昔からある暖房器具で、今でも人気の高い石油ストーブ。
そんな石油ストーブをこれから買おうか迷っている人も、
石油ストーブの燃費って安いんだろうか?
ちょっと気になりますよね。
![](https://sk-utorix2.com/wp-content/uploads/2019/02/naruhodone.jpg)
また、石油ストーブは単純な暖房能力以外にも「火力」といった魅力があります。
ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かしたり、スルメなど食べ物を暖めるなんてことができるから、人によっては燃費を超える魅力があったりするんですね。
そこで今回は、
- 石油ストーブの燃費は具体的にどのくらい?
- エアコンの電気代と比較すると?
- 本体の価格はいくらくらい?
こんな気になる「石油ストーブのお金の話」を中心にまとめました。
石油ストーブの燃費は安いの?
石油ストーブを使うときには、灯油を準備しないと使うことができません。
電気ストーブと違って少し準備が必要になってきますが、長年愛され続けている暖房器具ですよね。
そんな石油ストーブの灯油はガソリンスタンドなどで購入することができますが、気になる事の一つに
石油ストーブの燃費は安いんだろうか?
こんな心配があると思います。
長く使っている人は感覚的にわかっていると思いますが、これから使おうかと思っている人は難しいですよね。
そこで、石油ストーブの1時間当たりの燃費はどのくらいなのか計算してみました。
具体的な商品を見ていった方がわかりやすいので、今回は
コロナ 石油ストーブ 3.7L RX-2217Y(HD)
(木造6畳/コンクリート8畳)
この石油ストーブで見ていきたいと思います。
コロナの石油ストーブの燃費は?
本体サイズ:幅45.2×奥行32.4×高さ47.5cm
本体重量:7.4kg
原産国:日本
暖房出力:2.24kW
暖房の目安:木造6畳まで コンクリート8畳まで
タンク容量:3.7L
燃焼継続時間:約17時間
燃料消費量:0.218L/h
電源:乾電池(別売)単一型2個
この石油ストーブで見ておく点が、
- タンク容量:3.7L
- 燃焼継続時間:約17時間
- 燃料消費量:0.218L/h
つまり、
![1時間で0.218Lの灯油を使うので、タンク満タン3.7Lだったら約17時間もつ。](https://sk-utorix2.com/wp-content/uploads/2017/04/icon-b-tk01-bule.png)
こんな意味の説明書きになります。
さて、石油ストーブの燃料となる「灯油」ですが、これは時期や地域によっても結構変わります。
ここでは計算がわかりやすいように
この金額で見ていきますね。
まず「燃料消費量:0.218L/h」だから
1時間にかかる灯油の燃料費は約15.3円になります。
だからタンク満タン(3.7L)だと約17時間持つので
このくらいのお金がかかるということになりますね。
今回の具体例にしたこのストーブは「木造6畳まで/コンクリート8畳まで」というものでかなり小さいです。
だからもっと広い部屋で使うタイプの場合は、「燃料消費量」が「0.3~0.6L/h」などとなってきます。
また、この表示の燃料消費量は最大の時なので、火の加減を調節すると変わります。
今回の燃費は石油ストーブの中でも結構少ないものとして、参考の数字にしてもらうと良いと思います。
また、灯油の値段は2016年に「18L:1100円」ほどで、かなり安い時期がありましたが、少しずつ値段が上がっています。
石油ストーブとエアコンの電気代を比較すると?
さて、石油ストーブの燃費について計算すると、ある程度参考となる金額が出ましたね。
そうなるとやっぱり気になるのが、
エアコンの電気代との比較
これじゃないですか。
![](https://sk-utorix2.com/wp-content/uploads/2019/02/gimon01.jpg)
と、誰もが気になるところですが、そこでエアコンの電気代について見てみましょう。
エアコン暖房使用時の電気代は、6畳用で490Wほどと考えられてます。
エアコンの場合、一度設定温度まで上がったら、あとはその温度を維持するだけの電力で済むので、そんなビックリするような電気代にはなりません。
*外気温との差や部屋の気密性、大きさなど左右することがあります。
6畳用490wで1kWh=27円の場合で計算して、8時間使ったとすると
1時間:490×27÷1000=13.2円
8時間:13.2円×8=105.8円
*1kWh=27円
こんな感じですね。
参考ページ暖房をつけっぱなしで寝るのは健康に悪い?電気代や火事の心配は?
