蚊が絶滅したら生態系は崩れる?存在意義や絶滅させる方法は?

蚊 絶滅 したら

夏になると特に蚊がブンブンとうるさい季節になるので、

蚊なんて絶滅したらいいのに。

なんて思う方も多いかもしれません。

でも実際に蚊が絶滅して地球上からいなくなったらどうなるのか。

人間にとってデメリットもたくさんあるんじゃないかと思いますよね。

蚊は生態系の中で破壊の存在ですが、いろんな生物のタンパク源にもなっているしその役割は非常に大きなものとなっています。

それでも、もし蚊が絶滅したら一体どうなってしまうんでしょう。

そこで今回は、蚊が絶滅したら生態系にも影響があるのか。

また蚊の存在意義や絶滅させる方法など、世界の研究の様子や身近にできる蚊対策などまとめました。

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蚊が絶滅したら生態系は崩れる?

蚊は人間の血を吸って産卵しますが、普通に生活しているとただの邪魔な虫にしか思えませんよね。

蚊に刺されたらかゆいし腫れるし、まだデング熱やマラリアなどの病気を媒介するので、絶滅したらいいのにと感じる人も多いんじゃないでしょうか。

では、この蚊が絶滅したら生態系にどんな影響があるんでしょう?

蚊が絶滅したらどうなるのかというのはいろんな予想もありますが、あくまでそれも予想の範囲なので実際にどうなるかはわかりません。

蚊がいなくても別の虫が変わりの役目を果たすから、生態系には影響がない。

逆に、

蚊のようにタンパク源としていろんな生物の役に立っている虫は代替え効きにくく、生態系に与える影響は大きい。

いろいろ言われていますが結局のところはわかりません。

例えば、蚊の幼虫のボウフラは魚などの水中生物の餌になります。

成虫はカエルやトンボ、蜘蛛など他にもたくさんの餌になっているので、いくらか生態系にも影響はありそうです。

まったく存在意義がないと言うワケではなさそうですが、もし蚊がいなくなったとしたらどんな生態系の崩れが予想できるのか。

その説をいくつかまとめてみました。

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蚊が絶滅して崩れるバランスの予想

  • ボウフラの餌の植物プランクトンが増えて、他の害虫が増える。
  • ボウフラを餌とする魚や昆虫が、別の食べ物を探し生態系が崩れる。
  • 植物の受粉がうまくいかなくなり、絶滅する植物が増える。
  • 成虫を餌とするトンボやクモなどの昆虫が他の生物の捕食を初めて生態系が崩れる。

これらはあくまで一説で必ずこの通りになるとは限りません。

蚊は生態系の中ではかなり下位の存在ですが、それを餌にしている生物も多いので、いなくなれば代わりを探すしかないですよね。

もしかすると蚊は私たちの気付かないところで何か別のウイルスなどに関わっていて、人間に影響を及ぼさないような役割があるのかもしれません。

良くも悪くも蚊が生態系の中に大きくかかわっているのは確かなので、どうなるかというのは絶滅してみないとわからないところでしょう。

 

蚊の存在意義って何なの?

蚊 絶滅させる方法

この蚊の存在意義ですが、人間の血を吸いかゆみや腫れを引き起こすだけではなく、デング熱やマラリアなどの伝染病を媒介したり、犬や猫のフィラリアの病気を運んできます。

蚊の存在は人間にとっては邪魔な生き物で、最も恐ろしい生物は蚊と言う学者も多いくらいです。

日本はまだ比較的安全ですが、アフリカなどの地域では年間で何万人も感染者を出しています。

人間にとっては厄介な蚊ですが、先ほども触れたように生態系の中ではいろんな生き物のタンパク源となっているので、それだけでも存在意義はありますね。

また植物の受粉にもかかわっているため、植物の種の保存にも一役買っているのでしょう。

だから蚊の存在意義は、地球規模で考えると大きな意味を持っていると思います。

 

人間に対する蚊の存在意義は?

