パネルヒーターの電気代や消費電力は?コタツやエアコンとの比較は?

パネルヒーター 電気代

最近家電量販店でもよく目にするようになったパネルヒーターですが、その消費電力や電気代は、商品によってかなり幅があります。

小さいものだと1時間4.3円ほどで安いですが、大きいものだと24円ほどかかるものもあり幅が広いんですね。

だから、あなたがパネルヒーターを買うときに、

どんな場所で
どんな時に
どのくらい使うのか

この「使う目的」によってもだいぶ変わってくるでしょう。

そこで今回は、パネルヒーターの電気代と消費電力、そして本体の値段

さらに部屋の暖房器具でメインにしている人も多い「エアコン」や「コタツ」との比較もしました。

最後まで読んでもらうと、パネルヒーターのイメージがガラッと変わるかもしれません。

パネルヒーターは特徴的で面白いことも多いので、ぜひ最後まで見ていってください。

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パネルヒーターの電気代や消費電力はどのくらい?

パネルヒーターと聞いてもピンとこない人も多いと思いますが、ここ数年で家電量販店などでもよく取り扱われるようになってきました。

それもあってか、徐々にその存在感も増してきているように思います。

そんなパネルヒーターですが、いろいろとわからないことも多いと思います。

でもそんな疑問の中でも、やっぱり一番最初に気になるのは消費電力や電気代ではないでしょうか。

この点について、具体的な商品をピックアップして例として見ていきたいと思います。

 

電気パネルヒーターの電気代や消費電力

今回はよく家電量販店でも目にする「電気パネルヒーター」で、

山善パネルヒーター

こちらを例に見ていこうと思います。

スペック

本体サイズ:幅40.5×奥行15×高さ32.5cm(脚部含)
本体重量:1.7kg
消費電力:160W
電気代:4.32円

*1kWh=27円として計算

このようになっていて、大きさのイメージは「普通の枕よりちょっと小さめくらい」の感じです。

このパネルヒーターの消費電力は

160W

これは暖房器具の中でみると、そこまで高い消費電力ではありません。

その電気代は1時間当たり4.32円となっているので、これもわりと安い方だと思います。
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パネルヒーターの電気代は幅が広い

先ほどのパネルヒーターは小さい部類ですが、パネルヒーターの中にも

  • 遠赤外線パネルヒーター
  • マイカパネルヒーター

など、いろんな種類があってそれによって消費電力や電気代も大きく変わってきます。

例えば、パネルヒーターでも人気の、

【デロンギ マイカパネルヒーター HMP900J-B】

スペック

範囲:2~6畳用
サイズ:幅69.5×奥行き26.5×高さ56.5cm
本体重量:4.6kg
電源:AC100V(50/60Hz)
消費電力:900W(弱450/強900)

このパネルヒーターだと消費電力は

弱:450W
強:900W

このようになっていますね。

すると1時間当たりの電気代は

弱:12.15円
強:24.3円

*1kWh=27円として計算

こうなってくると電気代も高めになってきます。

他に消費電力の大きなものだと1200Wになるものもあったり、かなり幅が広いですね。

 

パネルヒーターを購入するときは、

  • どこで使うのか。
  • 置く場所のスペースはどのくらいなのか
  • 電気代を考える
  • 他の暖房器具と比べてみる
  • すぐ暖まりたいのか、じんわりとなのか。

このあたりのことを考えて購入したいですね。

 

パネルヒーターを購入するときは、ある程度は

どんなことに使いたいのか?

これをイメージしておかないと、持ち腐れになってしまうことがあります。

そんなパネルヒーターの使い方の参考に、こちらの記事をご覧になって下さい。

参考ページ

パネルヒーターの火事とやけどの心配は?安全で効果的な使い方

 

後半部分にどんな使い方が効果的なのかをまとめたので、購入するときの参考にもなると思いますよ。

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パネルヒーターの本体値段はどのくらい?

このパネルヒーターにはサイズや種類が色々あるので、それによっても本体の値段が大きく変わってきます。

先ほど最初に紹介したミニタイプのパネルヒーターだと、おおよそ4,000円前後でしょうか。

家電量販店でタイミングが良ければ、2,000円台でも販売されているところも見ています。

また、大きめのサイズのものは8,000円~15,000円の間くらいでしょうか。

だいたいはこのくらいの値段で良いものが購入できると思います。

これ以上に高価なパネルヒーターもありますが、かなり大きめのものを購入するときに候補に入れるといった感じですね。

 

パネルヒーターの値段が安い時期って?

