ダニが死滅する温度は何度なの?成虫や卵は熱湯や日光で死亡する?
2018.07.15
布団や衣類についた厄介なダニを死滅させるには、洗濯や天日干しでは間に合いません。
どうしてかというと、ダニは生地の厚い布団などでは奥底へと逃げてしまい熱が届かなかったり、洗剤入りの水に浸かっても1週間以上生きてるんです。
そして実は、ダニ退治に有効な手段もいくつか限られていて、「温度」と「湿度」が重要なキーワードになってきます。
その中でも特に「高い温度」が大切になってくるんですね。
そこで今回は、
ダニが死滅する温度は何度なのか。
またダニが死亡する熱の温度や時間が、成虫や卵によってどう変わるのか。
そしてダニを死滅させる方法として、どうして天日干しや洗濯、掃除機の効果が薄いのか。
ダニ退治の効果的な方法の布団乾燥機や殺虫剤、熱湯など、いろんな面からのアプローチをまとめました。
スポンサードリンク
ダニが死滅する温度は何度なの?
湿気の多い梅雨や台風シーズンには、ダニが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
家のダニは
- 温度20~30℃
- 湿度60~80%
- ダニの餌になる人間の垢や皮膚などが豊富な場所。
こういった環境を好むので、高温多湿の夏に近づくと繁殖もしやすくなってしまいます。
そんなダニを死滅させるには一体どうすれば良いのか?
ということで注目したいのが、この「温度」と「湿度」なんですね。
ダニを退治するには温度と湿度が大切で、布団乾燥機などを使うことで、熱を与えダニ対策しようという方法があります。
そのダニを死滅させるのに必要な温度が何度かというと、
- 50℃で20分間続けば死滅する。
- 60℃以上で死滅する。
- ダニの卵は62℃の熱に2時間ほどさらされると死滅する。
50℃という温度が目安ですね。
ダニを構成するタンパク質が変性する温度がおよそ50℃なので、これ以上の温度になるとダニが死亡するようです。
ダニを死滅させる方法は?
ダニを死滅させる方法で考えられるのは、
- 天日干しをする
- 布団乾燥機をかける
- 洗濯する
- 掃除機をかける
- ドライヤーを当てる
- アイロンをかける
- 殺虫剤をかける
- コインランドリーで洗濯乾燥する
- クリーニングに出す
こういったところでしょうか。
アプローチするカテゴリーとしては、
こういった範囲ですね。
実は、この中で「効果が不十分」と考えられているのは、
どれも効果がありそうで、しかもみんなよくやっていることだと思いますが、一体どういうことなんでしょう?
少しこの部分に触れていきます。
布団のダニは日光を当てた天日干しで死亡するの?
ダニは人間のフケや垢などをエサにするので、特に布団は格好の繁殖場所になります。
- 寝汗などで布団に湿気がこもりやすい。
- 人間の垢などエサが豊富。
- 布団の中に潜り込むと薄暗く住みやすい。
つまり温度も湿度もエサも揃っているので、布団やカーペットなどはダニが多くいる場所なんです。
その布団は湿気を取り除くために天日干しをしますよね。
果たして、この天日干しでダニは死亡するのでしょうか?
例えば、夏場の昼間のアスファルトの温度は、およそ60℃に達することもあります。
そう考えると、布団の天日干しも効果がありそうですが、実は天日干しではダニを退治できないということがわかってきました。
天日干しで日光の当たっている表面の温度は、日によって50℃などにも上がるようですが、布団の中は温度が高くなっていません。
だからダニは布団の中や裏側に隠れていってしまうんです。
「湿気取り・カビ対策」という意味では天日干しの効果は高いですが、ダニ退治の面では効果が薄いんですね。
とはいえ、天日干しをすることで湿気を奪えるため、ダニの住みにくい環境になることは確かですので、日光に当てることも意味はあると思います。
スポンサードリンク
洗濯でダニは死滅しない
天日干しがダメなら、洗濯すればダニも溺れて死亡するし、たくさん流れていくでしょ?