蚊 絶滅 デメリット

人間にとっては存在意義がなかなか感じられないかもしれませんが、実は蚊の血液を吸う針にヒントを得た無痛針というのも開発されました。

「ナノパス33」というもので、糖尿病患者のインシュリン注射などの際に痛みがないとして使われています。

蚊からヒントを得てこういった発明や研究で人間に役立っている部分もあります。

ただ、これからは無痛針よりも「針のない注射」というのが登場して、気泡の圧力で薬を注射することができる技術が開発されてます。

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蚊を絶滅させる方法ってあるの?

蚊を絶滅させる方法があるとすれば、どんなことが考えられるのか。

もちろん一匹一匹やっつけたりしてもキリがないので、そういう方法では絶滅させることはできません。

そこで蚊の遺伝子を変えて、蚊の生態を操作しようといった研究がたくさん行われています。

蚊が血を吸いに来るのはメスの蚊だけで、実は蚊の餌は人間の血ではなく花の蜜や樹液なんです。

血を吸うのは産卵のためであって、自分たちの餌じゃないんですね。

だから蚊のオスは血を吸いに人間を刺さないので、遺伝子操作で生まれる蚊を全部オスにしてしまおう。

そうすれば蚊は次第に数を減らし絶滅していくだろう。

こんな研究が行われたんですね。

また、マラリアやデング熱などを媒介出来ないような蚊を遺伝子操作で作る研究など、蚊に対しての研究がいろいろとされているようです。

 

蚊の発生を抑えるには?

蚊 絶滅したら

蚊の絶滅というのは今すぐできる物ではないし、本当に絶滅させていいのか?

遺伝子操作など、人間の身勝手な行動で蚊を抹殺してもいいのかなど問題はありますよね。

でも、そんな大きな話じゃなくて、

いま家の周りにたくさんいる蚊に刺されたくない

こっちの方が切実な願いじゃないでしょうか。

まずは家の周りに蚊を発生させない、発生しそうなポイントを潰していく。

といったことが大切になってきますよね。

蚊の発生には水場が必ず必要で、家の近くに田んぼや池があると蚊が発生しやすくなります。

蚊 絶滅させる方法

その場合はさすがに駆除や対策するのは難しいですが、住宅街などで蚊が発生しそうな場所が、実は結構身近にあります。

例えば、

  • 雨水の水たまり
  • 鉢受けの皿
  • タイヤの中
  • 空き缶の中
  • バケツやジョウロの中

こういった場所にも水がたまることってありますよね。

蚊 存在意義

だから近くに田んぼや川がなくても、家のそばにこういった水場があれば蚊の発生原因になってしまうんです。

雨上がりの日とか水が溜まりそうな場所がないか確認して、できるだけ発生原因を作らないようにしましょう。

また、蚊が発生する水場のポイントとして、

  • 薄暗い場所
  • 風通しの悪い場所
  • 落ち葉や草木の多い場所

こんなジメジメした場所にある水場に発生しやすいようです。

日当たりが良く、水温が45℃以上になる場所に蚊は発生しないようです。

また、家の中にも蚊が産卵しそうなポイントはたくさんあります。

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あとがき

蚊が絶滅したら生態系にも影響があるのか。

また蚊の存在意義や絶滅させる方法など、世界の研究や身近にできることなどまとめましたがいかがでしたか。

蚊は絶滅して欲しい生物の一つだと答える人も多いでしょうが、生態系の中にはかなり奥深く組み込まれている生物なんですね。

だから蚊がいなくなると、絶対に何かが変わることは確かです。

どうなるかは想像の域を越えませんが、地球全体のことを考えると存在意義は大きいのでしょうね。

私たちがよく目にする蚊には「茶色い蚊」「シマシマの黒い蚊」があると思いますが、家の中では茶色い蚊を見かけることが多いですよね。

実はそれぞれに特徴があり、襲われやすい場所や吸血行動にも違いがみられます。

この蚊の特徴を知ることで色々な予防法を身に着けることができるので、この機会にぜひチェックしておいて下さい。

 

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