インフルエンザにかかると、学校は数日間出席停止の措置が取られます。
それだけインフルエンザは感染力が高く、蔓延の危険があるからなんです。
そうすると
インフルエンザの解熱後は何日で登校できるのか?
ここが気になりますよね。
また、インフルエンザで病欠する場合には、学校に提出する書類など手続きも必要になります。
そしてインフルエンザは学生だけではなく、会社勤めの大人も解熱後何日で出勤できるのか気になりますよね。
そこで今回は、インフルエンザ解熱後の登校や出勤、外出や検査も含めまとめました。
インフルエンザの解熱後何日で登校できるの?
もし子供がインフルエンザにかかってしまったら、学校をお休みさせないといけません。
この出席停止の措置は
という法律で決められていて、蔓延させないための対策です。
だから、インフルエンザにかかったら安静にして、しっかりと治すことが大切なんですね。
そしたらインフルエンザの解熱後は何日たてば登校できるのか?
ここが気になりますよね。
学校の場合には、
となっています。
ここでちょっと注意したいのは、
「発症した後」というのは発熱の翌日が1日目。
「解熱した後」というのは解熱の翌日が1日目。
ということ。
わかりにくいかもしれないので、ちょっと例を作ってみていきますね。
インフルエンザで「解熱後2日経過するまで」の例1
12/1に熱が出た場合、次の12/2が「発症した後」の日になります。
ここから最低5日間はお休みです。
12/1(日)発症日(0日目)
12/2(月)発症後の日(1日目)
12/3(火) 休
12/4(水) 休
12/5(木) 休
12/6(金) 休
インフルエンザで熱が出た、発症した日は「0日目」と数えます。
だからこの0日目も入れると、計6日間は最低でも休みになります。
例えば12/6(金)に熱が下がったとすると「解熱後2日経過するまで」というのは、
12/1(日)発症日(0日目)
12/2(月)発症後の日(1日目)
12/3(火) 休
12/4(水) 休
12/5(木) 休
12/6(金)熱が下がった。
12/7(土)解熱後1日目
12/8(日)解熱後2日目
12/9(月)学校に行ける。
このようになります。
なので、インフルエンザにかかると結構休みが必要になります。
インフルエンザで「解熱後2日経過するまで」の例2
また、インフルエンザの熱がすぐに下がったなんてこともありますよね。
この場合、インフルエンザ解熱後何日目に登校できるのか、ちょっと気になります。
そんな時の出席停止の期間であっても、0日目も入れると計6日間は最低でも休みになります。
例えば、
12/3(火)に熱が下がった場合。
このとき学校に行けるのは12/7(土)からになります。
12/1(日)発症日(0日目)
12/2(月)発症後の日(1日目)
12/3(火)熱が下がった。
12/4(水)解熱後1日目
12/5(木)解熱後2日目
12/6(金) 休
12/7(土)学校に行ける。
早く熱が下がったとしても、このようになるのですね。
もし解熱後に熱がぶり返したりすると、またその日が発熱日になってしまうので長引いてしまいます。
園児の場合のインフルエンザ解熱後の日数
先ほどまでの例は、小学生以上の学生にあてはめられるケースです。
これが保育園や幼稚園の子供の場合、
登園までの日数が解熱後3日に変わっており、一日長くなっています。
どうして保育園や幼稚園の子供の場合は一日長くなっているのかというと、まだ幼い時には免疫機能がしっかりと備わっていないからです。
では、先ほどの学校の出席停止期間の例のように、こちらも一つのケースを見ていきましょう。
インフルエンザで「解熱後3日経過するまで」の例
先ほどの
12/1(日)に発症し12/6(金)に熱が下がった例
これを見てみると「解熱後3日を経過するまで」ですので、
12/1(日)発症日(0日目)
12/2(月)発症後の日(1日目)
12/3(火) 休
12/4(水) 休
12/5(木) 休
12/6(金)熱が下がった。
12/7(土)解熱後1日目
12/8(日)解熱後2日目
12/9(月)解熱後3日目
12/10(火)登園できる。
このようになりますね。
幼稚園、保育園の子供の場合も同じく、早い段階で熱が下がったとしても、0日目も入れると計6日間は最低でも休みになります。
学校や保育園などでも、この休み期間の説明があると思うので、しっかりと頭に入れておきましょうね。
インフルエンザの解熱後何日で出勤できるの?
