紫外線・日焼け
日焼けの回復には何が必要?手入れの仕方や回復に欲しい栄養素は?

日焼けすると赤くなったりヒリヒリしたりして、触れなくなったりすることもありますよね。
しまった!と思った時にはもう遅くて、後悔した人も多いと思います。
でも、その日焼けはダメージを受けた後のケアも大切で、放っておくとシミやシワの原因になったり、見た目の老化も進んでしまいます。
そんな日焼けからの回復も、日焼け対策の中ではかなり大切な事なんです。
じゃあ、いったい肌の手入れやダメージ回復には何をしたらいいんでしょう?
そこで今回は、
日焼け回復には何が必要なのか。
また肌の手入れの仕方や、回復に欲しい栄養素などまとめました。
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日焼けの回復には何が必要?
日差しが強くなってくる5~6月の春先から、徐々に紫外線量も多くなって、つい日焼けをしてしまう時もありますよね。
そんな日焼けの回復を早くして、あんまりダメージを残したくない!
紫外線のダメージが残ると、将来的にシミやシワの原因にもなってしまうので早くケアしたいところです。
その日焼け回復のためには、
といったことをメインで進めていくのが日焼け回復の近道なんです。
まずお肌のお手入れという部分で有効なのが、
体を冷やす
日焼けした部分は紫外線のダメージを受けて火傷した状態と同じなんです。
日焼けは「日光皮膚炎」とも呼び、火傷のⅠ度に分類されるので日焼けしたら炎症を抑えるために、まずは冷やして落ち着かせることが大切です。
ヒリヒリや赤みがある時は、水でしっかりと冷やして痛みを抑えていきましょう。
でも、冷やし方にもいくつかポイントや注意点があるので、詳しくはこちらのページをご覧ください。
日焼けの回復を早める肌ケア
さて、日焼け後の肌が落ち着いたら、シミやシワなどを残さないための肌ケアをしていきましょう。
肌が落ち着いていない状態で化粧水などを使うと、それが刺激となって肌を傷める可能性があります。
ただ、そんな肌の状態の鎮静化をさえるためには、保護クリームなどを塗って上げるのも効果的です。
多少肌が落ち着いてきたら、日焼け後の回復にはアロエの成分が入ったジェルやクリームがオススメです。

