暖房器具ってたくさんありますよね。
そんな中で気になるのが
電気代、灯油代、ガス代
このランニングコストを抑えることはとても大切ですし、省エネで暖房器具を選ぶ人も多いと思います。
でも、実際にすべての暖房器具の電気代を知っておくのは難しいですよね。
そこで今回は、
としてまとめました。
一般的に家電量販店でよく販売されているものが中心です。
各暖房器具で計算したものを出しましたが、一気に知りたい方は最後にまとめて比較表にしたので、それを見てもらうとすぐにわかると思います。
ぜひ、最後までご覧になって下さい。
暖房器具の電気代が安い種類
夏はエアコンや扇風機、サーキュレーターなどが冷房器具のメインですが、暖房器具の数は非常に豊富ですよね。
よく使われているものでも、ちょっと書きだすだけで、
エアコン、こたつ、石油ストーブ、ホットカーペット、ガスファンヒーター
まだまだありますよね。
たくさん種類がある暖房器具ですが、使われている燃料にはおもに、
- 電気
- 灯油
- ガス
この3種類があります。
一般的に、この3種類の中で暖房のパワーが強くなるのは、
電気代(燃料費)が安くなるのは、
このように考えられています。
その中からまずは、
これをピックアップしますね。
電気を使う暖房器具の種類
電気を使う暖房器具はたくさんあり、家電量販店でも販売されている一般家庭でよく使われるものを並べます。
- エアコン
- こたつ
- ホットカーペット
- 電気ストーブ
- 電気毛布
- 電気あんか
- 湯たんぽ
- オイルヒーター
- セラミックヒーター
- パネルヒーター
このあたりですね。
さて、これらの暖房器具の電気代ですが比較すると安いものはどれなのか見ていきましょう。
暖房器具の電気代比較ランキング
暖房器具の電気代の比較ですが、最初に断っておきたいのは今回の比較は
として出しているのであって、例えば「エアコン」と「電気あんか」の暖房能力や範囲は全然違いますよね。
生活環境や外気温、気密性など使う条件にも左右されるので、正確な数字ではありません。
あくまで、電気代がどれくらいなのかという比較として、光熱費とかの参考にしてもらえたらと思います。
では、それぞれの暖房器具の一時間当たりの電気代がどのくらいなのかまとめました。
*1kWh=27円で計算しています。
エアコンの電気代
エアコンの6畳用で490Wとします。
1kWh=27円の場合で計算して、1時間使ったとすると
こんな感じですね。
*長時間の運転になると、必要な電力が温度の維持だけになり、これよりも電気代が下がる可能性もあります。
部屋全体の暖房器具としてはかなり優秀。
参考ページ暖房をつけっぱなしで寝るのは健康に悪い?電気代や火事の心配は?
こたつの電気代
60㎝正方形のコタツで見ていきます。
その消費電力と電気代は、
消費電力弱運転:約80W
強運転:約190W
弱運転:約2.2円
強運転:約5.1円
こんな感じですね。
足元を温める暖房器具ですが、電気代はかなり優秀。
サーもスタッド機能もあり、省エネにも力が入っています。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ
ホットカーペットの電気代
1畳用ホットカーペットの場合で、その消費電力と電気代は、
消費電力中運転:約90.0W
強運転:約134.7W
中運転:約2.6円
強運転:約3.6円
意外と電気代がかからないのがホットカーペット。
こたつと比較してもその電気代はかなり優秀で、生活スタイルでコタツかホットカーペットかを選ぶのがスマートです。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページホットカーペットの消費電力や電気代、値段は?こたつとの比較は?
電気ストーブの電気代
小さめの電気ストーブの場合で、その消費電力と電気代は、
消費電力弱:400W
強:800W
弱運転:10.8円
強運転:21.6円
小さいわりに電気代をすごく喰うので、コスト的にはオススメしません。
しっかりと使う場所を考えてから買うようにしたい暖房器具です。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ電気ストーブの消費電力や電気代は高い?安い?値段やエアコンとの比較
電気毛布の電気代
「140(cm)×80(cm)」の大きさ
その消費電力と電気代は、
消費電力弱:3W
中:18W
強:31W
弱:約0.08円
中:約0.49円
強:約0.83円
ものすごく優秀な暖房器具で、個人としても一番オススメ。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ
電気あんかの電気代
一般的な電気あんかで、その消費電力と電気代は、
消費電力弱:約0.4W
中:約3.3W
強:約5.6W
弱:約0.01円
中:約0.09円
強:約0.15円
ダントツで電気代が安い暖房器具!
寝るときにちょっと熱源が欲しい時は重宝します。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ電気あんかの電気代や消費電力、値段は?電気毛布や湯たんぽとの比較
湯たんぽの準備費
もはや家電ではないですが、湯たんぽも冬を代表する暖房器具です。
2Lのお湯を使った湯たんぽガス代は約3.2円
2Lの水:0.48円
合計:3.68円
湯たんぽの良さは料金以外にあります。
かかるお金は安いですが、メリットとデメリットがはっきりしてるので使う人を選びます。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ電気あんかの電気代や消費電力、値段は?電気毛布や湯たんぽとの比較
*記事内の下の方で比較しています。
オイルヒーターの電気代
一般的なオイルヒーターで、その消費電力と電気代は、
消費電力弱:500W
中:700W
強:1200W
弱:12円
中:18.9円
強:32.4円
ダントツで電気代がかかる暖房器具
でも、それを超えた良さを感じれる人には神の暖房器具です。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ
セラミックヒーターの電気代
一般的なセラミックヒーターで、その消費電力と電気代は、
消費電力弱:600W
強:1200W
弱:16.2円
強:32.4円
こちらもかなり電気代がかかる暖房器具
ただ、使いどころがハッキリしているので、かなり便利に使えます。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページセラミックヒーターの電気代や消費電力、値段は?比較すると高い?
