蚊はメスしか血を吸わない?オスは刺さないなら食べ物は何なの?

蚊 メスしか吸わない

蚊は夜中の寝てる時に血を吸いに来るとうるさいし、起きてやっつけようと思ったら、もう周りにいなかったり。

刺されるとかゆいし腫れるし、邪魔な存在の蚊ですが、

実は血を吸うのはメスの蚊だけで、オスは血を吸わないんです。

どういうことなの?

と思うかもしれませんが、蚊が血を吸うのは自分のエサのために吸っているわけじゃなかったんです。

じゃあ、いったい普段どうしてるの?

と、いろいろ気になるところがありますよね。

そこで今回は、

蚊はメスしか血を吸わないとはどういうことなのか。

蚊のオスが血を吸わないのなら食べ物は何なのか、メスの栄養源はどこからとっているのか。

蚊のオスとメスの違いと蚊の産卵やエサ、寿命なども含めまとめました。

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蚊はメスしか血を吸わない?

蚊と言うと「近づいてきて刺しては血を吸う」といった生き物ですが、実は、

蚊はメスしか血を吸わない。

つまり蚊のオスは血を吸わないんです。

まず、蚊のメスがどうして血を吸いに来るのか?

これは蚊の産卵のために血を吸いに来ているからなんですね。

産卵をして卵に栄養を送るためには、タンパク質が豊富な血が必要になるわけです。

そこで私たち人間を始め血液を持つ動物に近寄り、口吻を刺して血を吸っているわけなんですね。

だから実は、蚊のメスが自分の栄養のために血を吸いに来てるわけではないんです。

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蚊のメスが血を吸うとき

蚊 オスメスの違い

蚊のメスは蚊のオスと交配した後に吸血行動が始まり、産卵のために血を吸いに来ます。

そして蚊のメスは水場で産卵します。

蚊のメスは一生のうちに3~4回ほど産卵を行うので、そのたびに血を吸いにやってきます。

また蚊のメスが産卵の時に血を吸う量は約2~4㎎となっていますが、一度でこの量を吸えない場合は何度も刺しにやってきます。

だから寝ている時とか複数個所刺されていることもよくありますが、1匹でいろんなところを刺している可能性もあるんですね。

そして血を吸い終わったメスの蚊は体重が増えるので、すぐ遠くには飛べないため壁や物奥で潜み休憩しています。

その間に2~3日かけて卵巣に栄養を送り消化し、身を軽くしてから産卵場所に向かって飛んでいきます。

 

血を吸わない蚊のようなユスリカやガガンボ

蚊 オス 食べ物

少し間違われるのが蚊のようなユスリカやガガンボ。

ユスリカも見た目は蚊のようですが、色は緑っぽい体をしていてハエの仲間の虫で血を吸いません。

そしてすごい巨大な蚊のような生き物のガガンボも、血を吸うことはありません。

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蚊のオスは刺さないなら食べ物は何なの?

さて、ここで疑問になるのが

蚊のメスは血を吸っても産卵のために使ってるなら、自分は何を食べているの?

蚊のオスは血を吸わないなら自分の食べ物、エサは何から栄養を取ってるの?

というところが気になりますよね。

実は、蚊のオスもメスも栄養源は花の蜜や樹液といったものなんです。

では、蚊はどんな感じで花の蜜を吸っているのか。

その様子を捉えた動画があります。

 

蚊の吸蜜 【 Mosquito sucking Nectar 】

このようにまるで蝶が花の蜜を吸うように、管を伸ばして吸っている様子がわかりますね。

でも、あんまりこういう光景ってみないですよね。

蝶が吸っているのがわかるのは、やはり体の大きさが蚊に比べて大きいからでしょう。

蚊は体も小さいし、色も茶色や黒色だし、樹液とか吸っていても色が同じで分かりにくいですし目立たないからだと思います。

 

蚊の幼虫(ボウフラ)の食べ物は?

蚊 オス エサ

蚊は水場に産卵しますが、

卵から水中でふ化し幼虫(ボウフラ)になり、さなぎ(オニボウフラ)になったあと成虫になります。

この幼虫やさなぎの時には何を食べ物としているのかというと、水中にある落ち葉や小さな微生物を食べているようです。

だから蚊が産卵するときはきれいな水場にではなく、エサが豊富な有機物が多いちょっと汚れた水場に産卵をするんですね。

最初に産卵に適した水場かどうか確認するんだそうです。

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蚊のオスとメスの違いは?

蚊のオスとメスの違いは

  • 蚊のオスは血を吸わない。
  • 蚊のメスは産卵のために血を吸う。

まずはこれが大きな違いですね。

蚊のメスは産卵を行うので、おなかの部分が少し大きくなっているようです。

また、蚊のオスは触角にふさふさした羽毛のような毛がはえていて、蚊のメスにはあまり毛がはえてません。

ただ、飛んでいる蚊を肉眼でオスかメスかを判別するのは難しそうです。

 

蚊のメスの産卵

蚊 メスしか吸わない

蚊のメスがオスの蚊と交尾をするのは、一生の内で一度だそうです。

その交尾でメスの蚊は精子を受精嚢という袋に蓄えておき、受精はまださせないんだそうです。

この交尾後に蚊のメスの吸血行動が始まり、そして血を吸いに行きます。

そしてその血を栄養源としメスの体の中で卵が成長し、産み落とされる時に受精嚢にためていた精子で受精卵になり水場に産み落とされるといった流れなんですね。

この時メスの蚊はまだ精子は残している状態なので、また血を吸いに行って同じ産卵行動を3~4回繰り返すと言うワケです。

 

蚊のオスとメスの寿命や活動の違い

蚊 オスメスの違い

蚊のオスもメスも寿命はだいたい1ヶ月ほどとなっています。

ただ、オスの蚊はメスよりも寿命が短めのようですね。

そして蚊の種類によって冬の越し方など変わってきますが、基本的に卵の状態で冬を越します。

ただ、イエカのオスもヤブカも冬になると全滅します。

でもメスのイエカは洞窟とか地中の穴、家の中でも押し入れとか靴箱の奥など薄暗い場所に潜んで冬を越す蚊もいます。

冬眠のような状態なので、寿命も6ヵ月ほどに伸びるようです。

チカイエカは一年中活動するような蚊なので、低温にも強く冬でも出てくるときがありますね。

 

あとがき

蚊はメスしか血を吸わないとはどういうことなのか。

蚊のオスが血を吸わないのなら食べ物は何なのか、メスの栄養源はどこからとっているのか。

蚊のオスとメスの違いと蚊の産卵やエサ、寿命なども含めまとめましたがいかがでしたか。

てっきり蚊ってオスもメスも血を吸って栄養にしていたと思いがちですが、実はメスしか血を吸わなくて、食べ物も別にあったんですね。

もしこれでオスの蚊まで血を吸いに来ていたら、もっとうっとおしい事になっていたんですね。

 

私たちがよく目にする蚊には「茶色い蚊」「シマシマの黒い蚊」があると思いますが、家の中では茶色い蚊を見かけることが多いですよね。

実はそれぞれに特徴があり、襲われやすい場所や吸血行動にも違いがみられます。

この蚊の特徴を知ることで色々な予防法を身に着けることができるので、この機会にぜひチェックしておいて下さい。

 

 

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