インフルエンザの流行時期は、主に冬場によく耳にしますよね。
それはウイルスが冬場の低い温度と乾燥した空気によって、活発に活動ができるからです。
早い時には10~11月ごろに徐々に聞くようになり、そのあと流行のピークを迎えますが、実はインフルエンザは型によって流行時期が変わり、それによって悩ましい問題も出てきます。
そこで今回は、インフルエンザの流行時期はいつからいつまでなのか。
そのピークや型によって違う流行の特徴、期間についてまとめました。
ぜひ最後までご覧になって、インフルエンザの流行時期をしっかりと知ることで予防の意識を高めて下さい。
インフルエンザの流行時期
インフルエンザの流行時期は毎年10~11月ごろから少しずつ耳にし始めると思います。
そして、1~2月頃になるとその流行もピークを迎えることが多いですね。
この1~2月に私もインフルエンザにかかってしまい、38℃以上の高熱や激しい筋肉痛など非常につらい思いをしました。
毎年この流行時期になるとニュースでも話題に上ることが多く、学級閉鎖や地域のインフルエンザ状況などを聞くことが多くなると思います。
インフルエンザの感染経路
インフルエンザの感染経路は主に、
- 空気感染
- 飛沫感染
- 接触感染
この3つに分けられますが、おもに空気感染や飛沫感染で他人のクシャミなどからうつされることが多くなっています。
ですので、ウイルスを吸い込むということに特に注意しないといけません。
そのために有効な予防対策に「マスクをする」
この時期は絶対にマスクをして予防するようにしましょう。
とくに
人が多い所
空気が乾燥している
周りで流行している
このような時は要注意なのでしっかり意識してください。
そんなインフルエンザの流行時期ですが、実は3つの型があり
インフルエンザa型・b型・c型
このように別れていて、それぞれで流行の時期も少し変わってきます。
インフルエンザの流行は型によって違う?
インフルエンザは3つの型の「a型・b型・c型」で別れていて、それぞれで流行時期が少し違います。
少し例外的なのが「インフルエンザc型」で、実は流行時期が1年中になっています。
ただ、その症状は鼻風邪程度の弱いもので、しかも一度かかると抗体ができ、二度かかることはほとんどないとされている病気です。
だから子供のうちにかかることが多く、成人していればほとんど心配の必要はないのがインフルエンザc型です。
子供でも風邪と間違うぐらいで、知らない間にかかっていて知らない間に治っていたというようなものなので特別な心配はいらないですね。
このインフルエンザc型は置いておくとして、問題はインフルエンザa型とb型です。
私たちが毎年話題に挙げているのはa型とb型で、予防接種にもこの2種類に対してのワクチンが含まれています。
インフルエンザの流行と型
型という意味ではインフルエンザには何種類もあって、a型ではなんと100種類以上のウイルスの形があると考えられています。
よく耳にすると思いますが、
鳥インフルエンザ
豚インフルエンザ
こういった言葉をよく聞きますよね。
a型にはソ連型・香港型・アジア型などがあって、その年によって流行する型が変わってくるため、その対応もなかなか難しいようです。
インフルエンザの予防接種は、その年に流行しそうであろう型を予想してワクチンが作られています。
また、いろんな動物を介して感染するため、その時にウイルスの構造が変わったりして「突然変異で~」などニュースでもよく聞くような、
と呼ばれ、人に感染するようになったりするのがインフルエンザa型です。
この新型インフルエンザによって、2009年には真夏の8月にも流行するようなことがありました。
インフルエンザb型の種類
一方のb型にはビクトリア型・山形型の2種類あります。
a型と同じくウイルスの構造が変わることもあるようですが、a型ほど変化は少ないため免疫も対応しやすく、ある程度抗体もつきやすいようです。
また、2015年からインフルエンザの予防接種で、b型の2種類のワクチンが含まれるようになりました。
これによって、さらにインフルエンザb型の予防も高まったと言えるでしょう。
インフルエンザの流行期間はいつまで?
インフルエンザa型とb型の流行時期は少し違っていて
- a型:10~2月頃(ピークは1~2月ごろ)
- b型:2~5月頃(ピークは2~3月ごろ)
だいぶ範囲を広げていますが、a型は早い時だと10~11月頃に耳にすることもあります。
一方のb型は、a型が終わりに近づくころから流行が始まり、長い時には春先の5月頃でもまだ流行している地域があったりします。
いつまでインフルエンザに気を付ければいいのか考えてしまいますが、この流行時期の中で、私たちが特に気を付けたい期間は
このあたりの時期ですね。
インフルエンザa型の流行や特徴
インフルエンザa型は私もかかってしまい、時期は1月だったのでちょうどa型の流行時期にあたります。
実際に検査を受けてインフルエンザa型でもあったので、典型的なパターンですね。
インフルエンザa型にかかってしまうと、私の場合は
高熱(38℃以上)
頭痛
吐き気・嘔吐
喉の痛み・咳
鼻水・クシャミ
関節痛・筋肉痛
こういった症状が現れ、1~2日ほどはまともに動くこともしんどかったですね。
また、咳など呼吸器系の症状が出やすいということも特徴にあげられています。
インフルエンザb型の流行や特徴
インフルエンザb型の場合も、a型のような症状がみられますが、発熱に関しては微熱程度しか出ない場合も多いようです。
そして、腹痛や下痢など消化器系の症状が現れやすい、というのも特徴としてあげられています。
インフルエンザの流行時期と型の違い
インフルエンザa型とb型は流行時期いつまでかが違ってきますよね。
だから実は、
こういうことが起こる可能性があります。
インフルエンザa型とb型ではウイルスの構造が違うため、その抗体の種類も変わってきます。
だから、インフルエンザa型にかかってその免疫が付いたとしても、b型に対する免疫はないので、再びかかる可能性は十分にあるという事なんですね。
あとがき
インフルエンザの流行時期はいつからいつまでなのか。
また型によって違う流行の特徴や、期間について見てきましたがいかがでしたか。
インフルエンザの流行時期は十分注意が必要なので、生活の中で気を付けたいマスクや体調管理、また予防接種を受けるなどして十分対策を行ってください。
特に、受験生の人たちは、この時期絶対にインフルエンザにかかりたくないと思います。
かかってしまうと非常にしんどい思いをするので、できる事はしっかりとやっておきましょう。
その予防についてこちらの記事で詳しくまとめています。
予防には手洗いや食べ物をはじめ、グッズや予防接種など様々あるのでぜひ一度ご覧になって下さい。
何か一つでも新たな発見があるかもしれませんよ。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期はいつからいつまでなのか。そして予防接種の効果や副作用について。
そしてインフルエンザの潜伏期間からA型とB型の症状の違いについて、感染経路や期間も触れた記事を用意しています。
流行のピークを知って予防に努めたり、インフルエンザ対策の食べ物や湿度管理もまとめています。また学校や会社を休むときの出席、出勤停止期間などもあるので一緒に確認していきましょう!
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