ダニ

家のダニは目に見える大きさなの?糞や死骸、卵は肉眼でも見える?

ダニ 大きさ

家の中にはダニがいると言うけれど、なかなか自分の目で見ることはできないですよね。

肉眼で見えないから大丈夫というわけではないですが、やはり実際にダニが見えない大きさなので実感が湧きません。

でも、ダニって一体どのくらいの大きさなのかな?

やっぱり見えないと言っても、どのくらいの小ささなのかは気になると思います。

そこで今回は、

家のダニは目に見える大きさなのか。

チリダニを始めとするダニの大きさや、屋外に生息するマダニやイエダニの大きさとの比較。

そしてダニの糞や卵などは肉眼で確認できるのかなど、家に必ずいると言われるダニの存在についてまとめました。

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家のダニは目に見える大きさなの?

家には必ずダニがいると言われていますが、そのダニの種類は大体10~15種類程度に絞られてくるようです。

そしてその中でも多いのが「チリダニ」という種類で、家のおよそ8割を占めていると言われています。

そのチリダニには

  • コナヒョウヒダニ
  • ヤケヒョウヒダニ

というダニの種類がいて、大きさは0.1~0.3mm程度で色は乳白色をしています。

だから単体を肉眼で見るのは難しい大きさです。

下が黒色で集団でモゾモゾと動いていると見えやすいと思います。

パッと見ただけではチリダニを見つけるのは難しいでしょうね。

 

家で大量に繁殖するダニは、このチリダニについて言われていることが多く、

室温:20~30℃
湿度:60~80%
人間の剥がれた皮膚や垢などがエサになる

こういった環境が整いやすい布団や畳の中、カーペットやソファーなどの餌が豊富にある場所で増えていきます。

そんなダニの寿命や生態については、こちらのページでさらに詳しくまとめてます。

 

ダニはどんな生活をしてるのか、その特徴や繁殖の仕方など興味深いことがわかると思います。

ダニ対策で「敵を知る」ためにも、ぜひ読んでみて下さい。

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家にいるその他のダニや大きさ

家のダニはチリダニがおよそ8割がた占めることになりますが、残りはどんなダニがいるのか?

ハウスダストの中にいるダニを調査した割合など、いろんな所が研究として発表していますが、その一つの内訳として大まかな種類と割合ですが、

  • チリダニ:85%
  • ササラダニ:5%
  • ツメダニ:4%
  • コナダニ:3%
  • ニクダニ:2%
  • ホコリダニ:1%

このようになっています。

チリダニが多くて、その次にササラダニ、ツメダニといった種類が多くなるようですが、この割合を見てもだいたいチリダニですね。

これらのダニは人を刺さないので直接的な害はないのですが、唯一刺してくるのが「ツメダニ」です。

 

ツメダニや他のダニは目に見える大きさなの?

ツメダニは割合的には少ないのですが、人を刺す家のダニとして知られています。

ツメダニの大きさは約0.4~0.8mmなので、チリダニに比べると倍近い大きさです。

ただ、それでも大きさとしては小さいので肉眼で見るのは難しいですね。

 

ツメダニは先ほどのチリダニを捕食して繁殖するので、チリダニが多いと自然とツメダニも多くなります。

だからチリダニの駆除がしっかりとできれば、コチラのツメダニの数も自然と減っていくことになりますね。

このツメダニ以外では

  • ササラダニ:約0.3mm
  • コナダニ:約0.4mm
  • ニクダニ:約0.4mm
  • ホコリダニ:約0.1mm

どれも小さいダニなので、目で見える大きさとは言いにくいですね。

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コナダニが大量発生する意外な場所とは?

チリダニが家の中でほとんどを占めていますが、コナダニが意外な場所で発生し世間を騒がせたことがありました。

それが

ダニ 大きさ 肉眼

お好み焼きの粉の中にコナダニなどが発生し、それを使って料理を作って食べた所、子供がアナフィラキシーショックを起こした。

と言った出来事です。

 

コナダニは食品を害するダニで、貯蔵食品に大量発生します。

具体的なところで、お好み焼き粉のような小麦粉に大量発生することがあり、袋の中でダニが増えてしまい、それを口にしてしまうわけです。

加熱処理をしてもダニは死ぬかもしれませんが、アレルギーの原因となるダニの死骸や糞などは残ったままになるので危険なんです。

このダニとそれを守るための食品の保存などについて、別のページで特集しています。

 

あなたの家に保存している食品が大丈夫かどうか?

