日焼けすると肌がヒリヒリして痛い!
赤くなってヒリヒリして、服でこすれるのも痛いし何とかしたいと思います。
実は、この日焼けのヒリヒリは火傷です。
日焼けは火傷のⅠ度の扱いで、ヒリヒリは火傷したときと同じ対処法が必要なんです。
たかが日焼けと思って、そこまで考えてなかったですよね。
今からでも遅くないので、日焼け後のケアのしかたをしっかり身に着けて欲しいんです。
そこで今回は、
日焼けのヒリヒリの対処法はどうすればいいのか。
またそのヒリヒリ期間はいつまで続くのかなど、日焼け後のヒリヒリの痛みについてまとめました。
日焼けのヒリヒリの対処法は?
日焼けすると肌がヒリヒリしますよね。
Ⅰ度の火傷に分類されて「日光皮膚炎」と呼ばれています。
だから火傷のように肌が赤くなってヒリヒリと痛むんですね。
この日焼けのヒリヒリの対処法は、とにかく冷やすこと。
火傷をしたら冷やす事と同じで、炎症を抑えてヒリヒリを和らげます。
しっかり冷やす対処をしないとヒリヒリが長引いたり、赤みが広がったり、その後の肌ケアにも影響が出てくるのでしっかり冷やしましょう。
日焼けのヒリヒリの冷やし方
日焼けの仕方でヒリヒリの範囲も変わってきます。
海水浴やプールだと全身日焼けもありますが、その場合はシャワーで全身を冷やすのがいいでしょう。
でもあまり長く浴びすぎると体も冷えてしまうので、冷やす時間の目安としては、ひとまず15~30分程度。
日焼けのヒリヒリがある程度治まるくらいに冷やします。
あまり長く冷水を浴びていると体の中心から冷えるので、時間を決めて冷やすようにしてください。
水ぶくれの日焼け
もし日焼けで水ぶくれができたら熱傷Ⅱ度扱いです。
水ぶくれはつぶさず、皮膚科で診察して薬など処方してもらってください。
日焼けの正しい冷やし方についてはこちら
参考ページ
日焼けのヒリヒリの期間はいつまで?
日焼けのヒリヒリはまずしっかり冷やす事。
そうすれば徐々に治まっていきます。
日焼けのヒリヒリの期間は赤みが出ている期間と同じくらいなので、8時間~24時間後がピークです。
そこから2~3日ほどで赤みが消えていきます。
環境省のマニュアルにも載っているのですが、こちらの図を見てください。
参照:環境省「紫外線環境保健マニュアル」
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf
横軸が日数ですが、日焼けのヒリヒリや赤みが出るサンバーンは24時間後がピークで、その後は徐々に治まっていく感じですね。
ひどい日焼けのヒリヒリでなかったら、通常2~3日あればだいぶ引いてくると思います。
日焼け後黒くなるサンタンは長く続く
一方で日焼け後に黒くなる現象を「サンタン」といいます。
サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く肌が黒っぽくなる日焼けのことです。

徐々に薄まるとはいえ、やっぱり日焼けして黒い状態は何日も続きます。
日焼けのヒリヒリの治し方は?
日焼けのヒリヒリの治し方は、まず冷やす事。
そして冷やした後は水分補給をしっかりとすることです。
肌は太陽の紫外線や熱でやられて乾燥した状態です。
しっかり水分補給して肌の機能を取り戻すのと、熱中症予防も兼ねてるのでとても大切です。
また、肌の保湿もしたいところですがヒリヒリしているときに、無理に化粧水やクリームで保護しようとするのはやめましょう。

いつまでもシャワーの冷水など浴びてもいられないので、冷やしたタオルをヒリヒリ部分にあてるとか、保冷剤をタオルで巻いて当てることをすると気持ちいいです。
ただ間違っても冷えピタや熱さまシート、湿布などは使わないでください!
日焼けのヒリヒリが治まったら
日焼けのヒリヒリも2~3日あればだいぶ落ち着くと思います。
肌が落ち着いてきたらクリームやジェル、化粧水などでしっかり保湿してあげましょう。
肌の外側からもしっかり保湿して、本来の肌の機能を取り戻してください。
また、日焼け後の保護にはアロエの成分が入ったジェルやクリームがオススメです。
アロエの葉肉にはムコ多糖類のアロエマンナン・グルコン酸などムコ多糖類系成分が含まれており、やけどや日焼けによる皮膚の炎症を抑える作用があります。
また免疫効果や保湿効果があるため、日焼けした肌のケアに効果的です。
そしてアロエジンにはシミやソバカスの元であるメラニンの生成を少なくする働きがあり、アロエシンはメラニン色素の沈着予防効果があります。
アロエは日焼けの肌の修復に加えて、メラニンへの作用も働くといったような効能があります。