暖房

電気ストーブのつけっぱなしで火事の危険性は?タイマー付きはある?

電気ストーブ つけっぱなし

電気ストーブは値段も安く使い勝手が良いですが、実はやけどや火事の危険も高く使い方には注意が必要です。

ストーブの火事というとほとんどの人が石油ストーブを思い浮かべますが、実際には

ストーブ火事の約7割は電気ストーブ

とも言われています。

そんな電気ストーブは正しい使い方を知っておかないと、後悔することになるかもしれません。

そしてそれは「電気ストーブの電気代」という点でも、知っておいて欲しいのですね。

そこで今回は、

電気ストーブのつけっぱなしの火事の危険性

そして、

安全と電気代も考えたタイマーの活用

この2点についてまとめました。

最後まで読んでもらうと、

あなたの電気ストーブの使い方がガラッと変わる。

かもしれないので、ぜひ最後までご覧ください。

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電気ストーブのつけっぱなしの危険性は?

私も電気ストーブはもっていますが、安いものだと1,000~3,000円くらいで購入ができる便利な暖房器具です。

値段の安い電気ストーブの多くは熱源に「ニクロム線電気ストーブ」と呼ばれるものを使っています。(発熱体にニクロム線を石英菅で覆ったもの)

今回の話は主にこの電気ストーブについて触れていきます。

その電気ストーブって便利なので、ついつけっぱなしにしてしまうことってありますよね。

ただ、この

電気ストーブのつけっぱなし

は、とても危険性があります。

電気ストーブは近くのものを瞬間的に温めてくれる暖房器具なので、あまり長いこと体を近づけていると

「やけど」「低温やけど」

の危険があります。

 

電気ストーブの温度について計測している動画を見てもらうと、その温度の高さにビックリしました。

 

水が沸騰する100℃はゆうに超えて300℃以上とか、これは熱すぎてたまりません。

 

東京都でも電気ストーブの安全性について調査した結果があります。

電気ストーブの前に綿布団を置き5cm離した場合、布団の表面温度は500℃以上に上昇し煙が出ました。

10cm離した場合

表面温度は約200℃(発煙なし)

30cm離した場合

表面温度は100℃以上

物が触れていなくても距離が近いと、火災ややけどの危険が高まることがわかりました。

出典:東京都生活文化局ストーブの安全な使用について

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2014/11/60ob5100.htm

 

これだけ熱いから近くに寄りすぎると火傷するので、つけっぱなしにしていてペットや小さな子供が近づいたりしたらかなり危険ですよね。

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電気ストーブで火事になる?

さきほどの東京都の調査のように、寝るときに電気ストーブをつけっぱなしにしていると、大きな火事の原因にもなります。

もし何らかの拍子で電気ストーブに燃えやすいものが近づいたり倒れたりしてしまったら・・・。

寝ていたら絶対気づかないですよね。

また、電気ストーブを使うときに燃えやすいものが近くにあると、ものすごく危険です。

例えば、

  • 新聞紙
  • 雑誌
  • 衣服
  • ティッシュ
  • 布団
  • ビニール袋
  • カーテン
  • 障子

などなど、家の中は燃えやすいものがいっぱいです。

あとスプレー缶、カセットボンベのガスなども危ないですね。

 

電気ストーブを使うときは

  • 周りに燃えやすいものが無いようにする。
  • 寝るときに使わない。
  • つけっぱなしにしない。

こういったことが大切ですね。

 

ストーブ火災の7割が電気ストーブ!

電気ストーブ火事01ストーブを想像するといろんなものが頭に思い浮かびますが、

  1. 石油ストーブ
  2. ガスストーブ
  3. 電気ストーブ(カーボンヒータ、ハロゲンヒータ、温風機などを含む)

こういったストーブがありますよね。

 

この中で一番火事が起こりそうなのは、火を使っている石油ストーブのように思いますが、実は

ストーブ火災の約7割は電気ストーブ

だという調査結果が消防庁の調べで出ています。

昔は電気ストーブなどあまりありませんでしたが、ここ数年で急速に普及し、手軽に暖まることができるため油断も大きくなっているようです。

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電気ストーブにタイマー付きのものはあるの?

電気ストーブの寝るときの使用やつけっぱなしは、火事になる危険もあるので十分な注意が必要ですが、それを防ぐ一つの方法として

タイマーを使う

という方法もあります。

 

とは言っても、電気ストーブにタイマー機能が付いたものなんてほとんど見たことがありません。

そこで便利なのが、

このタイマー機能付きのコンセントです。

これがあると、セットしておけばコンセントの部分からタイマーが作動し、電気ストーブをオフにできます。

直感的に使えるので、使いやすいと評判ですね。

ただ、そうは言ってもしっかりと自分の目で電源を切ったことを確認をしておく方が安心です。

あくまで保険くらいの意味でつけておくのはいいかもしれませんね。

 

電気ストーブをつけっぱなしで寝た場合

電気ストーブタイマー電気ストーブは、実は結構電気代を喰います。

というのも、電気ストーブはパンを焼くオーブントースターのようなもので、それをずっとつけていると考えて下さい。

その消費電力はエアコン並みにあって、私の持っているものだと

弱=400w、強=800w 弱=400w、強=800w

こんなにもあるんです。

1時間あたりで計算すると

1時間当たりの電気代

弱運転時で10.8円
強運転時で21.6円

これはエアコンのように一定の温度に達したら電力が下がるなんてことはないので、使った時間に比例して電気代も上がります。

 

もし、強で8時間使ったら、

21.6×8=172.8円

もし一晩つけっぱなしで寝てしまったら、こんなに電気代が・・・。

エアコンをつけているよりも、かなり電気代がかかってしまうことになるので全くオススメできません。

寝るときは安全のためにも、電気代のためにも必ず消すようにしましょう!

エアコンと電気ストーブの電気代の比較はこちらでやってます。

参考ページ

電気ストーブの消費電力や電気代は?エアコンとの比較

結構衝撃的な結果が出てます。

 

つけっぱなしは危ないし電気代もかかるし、かといって部屋全体が温かくなる暖房器具でもありません。

電気ストーブは

瞬間的に小範囲を暖める、短時間稼働向けの暖房機器

こんな特徴の家電です。

電気ストーブに向いた役割というのがあるので、それに合わせて上手に使っていきたいですね。

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あとがき

電気ストーブのつけっぱなしによる火傷や火事の危険性。

そして電気代の高さについて見てきましたがいかがでしたか。

電気ストーブは近くによるとかなりの熱さなので、使い方は結構慎重にならないといけません。

その割には値段も安く使い勝手がいいので、どうしても油断しがちです。

また、ストーブの火事というと、ほとんどの人が石油ストーブを思い浮かべますが、実際にはストーブ火事の7割が電気ストーブだったというのも驚きですよね。

この辺の認識のズレも油断に繋がっているのかなあと思います。

電気ストーブを使わない時は必ず切って、火事が起こらないように注意してください。

用途に合わせた使い方をすれば、かなり便利な暖房器具なので、上手に使ってあげて下さいね。

冬場は電気ストーブをはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。

低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。

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