と思ってしまいますが、実は洗濯しただけではダニは死なないということもわかってきました。
洗濯することで衣服や布団のシーツなどからは、80%以上ダニが流れ落ちる事がわかっています。
ただ、掛け布団などのような生地の厚いものには、奥にダニが入り込んで40%程度しか除去ができないようです。
洗濯機を回しても、ダニの特徴的なカギ爪が繊維を捉えて離さないので、そのまま残ることも多いようです。
また洗剤入りの水にダニを1週間浸けても死なないということで、洗濯では十分にダニを死滅させことはできないんですね。
いくつか洗濯・脱水などの衝撃で死ぬダニもいるようですが、洗濯することで完全な除去はできないようです。
ただ、当然洗濯することでダニの個体数を減らすことは可能です。
ダニの付いた衣服など洗濯することでどうなるのか?
その詳しい様子を動画など交えてこちらでまとめてます。
ダニがどのくらい死ぬのか。
「ダニは水に弱いから死ぬ」とかいう話は何だったのか?
その辺りも含め、いろいろと真実がわかるので参考になると思いますよ。
ダニは掃除機で対策できるの?
ダニの駆除なら掃除機で吸っちゃえばいいじゃん!
レイコップとかダイソンとか色々あるし効果も高そう。
と思うのですが、ダニの成虫は掃除機で吸おうとしても、しっかりと繊維にしがみつき離れないのです。
【掃除機で生きたダニは吸い取れない】
このように掃除機で吸ったとしても、完全にダニを除去できるわけではありません。
ただ、それでも表面のダニをいくらか取り除いたり、アレルゲンとなるダニのフンや死骸を吸うことは出来るので、掃除機をかけることも全く意味がないことはありません。
このように、私達が今までダニ対策で絶対だと思っていた
というのは、完全にダニを死滅させるには不十分な対策であることがわかったんですね。
スポンサードリンク
布団乾燥機の温度でダニを死滅させる
天日干しとか洗濯、掃除機でダニが死滅しないなら、一体どうすれば…?
と、そこで便利なのが布団乾燥機です。
布団乾燥機はダニをやっつけれるような50~60℃といった温風が出るので布団乾燥機の効果は高いんですね。
日立や象印の布団乾燥機は「ダニ対策コース」で最高温度が約70℃にもなります。
- 50℃で20分間続けば死滅する。
- 60℃以上で死滅する。
- ダニの卵は62℃の熱に2時間ほどさらされると死滅する。
ということなので、ダニの成虫は布団乾燥機を使えば撃退する事ができそうですよね。
ダニの卵は布団乾燥機でも少し厳しくなりそうだなっていう感じはありますが、回数を重ねることで確実にダニの個体数は減ってきます。
布団乾燥機のダニ退治については、実践した方法も交えてこちらのページでまとめてます。
私が持っている布団乾燥機も含めて、どんなやり方になるのか?
どの種類の布団乾燥機がベストなのかなど、いろいろと分かることが多いと思うので読んでみましょう!
ダニの成虫や卵は熱湯で死滅するの?
じゃあ、もういっそのこと熱湯をかけちゃえば、ダニの成虫も卵も死亡するんじゃないの?
というのは正解です。
ダニは熱に弱いので、60℃以上の熱湯をかければ死にますし、卵も60℃以上の熱湯に浸け置きしとけば死滅します。
ただ、衣服などは良いですが、敷き布団やマットなど熱湯に浸け置きするなんて現実的じゃありませんよね。
衣服などでは繊維を傷めない範囲でできるとは思います。
ダニは布団に潜んでいることが多いので、場所によってはできなくなってしまいます。
スポンサードリンク
アイロンやドライヤーでダニを死滅させる方法は効果ある?
アイロンやドライヤーを使うことも熱湯と同じく熱を使った方法なので、非常に有効な方法ではあります。
ただ、こちらもやはりすべての物に対して有効な手段ではないですね。
アイロンを布団に掛けるのは多分無理ですし、ドライヤーも布団の奥までは熱が届かず、しかも元々ダニ対策で作られたものではないので使い勝手は悪いです。
殺虫剤でダニを死滅させる方法は効果ある?
殺虫剤ではダニアースのようなものが有名ですよね。
私も「ダニアース」や「ダニがいなくなるスプレー」を持っています。
布団や畳の中まで駆除したいときは「ダニアース」を使い、表面上のダニを駆除したいときは「ダニがいなくなるスプレー」を使っています。
これらはメーカーの発表では、スプレーしてから1時間ほどでダニは死滅するそうです。
その効果は、スプレーして24時間後のダニ致死率が8~9割という高いものでした。
ですので、ダニを死滅させるには殺虫剤などを使うことも一定の効果がありそうです。
防ダニ布団でダニを寄せ付けない!
