ホットカーペットは暖かくて気持ちいいので、
気づいたら寝てしまっていた!
なんてことがよくありますよね。
実はホットカーペットを点けたまま長時間寝ると、低温やけどや脱水の危険があったりします。
しかも、夜の就寝をホットカーペットでしてしまうと、

があるのです。

そんなホットカーペットは使い方も大切で、雑な使い方をしていると火事の危険があったり本体寿命を縮めたりすることもあります。
でも、上手に使うことで高い効果を実感したり長持ちさせたりすることも出来るので、意識するだけでだいぶ変わるんですね。
そこで今回は、
ホットカーペットの正しい使い方
と、より安心に使うためのポイントについてまとめました。
ホットカーペットの意識も変わると思うので、ぜひ最後までご覧下さい。
もくじ
ホットカーペットで寝ると低温やけどの危険は?
冬と言えばホットカーペット!
と言われる方も多いくらい代表的な暖房器具ですよね。
ホットカーペットはずっといれるほど気持ちがよく、そうしているうちについ寝てしまうこともないでしょうか。

ホットカーペットの上でくつろぐ方も多いですが、そこで寝ると何か体に悪いことが起こるのでしょうか。
そこで、まずはホットカーペットの使い方を説明書を確認してみました。
すると、やはりといいますか、

こんな禁止事項が書かれています。
比較的低い温度(40~60℃)でも長時間皮膚の同じ箇所に触れていると、熱い痛いといった自覚症状が無くても低温やけどを起こす恐れがあります。
ということなんですね。
低温やけどは、およそですが
体温より少し高めの温度(44℃~50℃)
のものに長時間触れ続けることによって起きる火傷です。
44℃では3時間~4時間
46℃では30分~1時間
50℃では2分~3分
圧迫しながらではこれくらいの温度で低温やけどとなるようです。
あなたが使っているホットカーペットにもよりますが、
ホットカーペットの温度は
弱運転:約25℃
中運転:約35℃
強運転:約45℃
*室温やかかる圧力によっても変化します。
このくらいの温度のようですね。
そうなると

寝るときはやはり布団の上で寝るのがいいでしょう。
また、低温やけどにはなりやすい人というのがあって、例えば
は注意が必要です。
他にも
- 寝返りができない乳児
- 糖尿病などで手足の循環が悪い
- 体の感覚が鈍い
- 体に麻痺がある
こういった人は注意が必要です。
低温やけどの特徴や危険性
そんな低温やけどの危険性について、説明してくれている動画があります。
【福島ドクターズTV低温やけど】
結構きついやけどになると、
- 水ぶくれができたり
- 皮がめくれたり
- 激しい痛みを伴ったり
など、生活にも大きな支障をきたしてしまいます。
でも、低温やけどだと軽く皮膚が赤くなったり、そこまで大きな痛みを感じない場合もあります。
だから、特に気にせずそのまま生活を続けてしまいますが、

こんな例えがされるくらいで、とても怖い熱傷なんですね。
だから、知らず知らずに低温やけどを繰り返していると、通常とは違い
そんなふうに言われているので、ついうっかりホットカーペットで寝て

なんて言う場合は、低温やけどを負っているかもしれません。
そうなると皮膚科で診断の必要があるかもしれないので、異常を感じたら、

と思って油断はしないようにしてくださいね。
ホットカーペットで寝ることの脱水
ホットカーペットをつけたまま寝ると、冬なのに脱水症状を起こす危険も指摘されています。
寝ている時はそれだけでも汗をかくので、ホットカーペットを付けたまま寝るとさらに加速させてしまいます。
体調や時間にもよりますが「起きたときにだるい」と感じるのは、軽く脱水を起こしているからかもしれません。
ホットカーペットで寝ることの睡眠不足
私たちが眠るときには体温は除々に下がっていき、リラックスができる副交感神経が優位な状態になって熟睡ができます。
でも、ホットカーペットで寝ると体が熱いままで、交感神経が優位になって興奮状態になってしっかり熟睡することができなくなってしまいます。

ホットカーペットの上で寝てしまうこともありますが、これは電気毛布を使う人のトラブルとよく似ています。
電気毛布でこういった不調を感じる方は、一度こちらもご覧になって下さい。
参考ページ
ホットカーペットで火事の危険性は?
ホットカーペットは冬場活躍してくれるので重宝する暖房器具ですが、たまに付け忘れてしまったまま出かけてしまうこともあります。
あなたもそういった経験があるかもしれませんが、そんな時心配なのが
つけっぱなしによる火事
ですよね。

そんな心配がよぎりますね。
こちらもホットカーペットの説明書を見てみると、火事に関しては様々なことが書かれています。
特に長時間つけっぱなしにしている場合は、
- スプレー缶などが上に置いていないか。(中身の膨張による爆発)
- 犬や猫が使っていないか。(ペットが本体やコードを傷つける。尿などで発火)
- コンセントのタコ足配線
こういったことが原因で火事が起こる可能性もあるようです。
また、重いものを長期間のせていたり、折れ曲がりがずっとあったりすると本体が傷んでいて火事になるということもあるようです。

ホットカーペット寿命の目安
ホットカーペットは、補償用性能部品の保有期間が6年となっています。
あなたが持っているホットカーペットの製造打ち切りから、メーカーは最低6年間その部品を持っています。
でも、それ以降に故障すると修理ができない可能性があります。
また、説明書には長期間(5年程度)経過したものは、使用上の支障がなくても安全のため販売店に点検を依頼してくださいと書かれています。
だから、この5~6年というのはホットカーペットの寿命の一つの目安になるでしょうね。