日焼け止めも多くの人が使っていると思いますが、

そんな日焼け止めの原理や仕組み、そして日焼け止めの成分がどんな役割を持っていて、どんな働きをしてるのか?
ちょっと気になりますよね。
太陽から降り注ぐ紫外線にも種類があって、日焼け止めの中に含まれる
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
といった成分が、それぞれ紫外線から肌を守ってくれているんです。
今回はそんな日焼け止めの中身についていろいろ見ていこうと思いますが、
日焼け止めの原理や仕組みはどうなっているのか。
また紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の役割やその意味。
そして日焼け止めや紫外線対策によるビタミンD不足の問題など、私たちの身近な日焼け止めについてまとめました。
日焼け止めの原理や仕組みとは?
あなたも日焼け止めをいろいろと使ったことはあると思いますが、

こんな日焼け止めの原理や、その仕組みについて疑問に思うところがあると思います。
そもそも地球上に降り注いでいる紫外線というのは
UVA(紫外線A波)
UVB(紫外線B波)
主にこの2種類と考えられています。
もう一つUVC(紫外線C波)もありますが、成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
このUVAとUVBがどのように肌に影響しているのか気になるところではありますが、図とともに見ていきましょう。
紫外線と肌への影響
参照:気象庁「紫外線とは」
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-40uv.html
この図を見てもわかるように、地表に到達する多くがUVAで、次にUVBが降り注いできますが、これと「肌へのダメージ」や「日焼けの問題」に変えてみていくと、
UVA:皮膚の奥まで届き、シワやたるみの原因となります。
UVB:シミやそばかすの原因となります、紫外線に占める割合は少ないですが肌への影響が大です。
このUVAとUVBですが、どちらも肌に影響を及ぼすものですね。
日焼けすると黒くなってきますが、あれはUVAによるものが大きいと考えられていて、
と呼ばれています。
また、夏場に肌が真っ赤になって火傷したような日焼けってありますよね。
あれはもう一方のUVBが大きな影響を及ぼしていると考えられていて、
と呼ばれてます。
夏以外でも外でずっといてると真っ赤になるような日焼けはないですが、肌の色が黒くなることはありますよね。

日焼け止めの役割は、このUVAとUVBを肌に到達しないようにするのですが、そのために
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
という成分を使って、やり方は違えど紫外線から肌を守るという役割を持っています。
では、日焼け止めに含まれるこの二つの成分が、どんな風に肌を守ってくれるのか、その原理や意味についてみていきましょう。
日焼け止めの散乱剤や吸収剤の意味は?
日焼け止めには紫外線吸収剤入りのものと、紫外線散乱剤入りのものが多く占めているという話でしたが、

というところがわかりにくいですよね。
そんな日焼け止めの二つの成分には大きな違いがあるんです。
それぞれメリット、デメリットがあるのですが、まず紫外線吸収剤とはどんな成分なのか見ていきましょう。
日焼け止めの紫外線吸収剤の原理や意味は?
紫外線吸収剤とは、その文字通り
こういう意味があって、紫外線吸収剤が含まれている日焼け止めは、肌への浸透の前にこの成分が紫外線を吸収してくれます。

肌への刺激というのは
- 熱エネルギーの発生
- 紫外線吸収剤の分子の変形や分解
- 皮膚の乾燥
これらが考えられています。
紫外線吸収剤の原理
簡単な図ですが、このように日焼け止めに含まれる吸収剤の成分が紫外線を吸収してくれる役割があります。
この紫外線吸収剤が紫外線のエネルギーを取りこんで、化学的に処理してくれます。