蚊取り線香は火で燃焼させることで有効成分を揮発させ、煙に乗せて運ぶといった蚊対策グッズです。
やっぱり火を使うという点で少し危険性がありますが、気を付けて使えば火事も防げますし比較的安全性は高いと思います。
でも、しっかりとした消し方や捨て方を知っておかないと、何が起こるかわかりません。
そこで再確認の意味も込めて、今回は「蚊取り線香の扱い」について注目してみました。
この蚊取り線香の火事の危険性や事例。
蚊取り線香の安全な消し方やタイマー式の方法。
そして灰の捨て方や再利用方法などまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
蚊取り線香の火事にならない安全な消し方は?
蚊取り線香を使う時は火を扱うので、やっぱり怖いと思うのが火事ですよね。
火種自体はそんなに大きいものではないし、普通にしていれば火事が起こるようなことはないですが、それでも注意しておかないといけません。
新聞やノート、布団やカーテンなど燃え移りやすいようなものは近くに置かないのが鉄則です。
灰受けに新聞紙を使っていて火事になったなんて言う話もあります。
また、蚊取り線香を使う時も、近くにペットがいると倒してしまって火事になったという事例があるようです。
そして小さな子供や赤ちゃんも倒してしまう危険があるので、家事にならないよう手の届かないところで使う必要があります。
蚊取り線香についた火の消し方も色々ありますが、一番安心できるのは火種を切ってしまうこと。
ハサミを使って、火種の手前の部分を切ってしまうんです。
すると蚊取り線香本体にはもう火がついていない状態で、火種は下に落ちるのでそのまま勝手に消えます。
一応、その火種も最後までしっかり消えているかは確認しましょう。
蚊取り線香のいろんな消し方
他にもいろいろと蚊取り線香の消し方があるので、ちょっと紹介していきますね。
ホッチキスの針をかぶせる。
ヘヤピン、クリップをかぶせる。
少量の水をかけて消す。
色々ありますが、こういった消し方をすればしっかり消えると思います。
蚊取り線香の火事防止のグッズ
蚊取り線香は蚊取り線香立てにつけて、下に受け皿を敷いて使うのも非常に風流がありますが、これだと風の影響を受けやすいです。
また、何かの拍子で蚊取り線香が倒れる危険もありますし、風で灰が飛び散りやすいのでしっかりと目の前で見ておかないと危ないです。
だから火事防止のために「蚊取り線香入れ」を使うと、転倒や風の影響も受けにくくなりますよね。
蚊取り線香缶で購入すると、蚊取り線香皿も一緒についてくるので安心できます。
ただ蚊取り線香だけの購入だとそういったものがないので、蚊取り線香入れを別途購入するといいでしょう。
例えばこれは吊り下げ用の蚊取り線香入れですが、これがあれば室内はもちろんのこと、屋外にも持ち出せるしベルトなどにつけて携帯もできて便利です。
ガーデニングや散歩のときなどにも便利に使えるので、持っていると便利ですね。
また室内専用であればこちらの「蚊遣り豚」のような入れ物があると、転倒の防止にもなり火事の予防にもなります。
他にも蚊取り線香入れはたくさん販売されてるので、インテリアも考えながら探すと楽しいですよ。
蚊取り線香をタイマーのように途中で消す方法は?