学校の場合は学校保健安全法というのがあって、インフルエンザにかかると休まないといけませんが、会社には季節性インフルエンザに対してこういった法律はありません。
だから、社会人の場合では、その会社規定、就業規則などであらかじめ決められていることも多く、インフルエンザも含め病気になったときの休業について定められていると思います。
例えば、次のような休みの対応です。
だから、あなたの会社がインフルエンザの解熱後何日で出勤できるのか知っておかないといけません。
これも業務の形態によって違うようで、感染力の高いインフルエンザですから周りにうつされては困るような職場では、かなりしっかりとした対応が取られると思います。
例えば、
- 学校保健安全法と同じ期間出勤停止にする。
- 医師の判断にゆだねる。
- 一週間は休ませる。
どんな対応になるかはわかりませんが、まずは会社側に尋ねたほうがいいですね。
インフルエンザで休んだ時の給料は?
インフルエンザで解熱後に復帰しても、その間の給料はどうなるの?
気になるところですが、これも会社によって違いがあるので確認しないといけません。
- 通常の欠勤扱いで無休になる。
- 有休消化をすすめられる。
- 休業手当が支払われる。
などなど、会社がどんな対応をとるのか確認しておくといいでしょう。
通常の欠勤扱いとなると給料が支払われないので、こういう時のために有休をとってある人も多いようです。
インフルエンザで休業手当が支払われることもありますが、あまりそういったケースは多くないようです。
インフルエンザの解熱後にすぐ外出していい?
インフルエンザの解熱後の登校ですが、学校保健安全法では2日間安静にしないといけません。
これは学生以外でも、できるなら大人も解熱後2日ほど安静にしておきたいので、あまり外出はよくありません。
というのも、インフルエンザは解熱後もウイルスが残っているからです。
無理をして体力を使うと再びウイルス活動が活発になり、熱がぶり返すことも結構あるようです。
だから熱が下がったからと言って、あまりむやみな外出は避けて安静にしておく方が良いでしょう。
インフルエンザの解熱後の検査
インフルエンザの解熱後に病院に行って検査をしてもらおうと考える人もいると思います。
でも、インフルエンザは熱が下がってからだと正確な検査ができない可能性があります。
というのも、検査の時にはウイルスの確認が必要なので、解熱後のピークを過ぎた状態ではうまく結果が出ないこともあるようです。
検査タイミングで一番いいのは、
この期間がハッキリ結果が出やすいようです
もし、インフルエンザの検査に行かれるなら、解熱後ではなく発症後にあまり日をあけずに行った方が結果がわかりやすいでしょう。
インフルエンザの検査ってどんなことをするのか。
お金はいくらくらいかかるのか、気になることも多いですよね。
そんなインフルエンザの検査については、別の記事で詳しくまとめています。
参考ページ
インフルエンザで学校を休む際には医師の検査が必要ですので、ぜひこちらも読んでおいてくださいね。
あとがき
インフルエンザの解熱後は何日で登校や出勤ができるのか。
また、外出や病院検査のタイミングも含めまとめましたがいかがでしたか。
インフルエンザを発症したら学校や会社を休まないといけませんが、学校はかなり日数が休みになります。
会社も無理をしてはいけませんが、数日は休まないとしんどいですし周りにも迷惑が掛かります。
やっぱりインフルエンザにかかってしまうと体もつらいし、診察などでお金もかかるし仕事は給料も入ってこないことが多いです。
インフルエンザにかかっていいことはないので、やはりそのための予防をしっかりとしておくことが大切ですね。
予防には手洗いや食べ物をはじめ、グッズや予防接種など様々あるのでぜひ一度ご覧になって下さい。
何か一つでも新たな発見があるかもしれませんよ。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期はいつからいつまでなのか。そして予防接種の効果や副作用について。
そしてインフルエンザの潜伏期間からA型とB型の症状の違いについて、感染経路や期間も触れた記事を用意しています。
流行のピークを知って予防に努めたり、インフルエンザ対策の食べ物や湿度管理もまとめています。また学校や会社を休むときの出席、出勤停止期間などもあるので一緒に確認していきましょう!
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