加湿器は掃除が必要ですが、全く手入れが不要な加湿器があったらうれしいですよね。
でも、そんな都合のいい物はなくて、一番掃除の頻度が少ないものでも2ヶ月に1回は必要です。
一方で種類によっては、毎日掃除した方がいいくらいの加湿器もあったりします。

そんな加湿器の掃除は面倒だから、
掃除がしやすい、楽で簡単な加湿器
これを探しているのに、いざ家電量販店に行って現物を見ただけでは、何が何だかサッパリわかりません。
それで、店員に言われるがままの物を買ったり、安くて性能が良さそうなものを買ったりすると、
- これ、前買ったばかりなのに、もう変な臭いがする!
- 加湿器って、こんな毎日掃除しないといけないの?
- 掃除のたびに部品を取ったりするのめんどくさいな。
そうなって使わなくなり次第にお蔵入りすることも多いし、私も最初は全く同じ失敗をやってしまいました。
そこで今回は、特に「掃除」ということに注目して、
- どれが一番掃除が楽なのか。
- どれが一番掃除の頻度が多いのか。
- どんな掃除が必要なのか。
ということについてまとめました。
買ってから後悔しないためにも、種類別での加湿器の掃除についてあらかじめ予習しておきましょう。
加湿器の手入れ不要、楽に掃除がしやすい種類は?
加湿器の購入を考えるときに、いろいろ自分に合うものが欲しいですよね。
そんな加湿器選びの時に、
- 電気代
- デザイン
- 本体の値段
いろいろな選ぶポイントがあると思いますが、一番重要なのが
加湿器の手入れ
いろいろある家電の中でも、加湿器を購入するときは「掃除・手入れ」は絶対に欠かせない項目なんですね。

だから、加湿器を使うときは、
- 手入れはどのくらいの頻度なのか
- 掃除がしやすい楽なものは
- どんな掃除をすればいいのか
これがとても大事になってきます。
そして、そんな加湿器は大きく分けて4種類あります。
この4つ方式の違いはたくさんありますが、今回は掃除にポイントを当ててみていきますね。
手入れ不要の加湿器ってあるの?
加湿器で面倒なのは掃除ですが、

まずこれが知りたいですよね。
でも、残念ながら全く掃除が必要ない加湿器はありません。
加湿器は水を使っているので、どうしてもカルキや水垢、カビなどの問題は何かしら起こってくるんですね。
でも、そんな中でも唯一、加湿器の手入れがほとんど不要に近く掃除が楽なものがあります。
それが、
スチーム式のポット型加湿器です。
「ポット型」というのは、
【象印 加湿器 EE-DE35-WA スチーム式 3.0L】
こういう形のもので見た目通りですが、これで加湿をおこなっています。
このポット型のメリットは
- お手入れが簡単
- カビや雑菌が残りにくい
- 室温が若干上がる
- 室温に影響されにくい
4つの方式の中でダントツで1番メンテナンスが楽です。
イメージとしては、
だから除菌がされ、噴出される蒸気も他の方式に比べクリーンなんです。
とはいうものの、ちょっとだけ手入れが必要になります。
ただ、それも「ポットの中にクエン酸を入れて放っておくだけのことを、2ヶ月に1回するだけ」です。
1シーズン使い終わってするだけでもいいかもしれません。
普段の手入れは、周りが蒸気でぬれていたら拭いてあげるくらいの簡単な手入れで済みます。
家にポットを置いている人も多いと思いますが、同じくらいの感覚です。

他の方式との電気代の比較や掃除の事など、詳しい内容はこちらで。
参考ページスチーム式加湿器の電気代は安い?掃除や手入れが簡単なおすすめは?
加湿器の掃除の頻度の少ない種類は?
スチーム式のポット型は、加湿器の中でもダントツに手入れが楽で簡単ですが、全く不要ではありません。
さすがにシーズンの終わりなどには手入れが必要ですが、他の方式の場合は掃除の頻度が格段に増えます。
少ないものから順番に見ていきますが、次に掃除の頻度が少ない種類は
これは、ほぼ同じような掃除方法になり、なおかつ頻度も同じくらいです。

