衣服や布団のダニ対策では洗濯や掃除、天日干しや布団乾燥機などいろいろできることがありますよね。
でもカーペットのダニの駆除をしようと思ったら、一体どんな方法があるのでしょうか?
カーペットの場合も基本的には他の場所と同じ対策ですが、すこしカーペットだけの注意点や気をつけたいところなどもあります。
効果的にする方法やカーペットの引き方などで、ダニの予防などにも関わってくるんですね。
そこで今回は、
カーペットのダニ駆除方法はどうすればいいのか。
掃除や洗濯、天日干しや殺虫剤などでカーペットのダニ駆除はどこまで出来るのか。
効果的なダニ退治の方法についてまとめました。
カーペットのダニ駆除の方法は?
布団や畳などと同じく、カーペットにもダニは生息しています。
潜り込める空間もあるし、ダニの餌になる人間の皮膚や垢などもあるので生息しやすい場所の一つですよね。
そのカーペットのダニの駆除をしようと思ったらどんな方法があるのか。
いくつか方法はありますが、特に効果の高い方法が
- (布団)乾燥機にかける
- 50℃以上の温水につける。
- ダニよけグッズを使う。
- 掃除機をかける
こういった方法でしょうか。
ダニの弱点は「熱」と「乾燥」で、そのダニを死滅させるには、
- 50℃で20分間続けば死滅する。
- 60℃以上で死滅する。
- ダニの卵は62℃の熱に2時間ほどさらされると死滅する。
こういった条件で駆除することができます。
でも、カーペットなので大きいものだとお湯につけてのダニ退治は難しいですよね。

布団乾燥機なら最大で約70℃ほどの温風を出せるのでダニ駆除ができます。
その布団乾燥機の効果について、詳しくはコチラのページを見てもらいましょう!
ただ、布団乾燥機を使う場合は上に布団を引いたり、マット式のものを使ったりしないとカーペット全体に温風を当てるのが難しいかもしれません。
カーペットの天日干しはダニ駆除に効果ある?
カーペットのダニ駆除をするなら、天日干しをしたらいいんじゃないの?
と考えますよね。
ただ、『布団のダニ対策』のところでもお話しているのですが、天日干しだけではダニの駆除が完全にできません。
というのも、ダニは光を嫌う傾向があるので、すぐに太陽の当たらない裏側へと隠れていってしまうからです。
布団の場合もですが、天日干しをするよりも布団乾燥機のほうが全体に熱を加えられダニ退治しやすいと考えられてます。
ただ、天日干しする場合も、
- 真夏の炎天下
- 車のボンネットの上など地面が熱い所に置く
- 30分くらいで定期的にひっくり返す
こういった状況で天日干しすれば、ダニ駆除も効果的に出来るんじゃないでしょうか。
カーペットのダニ駆除にアイロンは効果ある?

って思いますよね。
実はスチームアイロンのような100℃の蒸気が出るような熱を当てると、ダニは一瞬で死滅します。
だからアイロンがけは非常に有効なんですね。
ただ、直接アイロンを当てても大丈夫な素材のカーペット限定ですし、もしかけるとしても当て布をしてアイロンがけする必要があるでしょう。
アイロンがけは効果があるとは思いますが、いくつか注意点もあるので気をつけて下さい。
カーペットのダニ駆除にドライヤーは効果ある?
ダニは熱に弱いので、駆除するにはドライヤーも効果的だと思いますよね。
確かにドライヤーも熱風の温度は高く、1200wのドライヤーであれば
こんな高温の熱風が出ます。
だからダニ対策には十分な温度なんですね。
*ただし、すべてのドライヤーに当てはまる温度ではなく低温で販売している物もあるため、あくまで目安として考えて下さい。
だから厚みのないようなカーペットには有効だと思います。
でもドライヤーの熱風を表面にサッと当てただけではダニ駆除ができません。
数秒かけながら、ゆっくりとドライヤーを当てていけばそれなりに効果が出ると思います。
ただ、ドライヤーも生地を傷めたりしないか。
死滅したダニの死骸やフン、ホコリ等が飛んでいくなどもあると思うので、いろいろ配慮が必要になるかもしれません。
こういったデメリットをまとめると、
- 内部まで熱が届きにくい
- 範囲が狭い。
- 長時間の熱風は生地を傷める可能性がある
- 布団乾燥機に比べ電気代が余計にかかる
- 時間がかかる
- 表面の死滅したダニの死骸やフンなどが飛んでいく。
と言ったように、労力をかけた割にはあまり効果が実感できない結果になりそうです。
ですので、ドライヤーの熱風の温度でダニを死滅させることは可能ですが、カーペットのダニ駆除には向いてなさそうですね。
ドライヤーやスチームアイロンはどのくらいダニ退治に効果があるのか、別のページで詳しくまとめています。
もしアイロンを掛けるならどういう方法なのかも載せてるので、ぜひ参考にしてください。
カーペットのダニ駆除に掃除や洗濯は効果ある?
カーペットのダニ駆除で、掃除や洗濯は効果があるのか?

