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電気あんかの電気代や消費電力、値段は?電気毛布や湯たんぽとの比較

電気あんか 電気代

昔から馴染みのある電気あんかですが、実はその消費電力や電気代は非常に少なく、電気毛布と比較すると電気代は5倍以上安くなります。

電気毛布と電気あんかは用途が少し違う面もありますが、ここまで差があるのはすごいですよね。

ただ、用途もほとんど同じような「湯たんぽ」と比べても、実は電気あんかの方がかなりお得なことがわかりました。

読んでもらうと面白いのですが、水を用意して沸騰させるのは意外とお金がかかっていることに、今回のことで私自身も気づかされたんですね。

そんな電気あんかの電気代や本体値段、他の暖房器具との比較など意外なことがいっぱいです。

電気あんかのイメージが一気に変わるかもしれないので、ぜひ最後までご覧になって下さい。

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電気あんかの電気代や消費電力は?

布団で寝るときに、足元に電気あんかをして寝ると気持ちがいいですよね。

昔から広く愛されている電気あんかは、今でも使われている家庭は多いと思います。

そんな電気あんかの消費電力や電気代はいくらくらいなのか?

モノ自体は小さいのでそんなにかかってないように思いますが、具体的に一つ商品を見てみましょう。

 

山善の電気あんかの消費電力や電気代

具体的な例として山善の電気あんかを見ていこうと思いますが、こういった商品です。

【山善 平型電気あんか】

本当にオーソドックスな昔からある電気あんかの形ですよね。

この電気あんかの電気代は1時間で

強=約0.28円/中=約0.18円/弱=約0.07円*1kWh=27円として計算

このようになっています。

3段階に切り替えられるので、それぞれで電気代が変わってきますが、強で使ったとしても安いです。

1日8時間使ったとしても電気代が約1.2円なので非常に安いですね。

 

山善電気あんかの消費電力は?

この電気あんかの電気代から消費電力を逆算していくと、

弱:約2.6W
中:約6.7W
強:約10W

このくらいの消費電力になります。

補足

商品説明には60Wとありますが、この表示は最大電力を表しているとのことで、実際の使用ではサーモスタッド機能(熱くなりすぎないよう温度調節する機能)などの働きでここまで消費電力が落ちるようです。

だから室温によっても若干変わりそうですね。

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電気あんかの値段は安い?

電気あんかの消費電力や電気代は安いことがわかりましたが、電気あんかの本体自体の値段もかなり安いです。

Amazonや楽天では、通常の「平形電気あんか」であれば、だいたい1,000円前後での販売がされています。

ただ、家電量販店に行けば500円くらいで売っている時もあります。

2,000円近くするようなものは相当物が良いか、単に値上がりしているだけでしょう。

 

山形電気あんかの値段は?

昔からある電気あんかには「山形電気あんか」というものもありますね。

【広電 山型電気あんか VAY-60Y-5 】

山形の電気あんかの値段は、およそ1,500円前後で販売されています。

これも家電量販店では1,000円位で販売されている時もありますが、平形に比べると少し高めですね。

山形タイプは寝具との隙間を確保しやすいので、むれにくくなります。

 

ソフト電気あんかの値段は?

最近ではかなり大きさのある「ソフト電気あんか」というものも多く販売されています。

普通の平形電気あんかは固いので、柔らかい感触の物が欲しい人や広い範囲で暖かくしたい人にオススメです。

【山善 ソフト電気あんか】

ソフト電気あんかもそこまで高いものではなく、だいたい2,000~3,000円から購入できます。

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電気あんかと電気毛布や湯たんぽとの電気代比較

この電気あんかの消費電力や電気代を見てきましたが、かなり安いことがわかりますよね。

電気あんかは寝るときによく使いますが、同じような用途として販売されている暖房器具が「電気毛布」です。

この電気毛布の電気代も安いことで有名ですが、比較するとどちらの方が安いのでしょうか?

そこで具体的な商品を例に挙げて比べてみました。

 

電気あんかと電気毛布の電気代の比較

暖房電気代02

電気あんかは先ほどの「山善 平型電気あんか」ですが、これをまとめると、

消費電力と電気代

弱:約2.6W
中:約6.7W
強:約10W

強=約0.28円/中=約0.18円/弱=約0.07円*1kWh=27円として計算

このような数字です。

一方の電気毛布ですが、こちらは「山善 電気敷毛布」の消費電力と電気代を例にします。

電気毛布01

消費電力と電気代

弱:3W(約0.09円)
中:18W(約0.49円)
強:31W(約0.83円)

こうみると、電気あんかと電気毛布の比較ではかなり差がありますね。

参考ページ

電気毛布の消費電力や電気代、値段はどのくらい?タイマー付きは?

