コタツの寿命はかなり長く、約10年くらいはもつと言われています。
エアコンの寿命は約9~10年、ホットカーペットや電気ストーブは5年ほどと言われている中で、コタツの寿命は長い方だと思います。
でも、その使い方を間違うと故障もしますし、実はコタツの故障原因は人によるものが多かったりします。
だから、その故障の原因をしっかりと頭に入れておくと、何に注意すればいいのかわかるのでコタツも長く使えるというワケですね。
そこで今回は、
- コタツの種類と寿命の違い
- コタツの故障原因
- 故障した場合の捨て方、粗大ごみの扱い
これらについてまとめました。
長く安心して使うためにも、ぜひ最後までご覧になって下さい。
コタツの寿命は何年くらい?
コタツは冬の暖房器具として大活躍するし、シーズンオフでも普通にテーブルとして使えるので、一年中部屋に出している人も多いと思います。
そんなコタツの寿命は何年くらいなのか?
ちょっと気になったりしませんか。
テーブル自体がダメになることよりも、電源ユニットやコードの故障で寿命を迎えることが多いと思います。
このコタツのヒーターの部分の寿命は約10年と言われています。
そして、そのコタツには主に3種類のヒーターが活躍しています。
それが
- 石英管ヒーター
- ハロゲンヒーター
- コルチェヒーター
この3つなんですね。
しかも、それぞれで少し寿命も変わってくるようなので、ちょっと順番に見ていきましょう。
石英管ヒーターの特徴と寿命
昔ながらのこたつには、この石英管ヒーターが多くなっています。
寿命はおよそ7,000時間です。
1日5時間で11月~3月末の5ヶ月使ったとして、約750時間。
これでだいたい9~10年ほどもつ感じでしょうか。
石英管ヒーターの特徴は、暖かくなるまでの時間が長いけど価格が安いというところ。
一番シンプルな作りですが、昔ながらのコタツでなじみ深いですね。
石英管ヒーターも遠赤外線が出るので体をじっくり暖められますし、問題ないコタツだと思います。
取り換え用のヒーターですが、こういったものが販売されています。
【メトロ 石英管ヒーターMSU-601H】
- 消費電力:600W
- U字形石英管ヒーター
- 手元電子コントロール式(連続電力自動制御)
- 丸打ちコードタイプ3m
- 電子コントローラー付(型番:KE21)
- 本体重量(kg):1.5
強=約180Wh、弱=約70Wh
電気代目安(1時間)強=約4.9円、弱=約1.9円
コードもついてるので、ヒーターとコード両方同時に付け替えられるので安心ですね。
ハロゲンヒーターの特徴と寿命
ハロゲンヒーターは、石英管ガラスの中に花巻状のタングステン線コイルを入れ、さらに不活性ガスを閉じ込めています。
そして電源を入れると早く暖まることが可能になり、寿命も延びました。
その寿命はおよそ8,000時間です。
取り換え用のヒーターですが、こういったものが販売されています。
【メトロ ハロゲンヒーター MHU-601E】
- 消費電力:600W
- U字型ハロゲンヒーター
- 手元電子コントロール式(連続電力自動制御)
- 丸打ちコードタイプ3m
- 電子コントローラー付(型番:KE21)
- 本体重量(kg):1.5
強=約180Wh、弱=約70Wh
電気代目安(1時間)強=約4.9円、弱=約1.9円
こちらもコードもついてるので、ヒーターとコード両方同時に付け替えられるので安心ですね。
コルチェヒーターの特徴と寿命
コルチェヒーターは、ハロゲンヒーターの性能をより高めたものといった位置づけで、立ち上がりがとても早く暖まりやすくなっています。
また、寿命も延びて約10,000時間です。
ただ、その分価格も上がりますが、性能や寿命が上がっていることを考えると十分選択肢に入りますね。
ただ、今では一人用コタツとしてよく目にするようになりました。
コルチェヒーターがあまり見られなくなっているような感じがしますが、その代わりに現れてきているのが、
このカーボンタイプも少し見ていきましょう。
カーボンヒーターの特徴と寿命
先ほどのハロゲンヒーターと比べると、カーボンヒーターは遠赤外線量放射量が約2倍になっています。
そのため体の芯まで暖まりやすく、遠赤外線効果によって暖まり方が増すので、ハロゲンヒーターより消費電力が抑えられやすいようですね。
詳しい寿命についてはどのくらいなのか明確な数字を見つけられませんでしたが、電気ストーブのハロゲンヒーターとカーボンヒーターの比較では、
ハロゲンヒーターの寿命約3,000時間~約5,000時間
カーボンヒーターの寿命約5,000時間~約7,500時間
このような差が確認されているので、コタツでもその寿命は長くなっていると思います。
【メトロ U字型カーボンヒーターMCU-501EC(KA) 】
- 消費電力:500W
- U字形カーボンヒーター(電源投入から5秒-10秒でフルパワーで立ち上がる)
- 手元電子コントロール式(連続電力自動制御)
- 丸打ちコードタイプ3m
- 電子コントローラー付 型番:KEC43(5時間切タイマー内蔵/速暖ボタン/ECOボタン)
強=約180Wh、弱=約70Wh
電気代目安(1時間)強=約4.9円、弱=約1.9円
価格の変動は常にあるとは思いますが、カーボンヒータータイプは性能もよくそこまで高い値段でもないので、一番コスパが高いように感じますね。
ご存知の通り、コタツは電気代が安くとても優秀です。
他の暖房家電と比べることで、さらにその素晴らしさも際立ちますが、そんなコタツの電気代やエアコンとの比較を行いました。
参考ページけっこうおもしろい結果になっているので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
コタツの故障原因は何があるの?