ただ、ダニの手足の特徴的な構造に理由があって、カギ爪のように先が尖っていて掴んだ繊維を離さないようになっているんです。
例えば、昆虫のセミとかカブトムシがいますよね。
セミとかも木を掴んだらなかなか離さないじゃないですか。
その手足はカギ爪のようになっていて、しっかりと掴まえていますよね。
あの構造と同じく、ダニも掃除機で吸い込んだくらいで内部のダニは吸い込まれていかないのです。
そんなダニを掃除機で吸い込んだ様子をコチラのページで確認できます。
とはいえ、カーペットの表面のダニはある程度吸い込むことができますし、アレルゲンになるダニの死骸や糞。
ダニの餌になる人間の皮膚の剥がれや垢などを、吸い込みキレイにしてくれます。
カーペットは布団や畳のように厚みがそこまで無いので、わりと掃除機でもダニの駆除はしやすいでしょう。
カーペットに掃除機をかける時には、ある程度時間をかけながら掃除するのがポイントです。
また後でも紹介しますが「ダニよけスプレー」などをした後に掃除機をかけると効果的に駆除できますよ。
カーペットを洗濯してダニに効果あるの?
もしカーペットが洗濯出来るようなものであれば、洗ってしまうほうが安心度が高いかもしれませんよね。
でも、実はダニは洗濯では完全に除去できないことがわかりました。

ただ、洗濯して流れ落ちるダニもあります。
洗濯によるダニ除去のデータですが、
- 通常の衣服の場合90%ほど流れ落ちる。
- 少し厚みのある生地やタオルケットは約40~50%程度
だからカーペットの場合も全部ダニを除去するのは難しいでしょう。
そんなダニを洗濯機にかけた様子をコチラのページで確認できます。
ただし、最初紹介したように温度には弱いので
50℃のお湯に30分くらい浸けておく。
という方法が可能ならそれも有効な方法になるでしょう。
カーペットのダニ駆除に殺虫剤は効果ある?
カーペットのダニ駆除に殺虫剤は効果があるのか気になりますよね。
私もいくつか使っていますが、
- ダニアース
- ダニがいなくなるスプレー
この2つを使っています。
ダニアースは畳の中に薬剤を注入できるように針がついていて、広範囲にダニの駆除ができます。
普通にスプレーとしても使えるので、畳はもちろんのこと、カーペットや絨毯の表面にもスプレーすることが可能です。
また、「ダニがいなくなるスプレー」というのもあり、コチラもダニの動きを鈍らせたり、ダニを寄せ付けない成分が含まれているということで便利です。
これらは畳やカーペットなどのダニを駆除してくれますが、カーペットに掃除機をかける前に吹きかけておくと効果的です。

そうした後のダニの死骸を吸い込んだり、死ななくても動きが鈍くなるダニもいるので、それを掃除機で吸い込みやすくなったりします。
あと、畳の上にカーペットを引いている人は今すぐやめましょう。
畳にもカーペットにもダニが生息しやすく湿気も溜まりやすく、暗闇も多くになり通気性も悪くなります。
一度、あなたの家でそういった場所がないか確認してみましょう。
カーペットのダニ駆除に殺虫剤を使いたくない人へ
ダニよけスプレーは便利そうだけど、子供が触れたりして心配になるお母さんもいると思います。
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- 毎日休まず、長い期間ダニの駆除を任せられる。
- 畳の中などダニ対策の手が届きにくい所もカバーできる。
- 殺虫剤など使わないので、体に優しく子供にも安心。
ダニ捕りロボだと優しくダニ対策ができます。
カーペットだけでなく畳や布団、ソファーなども幅広く対策ができます。
洗濯できないカーペットにも使えるので便利ですよね。
実際に私も使ったので、気になる人はぜひこちらのページをチェックしてください!
あとがき
カーペットのダニ駆除方法はどうすればいいのか。
掃除や洗濯、天日干しや殺虫剤などでカーペットのダニ駆除はどこまで出来るのか。
効果的なダニ退治の方法についてまとめましたがいかがでしたか。
カーペットや畳などはダニの繁殖しやすい場所のひとつなので、定期的に掃除をしてきれいな環境にしておきたいですね。
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