 

当然、暖かい広さでいえば圧倒的に電気毛布なのですが、

  • 足元だけ暖めたい。
  • おもに寝るときだけ使いたい
  • 電気代は安い方がいい。

というのであれば電気あんかですね。

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電気あんかと湯たんぽの比較

電気毛布よりも似た使い方をするのが「湯たんぽ」ですよね。

湯たんぽもかなり昔からある伝統的な暖房器具の一つでしょう。

エコという面でも湯たんぽの人気も最近はだんだん上がってきてますが、湯たんぽと電気あんかを比較するとどちらの方がお得なんでしょうか。

さすがに湯たんぽの方がお得でしょ?

と思うのが普通ですが、結果としては

圧倒的に電気あんかの方がお得になります。 圧倒的に電気あんかの方がお得になります。

じゃあ、どうしてそんなことになるのか、ちょっと計算していきますね。

まず、湯たんぽ。

今は容量が2~3Lサイズのものも多いですが、わかりやすくするために「1Lのお湯」を使った場合で計算していきましょう。

まず、湯たんぽの用意に必要なのが

1Lの水
1Lの水を沸かすのに必要な熱量

ですよね。

湯たんぽを使うとき100℃まで沸騰させると火傷するので、適温は70~80℃です。今回は80℃で計算します。

そこで1Lの水の料金ですが、住んでいる場所によって変わりますがおおよそ「0.1~0.4円」の間になっています。

ちなみに東京都の場合は「1L=0.24円」で計算することが一般的となっているので、

1Lの水:0.24円

この金額で計算します。

この水を沸かすために必要な熱量ですが、都市ガスとプロパンガスによって変わってきます。

関東地方の場合で見ていくと

都市ガス:単価約142円
プロパンガス:単価約330円

こちらもその年の単価や地方によって変わりますが、ここから都市ガスを使ったとして計算すると、

20℃の水1リットルを80℃に沸騰させるのに必要な熱量は、

(80-20)〔℃〕×1,000〔ml〕×4.186=251,160〔J〕≒0.251〔MJ〕

熱効率50%のやかんで沸かします。

0.251〔MJ〕÷45〔MJ/m3〕÷0.5=0.01116〔m3〕

都市ガス料金をかけると

142〔円/m3〕×0.01116〔m3〕=1.585〔円〕

条件

20℃の水
湯たんぽには80℃のお湯を使用
1cal:水1gの温度を1℃あげるのに必要な熱量
1cal=4.186〔J〕
やかん熱効率を50%とする
都市ガスの発熱量45(MJ/m3)
都市ガス:単価約142円

ということで

ガス代は約1.6円

ですので、1Lの水を80℃まで沸騰させて用意するには

0.24円+1.6円=1.84円

およそですがこのくらいかかることになります。

しかも、2L用意するとなると単純にこの倍になります。

一方の電気あんかの電気代は

電気あんか02

消費電力と電気代

弱:約2.6W
中:約6.7W
強:約10W

強=約0.28円/中=約0.18円/弱=約0.07円*1kWh=27円として計算

強で8時間使ったとしても約2.2円なので、1Lの80℃のお湯と比べても安いですよね。

これを見て、

思ったよりも電気あんかってお得だな。

こんなふうに感じた人も多いんじゃないでしょうか。

ただ、湯たんぽは邪魔なコードがないし、ポットにいつもお湯を入れていて毎回寝る前にあまって捨てているような人は、湯たんぽに利用ができて良いですよね。

他にも湯たんぽには、

  • 緩やかな熱の下降が良眠を促しやすい。
  • 乾燥しにくい(乾燥肌に優しい)
  • 火事の心配がない

などなど、湯たんぽならではのメリットがあります。

湯たんぽの人気にはちゃんと理由がありますよ!

参考ページ

湯たんぽの効果や使い方は?低温やけどに気を付けたい温度設定は?

節約だけにこだわらないのなら、生活スタイルや好みに合わせて選べるといいですね。

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あとがき

電気あんかの電気代や消費電力、本体値段はどのくらいなのか。

また、電気毛布や湯たんぽと比較するとどうなのかをまとめましたがいかがでしたか。

電気あんかの電気代は、非常に安くて使いやすいことがわかりましたね。

また、似たような暖房器具の電気毛布や湯たんぽと比較しても、そのお得さが際立ったのではないかと思います。

冬場は電気あんかをはじめお世話になる暖房器具はたくさんありますが、消費電力や電気代、体に悪い使い方にならないためのメリットやデメリットなど、別のページでもまとめています。

低温火傷や火事の危険性、洗い方などのメンテナンスを含めてわかりやすくまとめてるので、ぜひ参考にしてください。

 

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