インフルエンザにかかってしまうと、食事も満足に喉を通らないこともあると思います。
発症すると治るのにもなかなか時間がかかりますが、早く治すためにも食べ物は欠かせません。
でも、インフルエンザの時の弱っている体には、向いている食べ物とNGな食べ物があったりします。
どうしてかというと、病気の回復に体力を使いたいのに、消化に体力を使ってしまっては回復も遅れてしまうからなんですね。
そこで今回は、インフルエンザの時にいい食べ物や、予防のための食事についてピックアップしました。
そして、腹痛や下痢の時に気を付けたいことも含めまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
インフルエンザを早く治すのにいい食べ物は?
インフルエンザにかかってしまうと高い発熱や頭痛、筋肉痛や悪寒など、辛い症状がたくさん出てしまいます。
そうなると体力も奪われますし、汗もたくさんかきますよね。
辛い症状が現れている時は食べることもしんどいですが、状態が落ち着いたら何か少しでも口に入れると体力回復の助けになります。
でも、インフルエンザの時には胃に優しく消化の良い食べ物でないと、逆に消化に体力を使ったり消化不良を起こしてしまいます。

そこが知りたいですよね。
インフルエンザにかかった時には、
- 消化が良くて栄養がある食べ物
- サッパリしていて食べやすい食べ物
- 体を温められて水分補給できる食べ物
こういった食事を中心にしていくと早く治すにも役立つと思います。
そんな食べ物についてまとめました。
インフルエンザの時の食べ物
おかゆ
おかゆは病気の時の食べ物の代名詞にもなっていますが、水分補給ができ消化も良い食べ物なので、インフルエンザの時にもいいですね。
卵を入れて雑炊風にするのも栄養があっていいと思います。
他にも梅干を入れることで、疲労回復や塩分補給にもつながります。
おかゆは非常に食べやすいですが、そのため飲み込んでしまいがちです。
おかゆもよく噛んで、唾液の分泌を促しながら消化を助けるような食べ方をすると良いと思います。
うどん
うどんもおかゆと同じく、水分補給ができて消化に良い食べ物です。
また、すこし具を入れることで食事を味わえるので、ちょっと食欲が出てきたときに食べるのも良いですね。

ただ、煮込みうどんになるくらい軟らかくして、消化を助けるような調理の方が良いと思います。
具材も同じく食べやすいように軟らかくなるまで煮たほうが、胃に優しい食事になりますね。
スープ
インフルエンザを早く治す意味で何か食べておきたい、でも食べるのがちょっとしんどい場合は、スープが良いと思います。
チキンスープやコンソメスープ、野菜スープなど水分補給ができるし身体も温まります。
スープを飲むだけでも気分的に変わると思うので、おかゆがしんどい場合はスープが良いかもしれませんね。
すりおろしりんご
こちらも食べるのがつらい時に向いている食べ物です。
水分補給にもなるし、リンゴの甘みと酸味がアクセントになって少し体力の回復にも役立つと思います。
すりおろしだと飲みやすいので、食べるのがしんどいときにはぜひ。
このように、ビタミンや炭水化物を中心にとることで、体のエネルギーを回復させウイルスへの抵抗力を高めていきたいのですね。
インフルエンザの時に避けたい食べ物
インフルエンザを早く治すために体力は使われています。
でも、消化に悪いものを食べてしまうと、そちらにも体力を使うことになるので治りも悪くなったり、胃に負担がかかってしまいます。
だから、インフルエンザの時には好ましくない食べ物もあります。
例えば、脂っこい食べ物
まあ、なかなか食べる気にはなりにくいですが、唐揚げやトンカツ、ソーセージなど他にもたくさんありますね。
バターや脂の多い肉、魚など脂肪の多いものや、カップラーメンなどのインスタント食品は避けましょう。
また、アルコール類、カフェインが入った飲み物や炭酸飲料なども刺激になるのでやめたほうが無難です。
インフルエンザ予防にいい食べ物は?
インフルエンザの時は胃に優しい食べ物を食べて、消化に負担をかけないようなものがいいですね。
でも、予防のために食べる場合はまだ体が元気だと思うので、そこまで気にする必要はないと思います。
そんなインフルエンザ予防にいい食べ物は、どんなものが向いているのか。
いくつかピックアップしていきます。
インフルエンザ予防とヨーグルト
私が今も続けているのはヨーグルトを食べること。

