小暑とは、その字からもわかるように
つまり、徐々に暑くなっていく時期のことを意味しています。
梅雨明けが近く、本格的に暑くなってくる時期で、集中豪雨にも見舞われることも多くなります。
その小暑は、夏でも有名な七夕の日と重なることが多いので、ちょっと陰に隠れてしまいがちです。
でも、一年を分ける上で、重要な位置を占めていたりするんですね。
今回は2024年の小暑とはいつなのか?
またその意味や由来、そして暑中見舞いとの関係と一緒に「小暑」についてまとめました。
2024年の小暑はいつ?
小暑という漢字を見ると、
こんな時期だと感じますよね。
小暑とはその漢字の通りで、少し暑い日の7月7日ごろを指して言います。
その年によって若干ズレもありますが、ほとんどは「7月7日」と思ってもらって大丈夫です。
ちなみに一番近いところでは
1987年が7月8日というのがありました。
今後では、
2024年に7月6日という日があります。
7月7日というと、小暑よりももっと頭に思い浮かぶ日がありますよね。
実は、七夕と小暑とは時期がほとんど同じなんですね。
2024年の小暑とそれ以降はいつ?
小暑は毎年7月7日ごろになりますが、それは年によって若干変わります。
2024年の小暑は
小暑はいつかと聞かれると、だいたいは7月7日でおさまっていますが、まれに7月6日になる年もあります。
年 | 小暑の日 |
2022年 | 7月7日 |
2023年 | 7月7日 |
2024年 | 7月6日 |
2025年 | 7月7日 |
2026年 | 7月7日 |
2027年 | 7月7日 |
2028年 | 7月6日 |
2029年 | 7月7日 |
2030年 | 7月7日 |
2031年 | 7月7日 |
2032年 | 7月6日 |
2033年 | 7月7日 |
2034年 | 7月7日 |
2035年 | 7月7日 |
2036年 | 7月6日 |
2037年 | 7月7日 |
2038年 | 7月7日 |
2039年 | 7月7日 |
2040年 | 7月6日 |
2041年 | 7月7日 |
2042年 | 7月7日 |
2043年 | 7月7日 |
2044年 | 7月6日 |
2045年 | 7月7日 |
2046年 | 7月7日 |
2047年 | 7月7日 |
2048年 | 7月6日 |
2049年 | 7月7日 |
2050年 | 7月7日 |
2051年 | 7月7日 |
2052年 | 7月6日 |
2053年 | 7月6日 |
2054年 | 7月7日 |
2055年 | 7月7日 |
2056年 | 7月6日 |
2057年 | 7月6日 |
2058年 | 7月7日 |
2059年 | 7月7日 |
2060年 | 7月6日 |
2017年から先はほとんど7月7日ですが、2024年は7月6日となっています。
小暑を迎える時期は、徐々に梅雨明けが近くなってくる季節で、集中豪雨も発生しやすい時期でもあります。
7月に入ると七夕もそうですが、
- 暑中見舞い(7月7日ごろ~)
- 旧暦のお盆(盂蘭盆会)(7月13~16日)
- お中元(7月15日)
- 土用の丑の日(7月23日ごろ)
など、いろんな行事があります。
そういった行事も「小暑を迎えてからになる」と覚えておくと、わかりやすいかもしれませんね。
小暑の意味や由来は?
さて、この小暑というのは「二十四節気」の1つで、
そんな意味があります。
その小暑は、暦便覧には
このように記されていて、「本格的な暑さが来る前の段階」という意味があるのですね。
*暦便覧とは、江戸時代に「著者 太玄斎」によって記された暦の解説書のこと
暦を見る上で『二十四節気』と呼ばれる1年を24つに区切って季節を分けた考え方があり、その中で小暑は「11番目」にあたります。
小暑は7月7日ごろのことを指して言いますが、期間としての意味で言うと
というのをさしているんですね。
- 小暑(7月7日ごろ)
- 大暑(7月23日ごろ)
お手紙を書く時も「小暑の候」という言葉を使う場合も多くあり、
このような挨拶で始める場合も多いのではないでしょうか。
この二十四節気から全体を見渡すと一年の流れがわかりやすくなりますが、私たちの生活にどんな意味をもたらしているのか?
日本の季節や文化にも大きな影響を与えている「二十四節気」について、一覧カレンダーで確認しながら理解できるページを用意しています。
農作物の収穫や時候の挨拶、季節の行事などに今でも大きく関わっているので、ぜひこの機会にご覧になってください!
小暑と七十二候
二十四節気をさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を表したものを「七十二候(しちじゅうにこう)」と言います。
今では見なくなったものも多いですが、この七十二候によって小暑はどんな季節として迎えているのかがイメージしやすくなってきます。
初候(7月7日頃)温風至(あつかぜいたる)
熱い風が吹き始める頃を言います。
次候(7月12日頃)蓮始開(はすはじめてひらく)
蓮の花が咲き始める頃を言います。
末候(7月17日頃)鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)
鷹の子が飛ぶことを覚え、巣立ちをが近づく頃を言います。
小暑と暑中見舞いの時期
さて、この小暑と暑中見舞いは実は関係があって、
となっているんです。
一般的に小暑(または大暑)から、立秋の前日までの期間を「暑中」と呼んでいます。
- 小暑(7月7日ごろ)
- 大暑(7月23日ごろ)
- 立秋(8月7日ごろ)
ですので、およそ一ヶ月間が暑中となり、暑中見舞いを出す時期になっているんですね。
その暑中見舞いについて友人や親戚、仕事の上司などに送る文例をコチラでまとめています。
暑中見舞いのマナーや書き方など載せてますので、ぜひご覧になって下さい。
ちなみにこの暑中が過ぎると、次は「残暑見舞い」としてお手紙を出すこととなります。
残暑見舞いの期間は、この立秋から白露(9月8日ごろ)の前日までの期間となっています。
ただ、ちょっと区切りは悪いので、一般的には8月いっぱいまでに出すようになっていますね。
残暑の始まりでもある『立秋について』はコチラで!
小暑の時期の食べ物は?
この小暑の時期では七夕や土用の丑の日が近いこともあって、そうめんやウナギといった食べ物が良いですね。
また、夏野菜の季節でもあり、なすやきゅうり、スイカやトマトなど、涼しげな食べ物も多くなります。
夏バテや熱中症もだんだんと怖くなってくる季節なので、旬のものをしっかりと食べて夏本番を迎えるようにしたいですね。
七夕の日は「そうめん」の食べ物が行事食となっていますが、始まりは平安時代にさかのぼると言われるほど歴史があります。
どうしてそうめんが七夕の食べ物になっているのか?その由来などをこちらのページでまとめてます。
もし七夕のご飯で悩んでいるなら、そうめん以外のメニューもたくさん紹介してるので、参考にしてくださいね。
あとがき
2024年の小暑はいつなのか。
また、その意味や由来、暑中見舞いとの関係など、夏を感じる小暑についてまとめましたがいかがでしたか。
小暑は七夕と同じ日になることが多いので覚えやすいとは思いますが、七夕の意識が強すぎてなかなか思い出せないかもしれませんね。
その小暑とは、だんだんと暑くなることを意味しているので、暑くなっても体を壊さないように体調管理もしっかりとしておいてくださいね。
そして、この小暑の後は大暑(7月23日ごろ)という暦が、二十四節気の並びとなっています。
暑さが厳しくなる、この大暑のころの季節も面白いことがいっぱいなので、ぜひ続けてごらんになって下さい。
参考ページ
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