パネルヒーターを買おうかとした時に、

安い時期っていつなんだろう?

こんな疑問が思い浮かぶと思います。

まずは暖房器具ということで、5~10月頃はなかなか置いている所も少ないかと思います。

購入する時期は11~3月頃ですよね。

その中でもやっぱりシーズンオフが近づく「2~3月」というのは、在庫処分や決算期もあって安くしている店が多いです。

比較的この時期に狙っていくと、安く買えることが多いと思います。

パネルヒーターだけでなく、他の暖房器具も同じような感じです。

このあたりの時期を狙うのがオススメですが、ネット通販では商品別での値動きが激しいのでわかりにくいです。

家電量販店の方が傾向はつかめやすいと思いますよ。

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パネルヒーターとコタツやエアコンとの比較は?

さて、ここまでパネルヒーターの消費電力や電気代を見てきましたが、

他の暖房器具と比べたらどうなんだろう?

ちょっと気になってきますよね。

パネルヒーターの使い道で多いのは、

狭いスペース(トイレなど)で使うとき
部屋で足元を暖めるとき
部屋の中でメインに使うとき

こういった時だと思います。

いろんなシーンで使えますが、暖房の代表ともいえる「エアコン」と比較してみましょう。

 

パネルヒーターとエアコンの電気代比較

まず、パネルヒーターの消費電力と電気代ですが、先ほどの小さめサイズでは消費電力と電気代は

160W(4.32円)

大きめサイズの消費電力と電気代は

消費電力と電気代

弱:450W(12.15円)
強:900W(24.3円)

*1kWh=27円として計算

こうなっていましたね。

 

一方のエアコンの電気代ですが、6畳タイプのエアコンを例にするとおおよそ490Wで計算されています。

このエアコンでの消費電力と電気代

490W(13.2円)

このようになっています。

6畳用490wで1kWh=27円の場合で計算して、

エアコン電気代

消費電力と電気代

1時間:490×27÷1000=13.2円

こんな感じですね。

エアコンの場合、一度設定温度まで上がったら、あとはその温度を維持するだけの電力で済むので、そんなビックリするような電気代にはなりません。

*外気温との差や部屋の気密性、大きさなど左右されることはあります。

参考ページ

暖房をつけっぱなしで寝るのは健康に悪い?電気代や火事の心配は?

 

長時間の運転になると、必要な電力が温度の維持だけになり、これよりも電気代が下がる可能性もあります。

一方でパネルヒーターの場合は、サーモスタッド機能(一定温度になると調整する機能)がないと、何時間使ってもその消費電力は下がりません。

だから、つけっぱなしの場合は、単純に使った時間分だけ電気代も増えていきます。

大きめサイズのパネルヒーターの弱運転と同じくらいなので、メインで使う場合は電気代のことを頭に入れたうえで使わないと、請求額を見て驚くことになります。

特にこだわりがなくて、部屋全体を暖めたいというだけならエアコンの方がお得です。

 

パネルヒーターとコタツの電気代比較

部屋のメインとして使える暖房器具で思い浮かぶのが「コタツ」ですよね。

このコタツの消費電力や電気代はどのくらいなのかというと、

こたつ寿命

消費電力

弱運転:約80W
強運転:約190W

1時間当たりの電気代

弱運転:約2.2円
強運転:約5.1円

*1kWh=27円として計算

一般的なものでこのくらいです。

 

コタツの場合はサーモスタッド機能がついていて、消費電力を抑えながらの運転になっています。

だからそこまで電力を使わないので、こんな安い電気代になるんですね。

参考ページ

こたつの消費電力や電気代、値段は?エアコンとの比較は?

最初に見た山善のミニパネルヒーターと同じくらいの電気代なので、コタツの効率の良さがわかりますね。

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あとがき

パネルヒーターの電気代や消費電力はどのくらいなのか。

また、本体の価格やコタツとエアコンとの比較をまとめましたがいかがでしたか。

パネルヒーターは使い方がけっこう特殊なので、どんな場所でどんな時に使いたいのかがハッキリしていないと難しいかもしれません。

例えば、トイレのような狭いスペースに置いて使いたいときや、部屋で足元を暖めるときなどに使うといった場合ですね。

セラミックヒーターに近い用途なんですが、セラミックヒーターとは違い風が出ないので、それをあなたがどうとるかです。

風でホコリが舞うのがイヤ
ぜんそくや肺が弱くて風は苦手
空気が乾燥するのは避けたい

こういう人にパネルヒーターは向いていると思います。

冬場はセラミックヒーターをはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。

低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。

 

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