六曜には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」と呼ばれる6つの暦注があります。
大安や仏滅に比べるとあまり知られていない「先負」ですが、あまり積極的に行動するよりも、冷静に落ち着いて行動したほうがいい一日となっています。
そのためにも少し時間帯に気をつけなければいけないのですが、具体的にどうすれば先負を有意義な一日にできるのでしょうか?
そこで今回は、
先負の読み方や意味とは何なのか。
また先負の午前と午後の時間帯で注意したいことについて。
結婚式や入籍、お葬式やお通夜、法事は問題ないのか。
そして宝くじや引っ越し、納車など買い物に縁起がいいのかなど、2019年の六曜カレンダーと一緒にまとめました。
先負とはどんな日なの?意味や読み方
先負とは六曜の一つで、
- 先勝(せんしょう・さきかち・せんかち)
- 友引(ともびき・ゆういん)
- 先負(せんぷ・せんふ・せんまけ・さきまけ)
- 仏滅(ぶつめつ)
- 大安(たいあん・だいあん)
- 赤口(しゃっこう・じゃっこう・しゃっく・じゃっく・せきぐち)
この6つのことを言います。
先負の読み方は「せんぷ・せんふ・せんまけ・さきまけ」のいずれかで呼ばれます。
六曜は1日ごとにこの順番に変わっていき、一日の運勢を占います。
もともとは中国で生まれた六曜ですが、その正確な由来についてはよくわからないことも多く、明治時代では一度禁止されています。
「先負」は大安や仏滅に比べると聞き慣れないかもしれませんが、漢字の中にもあるように「先んずれば即ち負ける」と言う意味を持っています。
大切な用事は急がず落ち着いて、午後に行動するようにすると吉とされています。
先負の午前中は凶なので、無理に積極的に動かないほうが良い一日と言われています。
先負は午前と午後の何時から時間帯で注意が必要?
先勝の場合、午後の2~6時頃に注意という時間帯がありましたが、先負の場合には午後の何時から注意すべきなのか。
先負についてはこのような時間帯は見当たらず、大きく午前と午後で吉凶が変わるようです。
ただ、この先負の意味にも諸説あり、先負とは「万事あさよりひる迄わるし ひるすぎより日ぐれまでさわりなし」ということから、「午後はさわりない程度の普通の時間」という解釈もあります。
だから午前中は凶としながらも、全体としても特別良い日ということでもなさそうです。
先負2019年カレンダーの日付はいつ?
2019年の先負はどのように巡ってくるのか、その様子を他の六曜とともにカレンダーにしてまとめました。
2019年1月カレンダー
2019年2月カレンダー
2019年3月カレンダー
2019年4月カレンダー
2019年5月カレンダー
2019年6月カレンダー
2019年7月カレンダー
2019年8月カレンダー
2019年9月カレンダー
2019年10月カレンダー
2019年11月カレンダー
2019年12月カレンダー
先負は六曜の中にあるので、基本的に6日に一回まわってきます。
先負や先勝、仏滅などとの順番
この六曜が回る順番は、
この流れで一周します。
(*ただし、旧暦の月初めに特定の六曜が定まっているため約30日おきに順番が若干変わります。詳しくはこちらの→「六曜の順番について」)
大安はこの中でも縁起のいい日として知られていますが、仏滅は縁起の悪い日としても有名ですよね。
じゃあ、この中で縁起のいい日の順番はどうなるのか?
それには他の六曜の意味も知らなければなりませんので、簡単に意味を説明しますね。
先勝:「先んずれば即ち勝つ」の意味で、午前中に物事を行うのは吉
友引:「凶事に友を引く」の意味で朝晩は吉、正午のみ凶
先負:「先んずれば即ち負ける」の意味で、午後に物事を行うのが吉
仏滅:「仏も滅するような大凶日」の意味で、六曜の中で最も凶の日
大安:「大いに安し」の意味で万事に用いて吉
赤口:「万事に用いない悪日」という意味で、正午(11時~13時)のみ吉で他は凶
このようになっています。
運勢の順番でいえば
一般的にはこのような順番で、大安が最もよく仏滅が最も悪いと捉えられることが多いです。
先負の日に入籍や結婚式は縁起が良い?
先負の日に入籍や結婚式を行ってもいいのか?
これは午前中は避け、午後から婚姻届などを提出したり結婚式をするならば問題ないと思います。
とは言え、そこまで積極的に選びたい日でもないですし、結婚式や入籍の日は大安や友引のほうが人気です。
もし日にちに余裕があって、六曜のより良い日を選びたいのなら変えたほうが納得いきやすいかもしれません。
先負の日に宝くじは縁起が良い?
先負の日に宝くじなどの金運には縁起が良いのか?
こちらも宝くじの購入には時間帯を気をつけて、午後から購入すれば大丈夫だとは思います。
でも、先負とあるように「負け」の文字が入っていることから好ましくはないですよね。
ギャンブルはどうしても熱くなりがちなので、あまり向いている日とは言えないのではないでしょうか。
そんな先負ですが、金運アップという意味では六曜の他にも縁起のいい日があります。
それが、
こういった日が別にあるんですね。
大安と重なったりすると、さらに金運アップの縁起のいい日になりますし、先負であっても天赦日などは最高の1日だと考えられています。
どれも特徴のある日で意外な意味を持っていたりするので、チェックしてみてください。
先負の日に引っ越しや納車は縁起が良い?
先負の日に引っ越しや納車は縁起が良いのか?
こちらも午前と午後を考えて行えば、特に問題はないかと思います。
また引越しとなると大安が人気で、なかなか予約が取れないこともあるでしょう。
そういう時には、先負の日を選ぶと良いと思います。
ただ午前からしか業者が来れないなら、日にちをズラす方が気分的には良いでしょうね。
先負の日に葬式や法事は問題ない?
先負の日に葬式やお通夜、法事などは問題ないのか?
ということなのですが、先負の日に行うこと自体は特に問題はないようです。
一方、六曜の中で「友引」の日はお葬式に向かない日として敬遠されることも多く、「友引→友を引く」ということで「故人が友達を引っ張っていく」と解釈されることもあり、気分的にはあまり良くないからです。
*六曜が回る順番は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」
そういう事もあって、結果的に先勝の日にお通夜は避けられる傾向にあるようですね。
友引の日には火葬場も閉まっている場所が結構あるようです。
先負と先勝の違いは?
六曜の中には先負と似たような日の、先勝(せんしょう・さきかち・せんかち)と言う日があるのですが、先勝と先負は意味がどう違うのか?
ここまでの先負の意味から、なんとなく先勝も意味が感じ取れると思いますが、先勝は「先んずれば即ち勝つ」の意味で、午前に物事を行うのが吉の日となっています。
先勝の日は午前中から積極的に行動をしたほうが、よい一日となりそうです。
あとがき
先負の読み方や意味とは何なのか。
また先負の午前と午後の時間帯で注意したいことについて。
結婚式や入籍、お葬式やお通夜、法事は問題ないのか。
そして宝くじや引っ越し、納車など買い物に縁起がいいのかなど、2019年の六曜カレンダーと一緒にまとめました。
先負は午前と午後の時間に気をつけて、冷静に落ち着いて行動すればそんなに運気が悪い一日でもなさそうですね。
他の六曜にもさまざまな意味が込められているので、ぜひそちらも読んでみてください。
先勝の読み方や意味とは
友引の読み方や意味とは
仏滅の読み方や意味とは
大安の読み方や意味とは
赤口の読み方や意味とは
コメント