そんなヨーグルトの中でも『インフルエンザ予防に効果があった』と話題に上ったのが、
順天堂大学からの発表で「R-1乳酸菌がインフルエンザワクチンの効果を高める。」といった研究結果が得られているようです。
また、佐賀県有田町の小中学生1904人にR-1乳酸菌入りヨーグルトを1日1回、半年続けてとってもらったところ、佐賀県全体の感染率より少ない確率だったという報道もありました。
本当にインフルエンザの予防にいい食べ物かどうかはいろいろ言われていますが、少なくとも身体に悪いものではないため私は食べ続けています。
梅干し
先ほど見てもらった梅干しですが、インフルエンザの時にもいいですが予防にも効果が期待されています。
「南高梅(なんこううめ)」から抽出したエキスを、新型インフルエンザと同じウイルスに感染させたイヌの肝細胞に加える実験が行われました。
するとエキスを加えなかった肝細胞はウイルスにより破壊されましたが、エキスを加えた肝細胞では約7時間後にはウイルスの増殖が約90%も抑制される結果が得られたとのこと。
梅干しは食べすぎると塩分過多になりますが、梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復、血液サラサラ効果があったり、食欲増進などにも役立ちます。
インフルエンザの時にもいい食べ物なので、そのままでも梅肉和えなど食べ方は多いですよね。
生姜(ショウガ)
ショウガは体を温めてくれる頼もしい食べ物です。
体温の上昇や冷え性にも効果が期待され、血液の流れを助けてくれます。
体温が上昇することで免疫能力も高まりますが、一般的に
このように言われています。
少しずつでもいいから体温を上げるような取り組みはしておきたいですね。
生姜湯などは飲みやすいですし身体も温まりますよ。
インフルエンザで下痢がある場合の食事は?
インフルエンザの症状の中には、腹痛や下痢が現れる場合もあります。

そういう時は胃腸の機能が弱っているので、体に優しい食べ物でないとしんどいですね。
腹痛や下痢があるときは、先ほどの「インフルエンザを早く治すための食べ物」で紹介したものも良いですね。
この食事でもしんどい時は、水分補給だけはしっかりとしておきましょう。
インフルエンザの時はやはり熱が出て汗もたくさん出ますよね。
体は水分と塩分が抜けてしまっている状態なので、放っておくと脱水になったりするので、病気からの回復にも影響が出てしまいます。
だからスポーツ飲料のような塩分と水分のバランスが取れたもので、しっかり水分補給をしておきましょう。
また、このときに冷えすぎた飲み物だと胃に負担がかかってしまうので、常温くらいのスポーツドリンクを少しずつ飲むのが良いですね。

インフルエンザの時の飲み物
なかなか食べるのがつらい場合は飲み物で水分補給と、少しは塩分や糖分も取っておきたいところです。
スポーツ飲料もいいですし、先に紹介したすりおろしりんごやリンゴジュースなどでも良いですね。
やはりどれもキンキンに冷えたような飲み物では胃に優しくないので、常温、もしくは温かくした状態で口に含むようにしましょうね。
インフルエンザ感染者との食事について
インフルエンザは感染力が高いので、家族にうつる可能性も十分あります。
だから感染者とは必ず食卓は別にして、うつらないようにしましょう。
その感染者が料理を作って他の家族分を作るなどはもってのほかなので、しっかりと休むようにしてください。
また、感染者が使った食器もすぐに洗ってウイルスを残さないように。
参考ページあとがき
インフルエンザを早く治すために良い食べ物はなんなのか。
また、予防のための食事や腹痛・下痢のときに気を付けたいことをまとめましたがいかがでしたか。
できる事なら食事をとって栄養をとりたいですが、無理な時はせめて水分補給だけでもやっておきましょう。
脱水症状になってしまっては、さらに回復も遅れてしまいますしね。
インフルエンザにかかって治りかけたら、お風呂もどうすればいいか気になりませんか?いつからお風呂に入っても大丈夫なのか、その基準もいくつかあるのでぜひこちらの記事も続けて読んでみてください。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期はいつからいつまでなのか。そして予防接種の効果や副作用について。
そしてインフルエンザの潜伏期間からA型とB型の症状の違いについて、感染経路や期間も触れた記事を用意しています。
流行のピークを知って予防に努めたり、インフルエンザ対策の食べ物や湿度管理もまとめています。また学校や会社を休むときの出席、出勤停止期間などもあるので一緒に確認していきましょう!
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