宝くじが当選したら、当然みんな換金に行くものだと思いますよね。
でも、実は宝くじには未換金のクジがたくさん存在し、それだけでも何十億円と毎年のように換金に来ない人達がいるんです。

他にも、宝くじはほぼ売れ残りが存在しますが、それっていったいどんな扱いになっているのか?
売れ残りに1等とか入ってたらどうなるのか気になってしまいます。
そこで今回は、
宝くじの売れ残りや未換金の券はどんな扱いになっているのか。
また宝くじの収益金の使いみちなど、自分の当選とは離れたところのお金の流れについてまとめました。
宝くじの売れ残りってどうなってるの?
宝くじと言えばジャンボ宝くじが真っ先に思い浮かぶ人も多いですよね。
そんなジャンボ宝くじって毎回完全に売り切れることなんて無いと思うけど、売れ残りっていったいどうなってるのか?

そんな売れ残りの宝くじ券は、販売期間が終わったらみずほ銀行に集められ廃棄されるようです。
そして、その売れ残りの番号データを集計し抽選が行われるとのこと。
これは抽選してから回収していたのでは、販売店で抜き取ることが簡単になることと、売れ残りの番号データ収集のためとのことです。
また、宝くじの売れ残りデータが有ることで、不正の防止にも役立てられますね。
だから宝くじの売れ残りの件の中にも、1等当選した券が混ざっている可能性はあるということになります。
宝くじの未換金の券はどうなってるの?
もう一つ宝くじで気になるのが未換金の券の扱いはどうなってしまうのか?

有効期限は抽選発表から一年間ありますが、それが過ぎるとただの紙切れになってしまいます。
そんな宝くじの抽選券を換金しないというのは、ただ忘れているだけなのか、換金できない理由があるのか。
換金してしまうと人生が狂うと怖くなってしまったのか。
色々理由はあると思いますが、この未完金券の扱いは
宝くじの収益金と同じく発売元の全国都道府県及び20指定都市で公共事業等に使われます。
つまり宝くじの時効当せん金は、宝くじの収益の中に入ってしまうというわけです。
せっかく当たったのに、こんな馬鹿らしいことはないと思いますが、いま一度確認はして欲しいですよね。
宝くじを換金しない理由

お金が欲しくて宝くじ買ったんじゃないのって思いますよね。
でも、その換金しない様々事情があると思うので、その辺りをいろいろと調べるといろいろ理由がありました。
- 宝くじを買ったことを忘れていた。
- 当選番号を見間違えていた。
- 宝くじを買ったが無くしてしまった。
- 当選番号を確認していなかった。
- 当選していたが人生が狂いそうで怖くなった。
- 購入者が亡くなってしまった。
だいたいこのようなことで未換金となっている場合が多いようです。

でも、金銭的に困っている人たちではなく、なんとなく余興で購入している人が多かったですね。
そんな方の部屋の整理をさせてもらう時に、たまに未開封の宝くじがあったりしますが、こういった感じで忘れ去られていくんだなって思いました。
自分だったら抽選日に何度もホームページチェックしちゃってますけど…。
このくらい余裕がないとダメなんでしょうかねぇ。
宝くじで高額当選した人がどうなったのかなどのお話は、こちらのページでまとめてるので、気になる方は読んでみて下さい。
宝くじの未換金券を減らすための宝くじの日
実は毎年9月2日は「くじの日」と言って、ハズレた宝くじの件を対象に抽選が行われます。
その抽選に当選すると、お金ではないですが様々な商品がもらえるという、いわば敗者復活的な抽選があるんです。
だからそこで、もう一度宝くじを見直す機会があるわけなんですね。
こういう機会を設けることで、

こんなふうに思い出してもらう狙いもあるようです。
この宝くじの日の抽選は、抽選番号をそのまま使います。
対象はジャンボ宝くじや通常宝くじで、ロト7のような数字選択式宝くじは対象外です。
実はスクラッチもこの対象になっているので、良かったら確認して下さい。
詳細はコチラで詳しくまとめてるので、読んでくださいネ。
宝くじの収益は何に使ってるの?
宝くじは販売金額のおよそ半分ほどが収益になっています。
実は、宝くじの法律でこの内容は決められています。
(当せん金付証票の当せん金品の限度)
第五条 当せん金付証票の当せん金品の金額又は価格の総額は、その発売総額の五割に相当する額(加算型当せん金付証票にあつては、その額に加算金(第二条第二項の加算金をいう。以下同じ。)の額を加えた額)をこえてはならない。
つまりジャンボ宝くじの場合、300円の5割である150円を超えてしまってはいけないことになっているんです。
これらの宝くじの収益金は、発売元の全国都道府県及び20指定都市へ納められ公共事業等に使われます。
これが約40%程度(39.6%)と言われています。
残りの約60%は、
社会貢献広報費(1.3%)
印刷経費、売りさばき手数料など(12.3%)
当せん金(46.8%)
*平成28年度
中には「東京2020大会協賛くじ」などのわかりやすい宝くじもありますね。
この宝くじの収益金の一部は、東京2020オリンピック・パラリンピックムーブメントの推進に活用されます。
また発売団体において、公共施設等のユニバーサルデザイン化の推進の財源として活用されます。
「東日本大震災復興宝くじ」というのもありましたよね。
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