電気ストーブは本体が小さく値段も安く、瞬間的に暖かくなるので使い勝手がよく重宝される暖房器具です。
そこで気になるのは、電気ストーブの消費電力や電気代ですよね。
実は、電気ストーブは本体が小さい割にかなりの電気を喰ってしまいます。
それはエアコンなどの消費電力や電気代の具体的な数字と比較すると、さらに明らかになってくるのですね。
そんな電気ストーブは、この暖房器具の役割に合った使い方をしないと思わぬところで痛い目を見ます。
そこで今回は、
- 電気ストーブの消費電力と電気代
- 電気ストーブとエアコンの比較
- 電気ストーブのメリットを生かした上手な使い方
この3点を中心にまとめました。
今までの使い方を見直すためにも、ぜひ最後までご覧になって下さい。
電気ストーブは消費電力や電気代は高い?安い?
昔は石油ストーブが当たり前でしたが、今は電気ストーブの普及も非常に多くなり、各家庭でも1台くらいはあるところも多くなりましたよね。
点けたら一瞬で温まることができるし、何かと便利な電気ストーブ。
でも、やはり気になるのは
電気ストーブの消費電力や電気代は高いのか?安いのか?
ここではないですか。
私も一台持っているのですが、その電気ストーブの消費電力は
「800W」と書かれていますね。
私の持っているものは、切換式のもので弱と強があります。
それぞれの消費電力で表示すると
弱:400W
強:800W
といった感じです。
これはどのくらいの電気代になるのか計算してみましょう。
電気ストーブの1時間の電気代は結構高い
弱運転(400W)で1時間使った場合どのくらいの電気代になるのか計算していきます。
1kWh=27円として計算すると、
400×27÷1000=10.8円
弱運転では10.8円
強運転では21.6円
電気ストーブの値段はいくらくらい?
この電気ストーブは、安いものだと1000円台で購入することができます。
私が購入した物は2000円台でした。
とは言え、電気ストーブもピンキリで高いものだと20,000円くらいのハイグレードな物もあります。
というのも、電気ストーブと1つで区切っていますが、私が持っている電気ストーブは
「ニクロム線電気ストーブ」
と呼ばれるものです。(発熱体にニクロム線を石英菅で覆ったもの)
一般的なオーブントースターをイメージすると、同じなのでわかりやすいと思います。
他に
- ハロゲンヒーター
- カーボンヒーター
といったものも流通していて、いろんな形のものが増えました。
それに合わせて値段も変わってきますが、5,000円もあればかなり良いものが購入できるのではないでしょうか。
電気ストーブとエアコン比較!どっちの電気代が安い?
電気ストーブの消費電力や電気代を見てきましたが、エアコンと比較してどちらが安いのか気になりますよね。
電気ストーブの消費電力と電気代は
1時間当たり
弱運転(400W):10.8円
強運転(800W):21.6円
一方のエアコンですが、6畳用のもので消費電力はおよそ490W程度になっています。
この電気代を計算すると
1時間当たり490×27÷1000=13.2円
*1kWh=27円
だいたい13.2円の電気代がかかります。
エアコンの場合、一度設定温度まで上がったら、あとはその温度を維持するだけの電力で済みます。
もし1時間かからず設定温度まで達したら、その後は少ない消費電力で維持することになるでしょう。
だから、環境によってはもう少し安くなるかもしれません。
弱運転(400W):10.8円
強運転(800W):21.6円
490W:13.2円
電気ストーブの弱運転とエアコンであまり変わりがないことがわかります。
電気ストーブの強運転だと、エアコンの電気代を越してしまいますよね。
電気ストーブとエアコンだったら圧倒的にエアコンの方が電気代がかかりそうですが、実は意外と電気ストーブの方が電気代がかかる。
ということがわかります。
あくまで一例ですが、今回の比較は目安にはなりますよね。
エアコン暖房の上手な使い方
エアコンより電気ストーブの方が電気代がかかってしまうかもしれない。
これってけっこう落とし穴で、知らず知らずのうちに冬の電気代が高くなる原因の一つなんですね。
本体も小さいし値段も安いし、そんなに電気代もかからないだろうと思って長時間つけていると痛い目を見ます。
エアコンは最初の運転にはすごいエネルギーを使いますが、運転して温度が上がってきたらあとは温度維持のためだけにエネルギーを使えばいいので、そんなに電気代も上がりません。
わかりやすく例えると
「自転車を漕ぐとき。」
このイメージがわかりやすいのでは。
少しの時間部屋をはなれるだけなのに暖房を消して外出すると、部屋の温度はまた元に戻ります。
そこで再びエアコンのスイッチを入れると、また初めからになりますよね。
だから、せっかく部屋の温度が上がったのにエアコンを切ってしまうと、また温度が下がってしまうので、再び設定温度に戻すために大きな電力が必要となるというワケです。
ですので、仕事に行って長時間いないとかなら切った方が良いですが、小一時間程度の外出なら、そのままつけっぱなしの方が電気代は安くなります。
これは冷房暖房どちらでも言えることなんですね。
もっと詳しく見たい方は、こちらのページも読んで下さい。
参考ページつけっぱなしによる故障のリスクなどについても触れています。
電気ストーブの上手な使い方
じゃあ電気ストーブっていつ使うんだって思っちゃいますよね。
電気ストーブのメリットは
- 急速に温まる。
- 場所の移動がラクチン
- 値段が安い
- 音が静か
- 臭いがない。
こういったメリットがあります。
だから使うシーンとしては、
- 脱衣所
- トイレ内
- 外から帰って手が冷たい時
つまり、
こんな特徴がある家電です。
電気ストーブに向いた役割というのがあるので、それに合わせて上手に使っていきたいですね。
電気ストーブのオススメできない使い方
逆に、あまり電気ストーブの使い方に向いていないのは、
- 寝るときにつけっぱなし(火事になる可能性も)
- 部屋全体を暖める(エアコンなどが向いてる)
- 足元を長時間暖める(電気毛布などが向いてる)
こんな使い方していませんか。
いつも冬の電気代が高いのは、こんな使い方のせいかもしれませんね。
あとがき
電気ストーブの消費電力と電気代は高いのか、安いのか。
またエアコンとの比較や本体値段など見てきましたがいかがでしたか。
電気ストーブは本体が小さい割に、かなりの電気代が高いと意外に感じた人も多いでしょう。
部屋全体を暖めるのであればエアコンの方が向いてるので、電気ストーブの役割に合った使い方をして上手に省エネしていきましょう!
冬場は電気毛布をはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。
低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。
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