コタツの寿命はおよそ10年ほどと言われていますが、故障するのはヒーターやコード部分になることがほとんどだと思います。
- うまく作動しない。
- 電源を入れても暖かくならない
- コードの接触が悪いのか、スイッチがうまく反応しない。
こんな不具合がみられるようになったら、故障の可能性があります。
ということで、その原因を探っていきましょう。
コタツの故障の主な原因
- 寿命、経年劣化
- 電源コードを折り曲げたり、ねじったりして被膜がやぶれたりした。
- プラグの根元部分の断線
- ヒーターに衝撃を与え続けていた。
- 天板に乗ったり、ずっと重いものを乗せていた
- ヒーターにホコリが溜まって煙が出たりした。
- 温度ヒューズが切れていた
ざっとこんな故障の原因が挙げられますが、目に見えてわかるような、
- 電源コードの被膜がやぶれたりして断線している。
- 煙が出たり、変な臭いがした。
こういったことが起こると、もうあきらめもつきますよね。
ただ、
と考えてしまいます。
そういう時によく
温度ヒューズが切れていた
といった故障原因が上がるようです。(*温度ヒューズは一定の温度以上になると、それ以上温度が上がらないようにコントロールする部品です。)
専門知識がないままにやってしまい、仮にその時うまくいったとしても火事が起こる危険性もあります。
そうなると完全に自己責任になるので、オススメできません。
何かおかしいと感じたら、修理依頼をしたり新しくヒーターユニットを交換するなりしたほうが早いし安全です。
コタツのユニット交換は実は簡単!
そのユニット交換自体は特に難しいことはありません。
そこを間違わなければ大丈夫だと思いますが、不安だと感じたら一度ユニットを外してみて、そのまま家電量販店に持って行ってください。
そして、このサイズと同じものを探していると言えば、合うものが見つかるはずです。
ユニットの交換の仕方は、こちらの動画がわかりやすかったです。
これも参考にしながら、コタツが故障したときの対策の一つとして選択肢に入れておいてくださいね。
コタツの捨て方は粗大ゴミなの?
さて、コタツが故障したとき、もう必要ないと思ったら捨て方はどのようにすればいいのか迷いますよね。
テーブルごと捨てる場合は粗大ごみで捨てることになると思いますが、テーブルを細かく切って、金属部分を取り除いて燃えるゴミとして出すこともできます。
でもメンドクサイし危ないので、普通に粗大ごみとして捨てるのが無難と思いますね。
ちなみに、粗大ゴミは各自治体での回収となりますが、まずはネットで
などと検索すると出てきます。
その一つを例にすると、
不燃・粗大ごみは電話予約の上
不燃ごみは「市指定不燃ごみ袋(有料)」に入れ、
粗大ごみは「粗大ごみ処理券(有料)」を貼り付けて排出してください。
指定袋に入らないごみについては、粗大ごみ処理券を貼り付けて排出してください。
3辺の長さの合計(縦+横+高さ)3メートル以下
「粗大ごみ処理券1枚500円」
3辺の長さの合計(縦+横+高さ)3メートル超
「粗大ごみ処理券2枚1,000円」
詳しくは「ごみ総合受付センター」へお問い合わせください。
こんな感じで記載があると思います。
他にも詳細が書かれていると思うので、それに従って捨ててもらえればと思います。
家電量販店でコタツを処分
また、家電量販店でも処分をしてくれる場合もあるようですね。
これはケーズデンキのホームページに書かれていますが、
「小型家電リサイクル法」に則り、お引き取りした使用済み廃家電品は、国の認定を受けた再資源化事業者に適切に引き渡してリサイクルされます。
こたつ「小型品目 500円(税抜)」
ということで500円ほどで引き取ってくれるようです。
もしあなたがコタツの買い替えをするときに、家電量販店で購入する場合はついでに処分してもらうと楽になるかもしれませんね。
その他のコタツの捨て方
他にはリサイクル商品として売る。
ヤフオクなどで売るという方法もあるとは思いますが、大きさも大きいし配送や出品の面倒、また、売れるまで自宅に置ける場所があるかも問題です。
しっかりとすぐに売れればいいのですが、メリットとデメリットのある方法ですね。
リサイクルショップなどでも、状態によって売れるかどうかわかりません。
ただまあ、寿命を迎えたようなコタツでは汚れもあるだろうし、なかなか難しいような気はします。
簡単なコタツの捨て方は、やはり自治体か家電量販店ではないでしょうか。
あとがき
コタツの寿命は何年くらいなのか。
また、故障原因や粗大ゴミの捨て方など見てきましたがいかがでしたか。
昔ながらのコタツでも約10年くらいの寿命があるので、他の暖房家電と比べてもけっこう長持ちしますよね。
それでいて電気代も安く、しっかりと暖まることができるので非常に優秀な暖房器具の一つだと思います。
冬場はコタツをはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。
低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。
そんなコタツですが、
実はコタツで寝てしまうと、いろんな体の不調のキッカケにもなるんです。
便利で優秀な反面、気持ち良すぎて使い方を間違ってしまうと、怖いことが起こってしまうんですね。
そんなコタツの正しい使い方をこちらの記事でまとめました。
参考ページ改めてコタツの優秀さと怖さを知ることができるので、ぜひこちらもご覧になって下さい。
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