パネルヒーターの電気代
かなり小さめのパネルヒーターで、その消費電力と電気代は、
消費電力と電気代160W(4.32円)
大きめサイズのパネルヒーターで、
消費電力と電気代弱:450W(12.15円)
強:900W(24.3円)
中途半端な感じが否めません。
メリット、デメリットともに薄いので決め手に欠けます。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページパネルヒーターの電気代や消費電力は?コタツやエアコンとの比較は?
ガスや石油を使う暖房器具の燃費は?
電気を使う暖房器具以外にも、ガスや石油を使うものがありますよね。
- 石油ストーブ
- 石油ファンヒーター
- ガスファンヒーター
よく使われるのはこのあたりですね。
では、この暖房器具の燃費はどのくらいなのか、計算して出してみました。
灯油:1L=70円(18L:1260円)
石油ストーブの灯油代
木造6畳/コンクリ8畳用
燃料消費量:0.218L/h
約15.3円
石油ストーブは日本の心!
めんどくさいし危ないし、特別安いわけでもない。
でも、すごく温かいし火力としても使えるのは魅力です!
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ石油ストーブの燃費や価格は安いの?エアコンの電気代と比較すると?
石油ファンヒーターの灯油代
木造9畳/コンクリ12畳用
灯油の燃費最少:約5.0円
最大:約21.7円
最少:約1.5円
最大:約2.6円
最少:約6.5円
最大:約24.3円
実はかなり高性能!
「移動できるエアコン」と考えてもいいくらい使い勝手はいい。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ石油ファンヒーターの燃費や電気代は?エアコンと比較するとどう?
ガスファンヒーターのガス代
木造7畳/コンクリ9畳用
20号都市ガス13A対応
約5.9~27.7円
電気代約0.6~0.8円
合計約6.5~28.5円
ガスファンヒーターのパワーは最強
条件が多くて高いハードルがありますが、越えれば天国。
具体的な商品や計算はこちらで。
参考ページ
ガスの種類=13Aの東京ガス
MJ:45MJ/m3
1m3=10,750kcal
10,750÷860.4=「約12.5kw/m3」
1kw=0.08m3
※kcal÷860.4=kw/m3
約142円/m3で計算
さて、全部でこのようになりました。
では、これらを分かりやすいようにまとめたのが、次の比較表です。
暖房器具のコスト比較表
消費電力 (燃料消費量) | 電気代 (灯油.ガス) | |
エアコン | 490W | 13.2円 |
こたつ | 弱:80W 強:190W | 弱:2.2円 強:5.1円 |
ホット カーペット | 中:90.0W 強:134.7W | 中:2.6円 強:3.6円 |
電気 ストーブ | 弱:400W 強:800W | 弱:10.8円 強:21.6円 |
電気毛布 | 弱:3W 中:18W 強:31W | 弱:0.09円 中:0.49円 強:0.83円 |
電気あんか | 弱:0.4W 中:3.3W 強:5.6W | 弱:0.01円 中:0.09円 強:0.15円 |
湯たんぽ | 0.02232 (m3) | ガス:3.2円 水:0.48円 計:3.68円 |
オイル ヒーター | 弱:500W 中:700W 強:1200W | 弱:12円 中:18.9円 強:32.4円 |
セラミック ヒーター | 弱:600W 強:1200W | 弱:16.2円 強:32.4円 |
パネル ヒーター | 弱:450W 強:900W | 弱:12.2円 強:24.3円 |
石油 ストーブ | 最大 0.218L/h | 15.3円 |
石油ファン ヒーター | 最大 0.311L/h | 14.4円 |
ガスファン ヒーター | 最大 2.44kW | 17.5円 |
生活環境や外気温、気密性など使う条件にも左右されるので、正確な数字ではありません。
規格も同じにはできないので、あくまで電気代の比較として参考にして下さい。
細かい条件はそれぞれで見てもらえればと思いますが、電気毛布や電気あんかは相当省エネですよね。
ホットカーペットやコタツもかなり優秀で、本当に電気代を節約したい方の中心になると思います。
しっかりとそれぞれの役割がどこにあるのか見極めて使わないと、請求書が来た時にビックリします。
そして部屋全体を暖める
- エアコン
- 石油ストーブ
- 石油ファンヒーター
- ガスファンヒーター
これらもコストが出ていますが、最初紹介したように一般的に、この3種類の中で暖房のパワーが強くなるのは、
電気代(燃料費)が安くなるのは、
このように考えられています。
どれにするかは、生活環境に合わせて使い分けて節約しながら使ってもらうと上手に行くと思いますよ。
あとがき
暖房器具の種類と消費電力や電気代。
そして、灯油やガスの燃料も含めた、暖房器具の電気代比較ランキングをまとめましたがいかがでしたか。
こうやって比較すると、どれが安くてどれが高いのか一目瞭然ですね。
ただ、節約したい人にはどれがいいのかわかるし、また、今まで冬の電気代が高かったのは、
こんな答えに辿り着くかも。
暖房器具はたくさんあるので迷う方も多いですが、電気代の面で選びたい人には、このランキング表が役立つのではないでしょうか。
あとは、それぞれの暖房器具が、
- どんな場面で役立つのか?
- どんなメリットがあるのか?
- どんなデメリットがあるのか?
これも大切ですよね。
- 部屋全体を暖めるのか?
- 移動させたいのか?
- 風でホコリが舞わないか?
いろいろ求めることがありますよね。
それをこちらの記事でまとめました。
参考ページ電気代節約とはまた違った視点で暖房器具選びができるので、こちらもぜひ参考にしてください。
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