夜に電気を消してしばらくすると、耳元で蚊が「プーーーーン」と…。
耳元をバン!って叩いても手ごたえないし、仕方ないから電気を付けたらどこに行ったか分からないし…。
そして電気を消して寝てたら、また耳元でうるさいし…。
もういい加減、毎年同じことの繰り返しでうんざりしていませんか?
そもそも、なぜ蚊は耳元に来てうるさくするのか、寝てる時にうまく蚊をやっつけられないのか?
など、いろいろ知りたいことがたくさんありますよね。
そこで今回は「蚊の羽音のうるさい理由や蚊の習性」というところに触れていきたいと思います。
蚊の羽音が耳元に来てうるさい理由は何なのか。
蚊の習性やうるさく聞こえる周波数、そして蚊が耳元でうるさい時の距離感はどうなのか。
また、蚊がうるさくて眠れない時の対処法について、蚊の見つけ方や隠れそうな場所。
扇風機や蚊帳を使った対策などまとめたので、ぜひ最後までご覧下さい。
蚊の羽音が耳元に来てうるさい理由は?
うるさく部屋の中を飛び回る蚊ですが、特に寝るときになって耳元に来てうるさいことって多いですよね。
布団かぶってやり過ごそうとしても周りでブンブン飛んでるし、あまりにうるさいから電気をつけてやっつけようと思ったら見つからないし…。
それは「蚊が顔に近寄ってきやすい理由」というのがあるからなんです!
まず、蚊が引き寄せられる原因には
- 体温
- 二酸化炭素
- 汗・乳酸
- 色
蚊の探知能力というのはものすごく優れていて、蚊は数十メートル先からでも二酸化炭素の動きを感知できるようです。
まずはこの二酸化炭素を感知して大雑把に寄っていき、そして視覚や聴覚などを使って、白黒の判別や体温を感じて獲物に向かっていくようです。
さらに近づいて汗に含まれる乳酸などを感知し、皮膚に到達して血を吸うといったような流れがあるようですね。
蚊が暗闇でも刺してくるのは、これらを感じ取っているからです。
寝ているときに蚊が耳元でうるさい理由には、
- 布団や衣服でガードしている。
- 口からは呼吸で二酸化炭素が出る。
- 顔は汗が出やすい部分が多い
つまり顔に蚊が集まりそうな原因が集中してるから、夜寝るときに耳元でうるさいと感じることが多いんですね。
布団や衣服でガードしてない所に蚊が来る
寝るときは布団やパジャマで肌の露出がない部分もありますよね。
でも顔は何もガードされてないので、顔に寄ってくる確率が高くなり耳元でうるさくするわけです。
呼吸の二酸化炭素を探知し蚊が来る
蚊は二酸化炭素を感じて飛んできます。
呼吸すると二酸化炭素が出るので顔の周辺には寄ってきやすいわけです。
またお酒を飲んでるとアルコールが二酸化炭素と水などに分解され、二酸化炭素量も多くなるため蚊が寄ってくる確率も上がります。
顔の汗の乳酸を探知し蚊が来る
顔は汗をかきやすい場所なので、汗から出る乳酸や体温の変化を感じ取って蚊が近寄ってきやすいんです。
これも衣服や布団をかぶっている部分より、むき出しの顔の方が感じ取れやすいので、蚊が近寄ってきやすいんですね。
寝るときにはこういった事が重なりやすいので、蚊が耳元に来てうるさくすることも多くなると言うワケです。
蚊の音の周波数がうるさい原因?
蚊の羽音ってすごく不快な音に聞こえますよね。
あの「プーーーン」という高い音は耳元で少し聞こえるだけで不快になります。
実は蚊の羽音がうるさく感じるのは、周波数がそういう音域にあるためだと考えられてます。
蚊が飛ぶときは1秒間に600~800回も羽を動かしていると言われてます。
羽をはばたかせる回数が多いので、飛ぶ昆虫の中でも特に高い周波数の音を出すと言われており
トンボ:20~30Hz
ハエ:約200Hz
ミツバチ:約250Hz
このような周波数になっています。
そして蚊の羽音の周波数は
他の虫に比べ周波数が高いですね。
人間が耳で聞きとれる周波数の範囲は20~20000Hzなので十分聞こえます。
蚊の羽音が耳元でうるさいと感じる理由の一つに、この周波数が関係しているという話もあります。
その蚊の羽音は「ピンクノイズ」と呼ばれる周波数で、私たちにとって敏感に反応してしまう音域なんだそうです。
*耳の可聴範囲、帯域ごとの聴覚感度の影響で倍音の聴こえ方が変わってきますので、個人差はあります。
蚊が耳元でうるさいとき距離感はどのくらい?