アロエの葉肉にはムコ多糖類のアロエマンナン・グルコン酸などムコ多糖類系成分が含まれており、やけどや日焼けによる皮膚の炎症を抑える作用があります。
また免疫効果や保湿効果があるため、日焼けした肌の回復に効果的です。
そしてアロエジンにはシミやソバカスの元であるメラニンの生成を少なくする働きがあり、アロエシンはメラニン色素の沈着予防効果があります。
アロエは日焼けの肌の修復に加えて、メラニンへの作用も働くといったような効能があります。
だから日焼け回復にはとても頼りになる植物なんですね。
でも、実際にアロエを切って液を取り出して使う作業は面倒なので、アロエジェルやクリームを使ってケアする方が便利です。
紫外線対策には日焼け止めとかが注目されますが、この肌のアフターケアも同じくらい大切です。
そんな肌ケアの助けとなるのがアロエなので、ぜひこちらも読んで参考にしてくださいね。
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日焼け後の手入れの仕方は?
日焼け後の肌の手入れでは、先ほどのアロエを使ったケアでも十分効果が実感できると思います。
さっきのアロエジェルもそうなんですが、日焼け後の肌の手入れで大切なことは、
保湿
日焼けした肌は乾燥状態であったり、細胞が破壊されている状態なので、保湿をして水分を与え肌の機能を取り戻していかないとダメなんです。
また、紫外線の影響で発生する活性酸素は、コラーゲンなどの潤い成分を失わせていってしまいます。
そうなると肌にハリが無くなるので、シワにもつながっていくんですね。
だから潤いを取り戻さないと肌が正常な機能を果たせなくなるんですね。
その肌の回復のために化粧水で潤いを与えて、クリームでフタをするといった感じです。
この時に保湿成分が配合されているスキンケアクリームがオススメです。
たとえば「セラミド」や「アミノ酸」「ヒアルロン酸」などは保湿成分としても有名で日焼け後のケアにもいいと思います。
日焼け後の手入れで注目したいビタミンC
肌は紫外線の影響で活性酸素を過剰に作ってしまい、肌にダメージを与えている状態です。
潤いを取り戻す意味でも、紫外線の影響で生成される「活性酸素」を除去していかないといけません。
そのためには「抗酸化作用」のある成分を肌の手入れの時に取り入れていく必要があるんです。
そんな抗酸化作用の代表として挙げられるのが「ビタミンC」なんですね。
ビタミンCの働き
ビタミンCは、紫外線によってダメージを受けたコラーゲンの合成やメラニン色素の抑制(チロシナーゼ活性酵素を阻害)などから、シミやそばかすなど予防する働きがあります。
そして日焼け後の肌に蓄積されているメラニン色素を無色化する効果もあるので、日焼け前と日焼け後のどちらにも必要とされる栄養素なんですね。
化粧水の中にもビタミンC誘導体が含まれるものがたくさんあると思うので、そういった化粧水なりを積極的に取り入れていきましょう。
また、実はビタミンCなどの栄養素は食べ物から取り入れる事でも効果を発揮します。
そして日焼けのダメージ回復には、ビタミンC以外にもとっておきたい栄養素がいくつかあるんですね。
では、日焼け回復にはいったい何がいいのか見ていきましょう。
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日焼けのダメージ回復に取っておきたい栄養素は?
日焼けした後は紫外線のダメージが残っている状態です。
その紫外線の影響で出た活性酸素は酸化力が強くて、周りの細胞の老化にもつながってしまいます。
そんな活性酸素を取り除くためには、抗酸化作用のある栄養素が必要なんですね。
その栄養素で注目されているのが、
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンC
ビタミンE
リコピン
メラニン色素の生成に関することや、抗酸化作用に関する部分で心強い栄養素たちです。
ビタミンA
ビタミンAは抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えてくれます。
また皮膚のターンオーバーをすすめるので、日焼けによるダメージの回復にも必要でしょう
β-カロテンという栄養素が体内でビタミンAに変わるので、β-カロテンが豊富な緑黄色野菜などを食べるようにしたいですね。
β-カロテンも活性酸素を抑え、肌荒れなど肌の劣化を防いでくれます。
ビタミンA・β-カロテンを含む食べ物
ニンジン、ピーマン、ホウレンソウ、コマツナ、カボチャ
鶏卵、牛乳、レバー、バター、牛乳、チーズ、ウナギ
ビタミンC
ビタミンCは、紫外線によってダメージを受けたコラーゲンの合成やメラニン色素の抑制(チロシナーゼ活性酵素を阻害)などから、シミやそばかすなど予防する働きがあります。
そして日焼け後の肌に蓄積されているメラニン色素を無色化する効果もあるので、日焼け前と日焼け後のどちらにも必要とされる栄養素なんですね。
またビタミンEの作用を助ける働きもあるため、セットでとっておきたい栄養素です。
ビタミンCを含む食べ物
赤ピーマン、黄ピーマン、ピーマン、ゆず(皮)、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、パプリカ、トマト、レモン、ケール、柿、キウイ、オレンジ、イチゴ、グレープフルーツ、スイカ
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ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用を持つ栄養素で、肌の老化を防止に役立ってくれます。
そして血行を良くし肌のハリを保つなど、新陳代謝を促す働きもあり、日焼け後の肌の改善には必要な栄養素なのですね。
ビタミンEを含む食べ物
油脂類:ひまわり油、綿実油、べにばな油、米ぬか油、とうもろこし油
種実類:アーモンド、ラッカセイ、大豆など
魚卵類:キャビア、いくら、たらこなど
青魚、 マヨネーズ
ここまでがビタミンですが、
ということで
というように覚えておくと非常にわかりやすいかと思います。
このビタミンACEを含む食べ物が紫外線対策で日焼け後のシミ、シワなどの助けとなってくれますね。
ビタミンACEを含む食べ物
さつまいも、ピーマン、カボチャ、パプリカ、トマト、いちご
リコピン
リコピンは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分のカロテノイドの一つです。
リコピンは抗酸化作用が高くビタミンEの100倍以上あるとも言われ、日焼けによるメラニン色素の生成に関係する酵素のチロシナーゼの生成を抑える作用があります。
油に溶けやすい性質のためリコピンを多く含むトマトと、オリーブオイルの組合せは相性がいいですね。
イタリア料理のトマトとオリーブオイルは、かなりの紫外線対策になっていると思います。
リコピンを含む食べ物
トマト、スイカ、グレープフルーツ、柿、さくらんぼ、赤パプリカ、ニンジン、チリパウダーなど
もちろん食べ物はこれだけではいけません。
バランスよく食べることが何より必要ですが、肌のためにと思ってできれば意識して食事の中に入れていきたいですね。
日焼けのダメージ回復にはトマトが最適!

日焼けのダメージ回復のための食べ物を見てきましたが、その中でも特に優秀な食べ物が
トマト
上でもリコピンのところで少し触れたのですが、リコピンは抗酸化作用が高くビタミンEの100倍以上あるとも言われ、日焼けによるメラニン色素の生成に関係する酵素のチロシナーゼの生成を抑える作用があります。
リコピンは油に溶けやすい性質のため、イタリア料理を代表するトマトとオリーブオイルの相性は抜群ですね。