いま一度、この機会に確認したほうがいいかもしれませんよ。

 

イエダニやマダニなど種類の大きさの比較

先ほどのダニは主に家の中で生息するダニとして紹介したものです。

でも、最近は「マダニ」についてもニュースなどで取り上げられることが多くなり、ライム病などの深刻な病気を引き起こすダニとして警戒されています。

カナダのロック歌手のアヴリル・ラヴィーンがライム病にかかったことで、かなり知れ渡るキッカケにもなりました。

 

そのマダニや人を刺すイエダニというのは、本来は屋外で生息するダニとして知られています。

マダニは目に見える大きさで、約2.5~3.0mm程もある非常に大きなダニです。

これがマダニと呼ばれるものですが

マダニ 大きさ

これでも目で見えるくらいの大きさです。

屋外の草むらなどに潜み、通った人間や動物などに付き吸血するために針を指して、長い時間吸い続けています。

しかも吸血して体内に血液を溜めると、体長が10mmほどの大きさにも巨大化するため肉眼でもハッキリと分かるようになります。

その吸血したマダニは

家 ダニ 目に見える

このように体が非常に大きくなって、比較するとまるで別の生物のようになるんですね。

基本的には屋外に生息しているので、野外活動で草むらに入ったり山登りしたりなどしたときは、注意深く体の周りを観察しておきたいですね。

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イエダニの大きさは目に見える?

もう一つ人を刺すダニとして有名なのが「イエダニ」です。

イエダニも基本は屋外で生息するダニで、野鳥やネズミに付いて生きているダニですが、その宿主のネズミが死ぬと家の中に入ってきて人間を刺す事があると考えられています。

そのイエダニの大きさは0.6~1.0mmほどで、肉眼でも確認することが出来るほどの大きさです。

チリダニなどと比較すると、かなり大きなダニとなります。

数はそこまで多くないかもしれませんが、玄関先に鳥が巣を作っていたりネズミがよく出る家は注意をしたほうがいいですね。

 

ダニの糞や死骸、卵は肉眼でも見えるの?

ダニ 卵 大きさ

このようなチリダニやコナダニ、ツメダニといった種類は非常に大きさが小さく目で見ることは難しいです。

チリダニのフンは黒色ですが0.02mm以下の大きさなので、ダニの成虫よりも何倍も小さいです。

だからその死骸や糞も単体では見つけることは難しいですし、ただの砂埃のように見えてしまうこともあるようです。

ただ、ダニの死骸や糞も大量になると目で確認できるほど多くなるので、やはり布団やカーペットでザラザラしたものが大量に落ちていたら、しっかりと掃除機で吸い込むようにしましょう。

ダニの死骸や糞を吸い込むと、それがアレルギーの原因となって目のかゆみやクシャミなどに繋がります。

また、肌に直接触れているとかゆみの原因になったり、いろんな問題が起こる可能性があります。

目では見えなくても、定期的に布団や畳、カーペットなどダニの多いところは掃除を心がけて下さい。

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ダニの卵は肉眼でわかる?

ダニの卵はダニの成虫自体が0.1~0.3mmと非常に小さいため、それよりも見にくくなります。

またダニは卵を産み付ける場所が布団や畳の中など、暗がりの内部の部分に産むので、なかなか目で見ることは難しいでしょう。

そんなダニの成虫は一生のうちに、約50~100個ほどの卵を生むと言われています。

そしてそのダニの寿命は約2~3ヶ月と言われています。

 

例えば30匹ほどのダニがいた場合、それが通常通り繁殖していったとすると、一生を終える頃には1万匹にも数が増えていると言われています。

そのダニは一日のうちに5~6個ほどフンをするので、一匹で一生のうちに540個ほどのフンをするんです。

それが1万匹とかになると…。

ダニの死骸とフンまみれの布団で寝るなんて嫌ですよね。

だからしっかりとダニ対策は行って下さい。

どんなダニ対策をすればいいのかは、こちらのページにほとんどの事を紹介しています。

 

今からでもすぐやれる範囲のことばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

あとがき

家のダニは目に見える大きさなのか。

チリダニを始めとするダニの大きさや、屋外に生息するマダニやイエダニの大きさとの比較。

そしてダニの糞や卵などは肉眼で確認できるのかなど、家に必ずいると言われるダニの存在についてまとめましたがいかがでしたか。

家のダニは基本的に見えないですが、だからといって安心はできません。

知らないうちに数が増えるからこそ、やっておきたいことがたくさんあるんですね。

 

そんなダニが発生しやすい時期は決まっていて、気温が上がり湿気が多くなり始める5月~6月頃です。

でも、この時期からダニ対策をしていたのではちょっと遅いんですね。

そんなダニ対策について、発生時期と合わせてやっておきたいことや注意点をコチラのページでまとめています。

 

ダニはどこからどうやって増えてしまうのかなど、ダニ退治に必要な環境作りについてまとめているので、ぜひ読んでくださいネ。

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