蚊が耳元で「プーーーン」と飛んでいると聞こえた時、実際には蚊はどのくらいの位置を飛んでいるのかというと、
このあたりの距離までが耳元で聞こえる範囲のようです。
だから夜中寝ているときに蚊がうるさいと感じても、必ずしも刺す瞬間ではないときも多いんですね。
蚊の音がうるさく刺されて眠れない時の対策は?
蚊の音がうるさい!
蚊に刺されて寝れないときってありますよね。
まずは、その場ですぐに何とかする対策法ですが、
リモコン式の蛍光灯の場合、リモコンを枕元に置くことが多いと思いますが、それを付けてゆっくり周りを見渡しましょう。
ここでいろいろ動きすぎると蚊が逃げていってしまいます。
明かりをつけて運よく蚊の居場所がわかれば、うるさい蚊を撃退しやすくなると思います。
同時に蚊撃退用のスプレーなども枕元に準備しておきましょう。
蚊が隠れそうな場所
寝ているときに蚊が耳元でうるさいときに、電気をつけてやっつけようと思ったらすでにいなかった…。
こんなことってよくありますよね。
それは「蚊の習性」を知ることでいくつか予想できる隠れ場所がわかります。
最初に触れたように、蚊は、
- 体温
- 二酸化炭素
- 汗・乳酸
- 色
こういった部分に反応します。
そこでまず「温度」ですが、テレビなどの家電、配線部分で温度が上がりやすい場所に潜んでいることが多いです。
寝る直前までテレビをつけていたりしたら、テレビの裏に隠れている事もあると思います。
次に注目したいのは「色」です。
実は、蚊は黒色や紺色といったものに集まる習性があります。
だから先ほどのテレビの裏や配線がゴチャっとなっているところは、暗いし温度も高めなので見つけやすい場所です。
そして押し入れやクローゼットの中、カーテンなど影ができる部分を探してみましょう。
蚊が見つけられなかったときは
もし蚊が見つけられないまま仕方なく寝てしまおうという時は、扇風機を首振りにして寝ましょう。
蚊の飛行能力では、扇風機の風に逆らって飛ぶことができません。
蚊は風速2m程度の風でよろめいてうまく飛べなくなると言われています。
ただし扇風機も距離を近づけすぎて長い時間当たり続けると、夏でも寒くなるのでバランスは大切です。
完全な蚊対策にはなりませんが、何もしないよりは防ぎやすいと思います。
蚊対策の最終兵器『蚊帳』
- 蚊取り線香も効かない!
- アースノーマットも効かない!
- 蚊がいなくなるスプレーも効かない!
- 扇風機もダメ!
- もう布団をかぶるしか対策できない!
蚊ごときに毎日悩まされるのも嫌ですよね。
そこで蚊対策の最終兵器となるのが
薬剤が効かない、風もお構いなしで刺しに来るなら、もう物理的にシャットアウトしてしまおうというのが蚊帳です。
蚊帳があれば蚊に悩まされる割合もかなり減るでしょう。
蚊帳は大きなメリットがありますが、その反面デメリットもあります。
どんなものか確認して、もしあなたの生活スタイルに合いそうなら一度試してみると良いと思いますよ。
ぜひ参考にしてください。
あとがき
蚊の羽音が耳元に来てうるさい理由は何なのか。
蚊の習性やうるさく聞こえる周波数、そして蚊が耳元でうるさい時の距離感はどうなのか。
そして蚊がうるさくて眠れない時の対処法について、見つけ方や隠れそうな場所。
夏は蚊に悩まされる時間も多くなりますが、特に寝るときに刺されるとしんどいですよね。
今年の夏はうまく対処して、気持ちのいい睡眠が長くとれるようにいろいろ試してみてください。
ただ、いろんな対策してもやっぱり蚊に刺されることはあると思います。
その蚊に刺されたら腫れてかゆみが出て大変ですよね。
そんな蚊のかゆみも長く続いたら嫌だし、一刻も早く抑えたいんじゃないでしょうか。
蚊のかゆみを抑えるのにバツ印をつけたりしますが、あれって本当に効果あるのか?
など、いろんなかゆみの抑え方をまとめたので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
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