さて、この蚊取り線香の消し方には、
- ホッチキスの針をかぶせる。
- ヘヤピン、クリップをかぶせる。
といったことを紹介しましたが、実はこれで蚊取り線香をタイマーのようにして消すことができます。
やり方は非常に簡単で、
あなたが何時間後に消したいか、その時間の分を残してホッチキスの芯やクリップをセットしておく。
これだけです。
だからあなたが1時間後に消したいと思ったら、10㎝先の部分にクリップやホッチキスの芯をセットしておけばいいんです。
これを写真付きで説明すると、このホッチキスの芯が約2.5㎝ですよね。
だからこの芯が4つ分くらいのところに置いておけば、およそ1時間後に火が消えるようにタイマーセットされたようになります。
今回はわかりやすいようにホッチキスの芯を4つ置きました。
だいたい4~5つ目のホッチキスの芯くらいのところに置けば、1時間後くらいに消えます。
当然その日の湿気や温度、風など環境によっても変わるし、10㎝とか測るのもアバウトなので正確ではないですが、
だいたいこの時間には消しておきたいな。
といった時間には消えてくれるので、使える方法の一つだと思います。
もし蚊取り線香を縦向きで使っている場合は、クリップを使えば落ちることもありません。
蚊取り線香の火事の事例
蚊取り線香は火を扱うので、やっぱり最後は火がきちんと消えたか確認しておかないと危険です。
また、蚊取り線香を使う時は必ず安全な状態でないといけません。
その蚊取り線香で過去に火事もたくさん起こっているようなので、いくつか事例をピックアップしてみました。
- 蚊取り線香をタコ糸などで宙づりにし、下に新聞紙を引いて灰受けにしていたら火種が落ちて燃えて火事になった。
- ベランダに置いてあった蚊取り線香をペットの犬が倒し、室外機に燃え移って火事になった。
- 蚊取り線香立てで使用中、風でカーテンがなびき火が燃え移って火事になった。
他にもいろいろあるようですが、蚊取り線香の火も十分火事の危険性がある事はしっかり認識しておきましょう。
蚊取り線香の灰の捨て方や再利用は?
蚊取り線香を使うと必ず出るのが灰ですよね。
この灰を受け皿に溜めすぎると不完全燃焼の原因になりかねません。
また室内で風で飛ばされたりすると部屋がえらいことになっちゃうので、使い終わったらその都度捨てる方が安心です。
灰を捨て方はしっかりと冷めたことが確認出来てから、普通に可燃ごみに捨てればいいと思います。
洗面所などに流すと配管つまりの恐れもあるので、やめた方がいいですね。
蚊取り線香の灰は再利用できる?
蚊取り線香の灰って、何かに再利用できないものかと考えちゃいますよね。
その灰の再利用ですが、一番使えそうな方法が「研磨剤」として使うこと。
蚊取り線香の灰は微細な粒子になってます。
それを研磨剤として使う方法ですが、あくまでも蚊取り線香の灰なので粗目の研磨剤くらいに考えた方がいいでしょう。
メッキや塗料もはがれる可能性もあるので、ドアノブや金属の手すり部分、自転車のホイールなどに使う程度がいいようです。
その他の灰の再利用方法は「園芸の草木灰と同じような利用」という事で、肥料のようにする使い方もあるようです。
ただ、どちらもあまり過剰な期待はせずに、気休め程度の再利用法くらいで考えた方が良さそうですね。
あとがき
蚊取り線香にも火事の危険性は十分考えられます。
実際に火事の事例もあるし、小さな子供やペットのいる家庭も扱いには十分注意したいですね。
また安全な消し方やタイマーのような方法も見てもらいましたが、やっぱりしっかりと火が消えたことを確認してからその場を離れるなどした方がいいでしょう。
その蚊取り線香も使った事がない人が増えているようで、10~20代は触ったことがない人も多いようですね。
やっぱり
- 火が危ない
- めんどくさそう
- ニオイが嫌い
といったデメリットが目立って敬遠される方も多いようです。
今回私も購入をした蚊取り線香ですが、やっぱり使ってみるとそのメリットやデメリットがよくわかります。
また、ずっとお世話になっているリキッドタイプの蚊取り器や、最近人気の蚊がいなくなるスプレーなどとの効果の違いもハッキリ出てます。
そんな蚊取り線香の使い方が分からない、効果的な置き方が知りたい人も多いと思います。
そこで蚊取り線香の缶ケースの中身や蚊取り線香の楽しみ方。また室内と屋外での基本的な使い方や、玄関・ベランダでの蚊取り線香の活用法などまとめたページをこちらに用意しています。
蚊取り線香を実際に使った様子を写真で見れるので、購入前に想像したり、買った後のチェックにも使ってみてください!
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