゃはビタミンA・C・E・Kや鉄分、カルシウムなどたくさんの栄養がつまっています。

 

昔の人も冬至でかぼちゃを食べていれば、寒い季節に風邪をひかないということが経験としてわかっていたのでしょうか。

現代でもカボチャは栄養のある食べ物として好まれているので、保存ができて栄養もあるかぼちゃはうってつけだったのでしょう。

 

冬至のかぼちゃは運盛りの食べ物

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冬至というのは

昼が最も短く、夜が最も長い日

このような特別な日となっています。

 

だから、裏を返せば、

冬至から先は、日がどんどん長くなっていく

このようにも捉えることができます。

 

そして、この冬至を境に太陽の力も戻っていき、運もだんだん上がっていく(陽の気が強くなりはじめる日)

 

このように考えられていたのですね。

この考えから冬至の日は『一陽来復(いちようらいふく)』と呼ばれています。

 

この冬至にちなんで、東京都新宿区の早稲田大学のキャンパスの近くにある「穴八幡宮」で、毎年冬至祭が行われています。

 

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そこでは「一陽来復御守」という御守がもらえ、商売繁盛や金運UPの御利益があるようですね。

 

そこで冬至には「運盛り」の食べ物と言って、

「ん」のつく食べ物

 

これを食べると「運」が呼びこめると考えられてきました。

 

冬至に食べる「ん」のつく食べ物

その運盛りの食べ物には、

  1. 南瓜(なんきん)=かぼちゃ
  2. 蓮根(れんこん)
  3. 人参(にんじん)
  4. 銀杏(ぎんなん)
  5. 金柑(きんかん)
  6. 寒天(かんてん)
  7. 饂飩(うんどん)=うどん

この7つの食べ物は 「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれ、昔から冬至の日には好まれていた食べ物でした。

かぼちゃは運盛りの中の一つで、冬至に好んで食べられていたのですね。

 

冬至でかぼちゃとあずきを使った料理の作り方

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冬至でかぼちゃを食べる風習がありますが、そのかぼちゃを使っていろんな料理が考えられますよね。

 

そんな冬至のカボチャ料理の中に、あずきと一緒に煮込んだ

かぼちゃのいとこ煮

こんな料理があります。

 

作り方は簡単で用意するものも少ないです。

では、どんな作り方なのか紹介したいと思います。

 

かぼちゃのいとこ煮の作り方

材料(2人分)

かぼちゃ:1/4個
あずき:100g
水:300㏄
砂糖:大さじ2
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
塩:少々

 

【かぼちゃのいとこ煮】

 

かぼちゃを食べやすい大きさに切り、かぼちゃが軟らかくなるまで煮ます。

落し蓋をするといいと思います。

あずきは缶詰の物でもいいですね。

 

それほど難しいことはないと思いますが、水が少なくなったりしたら足してください。

 

小豆とは「邪気を払う」とされていて、赤色に魔よけ効果があるとされていました。

赤飯や秋分の日のおはぎなども小豆が使われますが、同じような意味があると考えられています。

 

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冬至のかぼちゃ料理と地域でのメニュー

冬至の日には、かぼちゃのいとこ煮を食べる風習がありますが、これは北陸地方や東北地方、奈良などでよく聞かれる料理法のようですね。

 

他に出雲地方や群馬では、冬至にこんにゃくを食べる地域もあるようです。

こんにゃくは「砂おろし」とも呼ばれ、胃の中をキレイに掃除してくれる食べ物として「胃のホウキ」「腸の砂おろし」などと呼ばれたそうです。

 

また、山梨では「ほうとう」と呼ばれる伝統的な郷土料理がありますね。

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この他にも地方によってさまざまな料理があるようです。

北海道・愛知:かぼちゃしるこ
青森県:かぼちゃ粥
長野県:かぼちゃだんご
福島県:冬至そば
山梨県:かぼちゃほうとう
群馬県:冬至うどん・こんにゃく
三重県:冬至ぜんざい
京都府:かぼちゃの煮物
香川県:しっぽくそば
広島県:かぼちゃ汁
岡山県:南京雑煮・冬至そば

 

先ほどの「冬至の七種(ななくさ)」を使った料理が地方によっていろいろアレンジされているようです。

 

また中国では冬至に「餃子」が食べられるようです。

いかにも中国らしいですね。

 

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あとがき

冬至でカボチャを食べる由来や意味とは何なのか。

そして小豆と合わせたかぼちゃのいとこ煮や、地域によって違う冬至の食べ物について見てきましたがいかがでしたか。

 

冬至とかぼちゃの関係や、全国の冬至の料理も色々あって面白いことがたくさんわかりましたね。

私の住む関西地方では、かぼちゃやニンジン、玉ねぎを煮た「かぼちゃの煮物」がよく食卓に並びますが、京都の「かぼちゃの煮物」と同じような感じでしょうか。

 

どれもおいしそうな料理でいっぱいですね。

そして、この冬至の日にはカボチャと同じくらい有名な「ゆず湯」がありますよね。

参考ページ

続けて『冬至でゆず風呂に入る由来』について、ぜひご覧下さい!

 

ゆず湯にもしっかりとした効能や作り方があるので、いろいろ楽しめると思いますよ。

 

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