また、ダニ対策でもう一つ大事なことに
ということも大切なことなんです。
特に布団に関していうと「ダニを住まわせなきゃいい。」
ということで、防ダニ布団などもニトリなどを始め販売されています。
私もその内の一つを買って試してみました。
掛け布団や敷き布団、シーツなどを変えるだけで、ダニが布団に入れなくできます。
だから布団に住めないので繁殖もしにくくなるわけです。
実際に私が購入したものなど、その様子をコチラのページでまとめてます。
実感したことがかなり多いので、ぜひコチラも読んでみてくださいね。
スポンサードリンク
コインランドリーやクリーニングでダニは死滅する?
さて、ここまで色々とダニ対策についてお話してきましたが、一番効果が高いと言えるのが、
洗濯から乾燥まですべて行うことが出来るし、しかも自宅ではできない大きな布団もできるため、とても有効な方法です。
余裕があるならコインランドリーやクリーニングがベストでしょう。
こちらの動画では、ダニがついた布団をコインランドリーで洗濯と乾燥をすると、どこまでダニを死滅させられるのか検証しています。
すると、死滅したダニの割合が、
- ポリエステル敷布団で89.6%死滅
- 羽毛掛け布団で100%死滅
このような結果が出たようです。
だからコインランドリーの洗濯乾燥は、かなり有効だという事がわかりますよね。
- でも、コインランドリーにもっていくのがメンドクサイ。
- 車がないから持っていけない。
- 近くにコインランドリーがない。
そんな人はどうしたらいいんでしょう?
もっと簡単に布団のダニ対策をしたいあなたへ
私はダニ対策のために布団乾燥機を購入しましたが、同じような人も多いんじゃないでしょうか。
でも実際に、布団乾燥機でダニ退治をやってみると、
- マット式じゃないとしっかり対策できないとか言われた。
- 準備や片付けが面倒で時間がかかる。
- 何度も本体やホースを動かすのがしんどい。
やっぱり面倒くさかったり時間がかかるのは仕方ないんです。
もっと楽に、しかも完璧に布団のダニ対策ってできないの?
こうに思ってしまうかもしれませんが、実はこんな面倒くさいことをしなくても、家で完璧にダニ対策できる方法があります。
それが「ネット宅配クリーニングの布団Lenet(リネット)」です。
ネット宅配クリーニングなら
- 自宅でスマホやパソコンで簡単に
- お店の営業時間に合わすような必要もなく
- 宅配業者に渡すだけで
- できあがりも取りに行く必要もなく、
- 待っているだけで家に自動で届く。
こんな簡単に布団のダニ対策ができちゃうんです!
いい加減、一度はダニがいる布団をリセットさせたい。
こう思うなら、まずはこちらのページを読んでみてくださいね。
あとがき
ダニが死滅する温度は何度なのか。
またダニが死亡する温度や時間が、成虫や卵によってどう変わるのか。
そしてダニを死滅させる方法として、どうして天日干しや洗濯、掃除機の効果が薄いのか。
ダニ退治の効果的な方法の布団乾燥機や殺虫剤など、いろんな面からのアプローチをまとめましたがいかがでしたか。
ダニを完璧に死滅させるというのはなかなか難しいですが、何が効果的でどうすれば良いのか。
というのがわかっていると、取り組みやすくなる点もありますよね。
[st-minihukidashi bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ダニ対策をもっと楽に![/st-minihukidashi]
毎日ダニ対策がしっかりできればいいですが、なかなかそうも行かないですよね。
とはいえ、何もしない日が続いてしまうと、せっかくダニ対策を続けていてもまたダニが増えてしまいます。
そこで、毎日できないダニの駆除をすべて自動でおまかせして、ダニ対策の負担を減らす方法があります。
それがコチラの『ダニ捕りロボ』
このダニ捕りロボを気になるところに置いておくだけOK!
ダニを引きつける誘引剤に寄ってきたダニを、乾燥させて撃退すると言った特許技術が詰まったアイテムなんです!
だから、ダニ捕りロボを使えば
- 置くだけで簡単だから、勝手にダニ退治してくれる。
- 毎日休まず、長い期間ダニの駆除を任せられる。
- 畳の中などダニ対策の手が届きにくい所もカバーできる。
- 殺虫剤など使わないので、体に優しく子供にも安心。
毎日ダニ対策することに疲れてないですか?
あなたもダニ捕りロボを使って、ダニ退治の負担をもっと減らしてラクしちゃいましょう!
スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました
コメント