長時間の運転になると、必要な電力が温度の維持だけになり、これよりも電気代が下がる可能性もあります。
先ほどの石油ストーブの1時間当たりの燃費が「約15.3円」だったので、比較するとエアコンの方が若干お得な感じですね。
とは言え、石油ストーブもわりと燃費は安いと考えておいていいと思います。
石油ストーブと他の暖房器具との比較
石油ストーブの他にもよく使われる暖房器具と言えば、例えば
- 電気ストーブ
- こたつ
- ホットカーペット
こういったものですよね。
その中でもよく似ている電気ストーブと比較してみましょう。
![](https://sk-utorix2.com/wp-content/uploads/2019/02/naruhodone.jpg)
というのも、電気ストーブはオーブントースターのようなもので、それをずっとつけていると考えて下さい。
その消費電力はエアコン並みにあって、私の持っているものだと
こんなにもあるんです。
1時間あたりで計算すると
これはエアコンのように一定の温度に達したら電力が下がるなんてことはないので、使った時間に比例して電気代も上がります。
電気ストーブでは部屋全体を暖めるのには向いていないので、用途に合わせた暖房器具を使っていきたいですね。
石油ストーブの価格はいくらくらい?
先ほど例で見た石油ストーブは、
といって、燃焼筒の奥に熱の反射板があって、正面や上部に熱が集中して放出しやすくなっています。
もう一つに、
というのがあって、ストーブの周りをまんべんなく暖めてくれます。
熱くなった空気は上昇して対流を作る効果が高いので、部屋の中心に置いて効率良く暖房ができるといったストーブです。
この2つの種類が販売されているのをたくさん見かけます。
家電量販店などでは、反射式石油ストーブの方が占める割合としては大きいですね。
どちらもピンキリですが、
6,000~15,000円
対流式ストーブ10,000~20,000円
おおよそですが、このくらいの価格範囲で販売されていると思います。
石油ストーブの値段が安い時期って?
石油ストーブを買おうかと思った時に、
![](https://sk-utorix2.com/wp-content/uploads/2019/02/gimon01.jpg)
こんな疑問が思い浮かぶと思います。
まずは暖房器具ということで、5~10月頃はなかなか置いている所も少ないかと思います。
購入する時期は11~3月頃ですよね。
その中でもやっぱりシーズンオフが近づく「2~3月」というのは、在庫処分や決算期もあって安くしている店が多いです。
比較的この時期に狙っていくと、安く買えることが多いと思いますよ。
あとがき
石油ストーブの燃費やエアコンの電気代との比較。
また、その本体価格などを見てきましたがいかがでしたか。
石油ストーブもわりと燃費はいい方だと思うので、そこまでビックリするような金額にはならないと思います。
石油ストーブは暖房としてはもちろんですが、上にやかんを置いてお湯を沸かしたり、スルメをあぶったりなど、単純に「火力」として使えるのもいいですよね。
ここには燃費以外の大きなメリットがあると思うので、人によってはエアコンなどよりも全然燃費の良い暖房器具になる可能性があります。
石油ストーブは、他の暖房器具では得られない付加価値があるので、これも暖房器具選びの大きな魅力として知っておきたいポイントです。
*ただし、大なべなど天板からはみ出るようなものは危険度が高いので禁止されています。
やかんなども置く場合は十分注意してください。
また、石油を使った暖房器具で「石油ファンヒーター」もあります。
火が危ないな~、と思う人はこっちの方がいいですね。
冬場は石油ストーブをはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。
低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。
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