掃除の方法はそれほど難しくはなく、加湿フィルターやトレイ、タンクを水洗いするといったものです。
臭いやヌメリがある場合は、クエン酸を使った浸け置き洗浄が必要になりますが、こまめに手入れをしてるとそこまでひどくなりません。
でも、このタイプは放っておくとすぐに臭いが発生して、しかも臭いがフィルターとかに溜まってしまうことがあるので注意が必要です。
掃除頻度は月に1~2回ほど(できれば週1回)ほどですが、使い終わったらタンクの水は毎日変えて下さい。
トレイにたまった水も毎回捨てて、水をためないようにして下さい。
そうする事で掃除の頻度も減り、長持ちしてくれます。

他の方式との電気代の比較や掃除の事など、詳しい内容はこちらで。
参考ページ気化式加湿器のメリットデメリットとは?電気代やカビの手入れの特徴
ハイブリッド加湿器のメリットとデメリットとは?電気代や手入れは?
一番掃除の頻度が多い超音波式加湿器
となると最後に残ったのが、超音波式加湿器ですが、イメージとしては、
超音波を水にあてて、その振動で水を細かな粒子にして噴出しています。
超音波式加湿器はインテリア性の高いものが多く、LEDが搭載されていたり、アロマと組み合わせることができるものなど、オプションも豊富です。

超音波式は煮沸した蒸気ではなくフィルターも通さないので、水の中の雑菌やミネラル分が部屋に広がります。
だからマメな掃除をしないと雑菌が部屋中にばらまかれたり、ミネラル分によって部屋の黒い家具などは白い粉が目立つ場合があります。
また、設置場所にも注意が必要で、電子機器の近くに置くと故障の原因になりやすく、低い位置に置いてると床がビチャビチャになる事もあります。
超音波式はとにかく手入れが必要で、
通常は毎日掃除する。
これくらいの掃除頻度が必要です。
これも基本的に水洗いなんですが、超音波式は毎日食器を洗うような感覚が必要になるかもしれませんね。
他の方式との電気代の比較や掃除の事など、詳しい内容はこちらで。
参考ページ超音波加湿器の仕組みや原理とは?メリットデメリットと白い粉の手入れ
スチーム式の蒸発皿式の手入れは簡単なの?
先ほど、スチーム式の「ポット型」の手入れがほとんど不要で楽だという話をしましたが、実はスチーム式には「蒸発皿式」という形があります。
スチーム式加湿器「蒸発皿型」
同じく水に熱を加えて、その蒸気で加湿する方式なんですが、蒸発皿を使って加湿する仕組みなので、ちょっとお手入れの方法も変わってくるんです。
スチーム式「蒸発皿型」の特徴は、
メリット- ポット型より電気代が安い
- ポット型より火傷の心配が少ない
- 小型化されている
- 室温に影響されにくい
- ポット型よりお手入れが面倒
- 音が少し気になる
ポット型を全体的に平均化させて柔らかくした感じですね。
具体的な商品には、
こういうのがあります。

家電量販店でもよく目にすると思いますが、掃除に関してはポット型とは全くの別物と思っておきましょう。
この蒸発皿型の場合、掃除の頻度は一気に増えて、
週に1回以上
このくらいが推奨されています。
というのも、本体内部や蒸発皿部分、物によっては仕切り部品や水垢フィルターなど、いろんな物を外して掃除しないといけません。
ここまでくると、ポット型とは全く掃除の内容も違いますよね。
だから、同じスチーム式でも掃除のしやすいポット型とは別物と考えておきましょう。
もっと具体的な掃除の方法についてはこちらのページでまとめています。
参考ページ掃除方法は購入してからの話になりますが、どんなことをするのか見ておきたい人は、参考に読んでみて下さい。
あとがき
加湿器の手入れが不要な商品というものは残念ながらありません。
でも、ポット型のように掃除が楽で簡単にできるものもあります。
加湿器を選ぶとき、この「掃除の簡単さや頻度」も大切で、よくあるのが

せっかく購入した加湿器も、実際使ってみると掃除がめんどくさくてお蔵入りになった人も多いと思います。
そうなるとやっぱりもったいないので、あなたに合った加湿器を見つけるためにも知っておきたいですね。

- 電気代はどのくらいなのか
- 音は静かなのか
- 子供には安全なんだろうか
心配や悩みが多いですよね。
そこで加湿器の方式の違いや、それぞれのメリット・デメリットを一つにまとめた記事を作りました。
ぜひ、こちらも参考にしてください。
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