仕事帰りで暗がりになると、家の外壁とかに止まっているのが見える大きな蚊のような生物がいますよね。
この大きい蚊のような虫の名前は
「ガガンボ」
という虫です。
見た目がかなりでかいので、危険な生物なのかが心配になるでしょう。
また、たまに部屋の中に入ってきたりもするし、体が大きいので気持ち悪いですよね。
血を吸いに来る蚊とはまた違うようですが、このガガンボはいったいどんな虫なのか?
人を刺すことはあるのかなど、気になる点をまとめてみました。
大きい蚊のような虫の名前はガガンボ?
家の外壁とかに
大きい蚊のような虫
が止まっているときがありますよね。
この虫はガガンボと言って、双翅目糸角亜目ガガンボ科に属する虫です。
足が長くて、大きいガガンボのミカドガガンボになると30~38mmくらいにもなるようです。
普通のアカイエカが5.5mm前後となっているので、ものすごく大きいですよね
通常タイプでも10~20mmくらいはあるので、単純に蚊の倍くらいの大きさを持っているのがガガンボです。
蚊とはまた違いますが、姿は蚊のような形をしているため別名「大蚊」「カトンボ」とも呼ばれます。
英名は「crane fly」や「Daddy long-legs(あしながおじさん)」などとも呼ばれるようです。
体が大きい蚊のような虫なので、見た目がちょっと気持ち悪いですし好かれるような虫ではありませんよね。
光によってくるため夜に窓を開けて明かりをつけていたりすると、よく室内にも入ってきます。
またガガンボにも色んな種類があって、ちょっと小さめのガガンボや蜂のようにオレンジと黒の縞模様を持ったガガンボ(ホリカワクシヒゲガガンボ)もいます。
この大きい蚊のような虫のガガンボですが、この虫が刺したり血を吸ったりするのか?
人間に直接害があるのかが心配なところですよね。
でかい蚊(ガガンボ)は刺すの?
このでかい蚊のような虫のガガンボですが、刺すことがあるのかですが、ガガンボは刺して血を吸ったりすることはありません。
形は蚊に似てますが、人間に直接的な害はないということで安心です。
ガガンボの餌は花の蜜とかを栄養源にしています。
【アザミの花の上で集団で吸密をするクチナガガガンボ】
だから基本的には蚊のようにガガンボが刺したり血を吸ったりすることはないんですね。
蚊が血を吸うのは産卵のため
そもそもですが、実は蚊の餌も花の蜜や樹液です。
蚊が血を吸うのは「産卵のとき卵へ栄養を送るため」に血を吸っているのであって、自分のエサのためじゃないんです。
しかも産卵のためなので刺すのはメスの蚊だけで、オスは人を刺したり血を吸うことはありません。
大きい蚊のような虫のガガンボの特徴は?
大きい蚊のような形をしているガガンボですが、生息地域は広くて田舎の田畑の多いところはもちろんのこと、町中でも見かけることがあります。
コンビニとかの電撃殺虫器に寄せられて、撃退されていることもよくあります。
ガガンボはたくさん種類がいるようで、日本ではキリウジガガンボやミカドガガンボ、ベッコウガガンボなどが有名です。
また、このガガンボのような虫もたくさんいて、ガガンボモドキやガガンボダマシとかもいるようですね。
ガガンボの羽は2枚なのですが、ガガンボモドキの羽は4枚になっています。
また、ガガンボは花の蜜などがエサなのに、ガガンボモドキは昆虫などを食べる肉食なんだそうで、かなり違いがありますね。
でもそのあたりに詳しくないと、ガガンボなのかガガンボモドキなのかはよくわからないと思います。
でかいけど体は弱い
とても体が大きいので私達にとっては気持ちが悪い虫ですが、その体は非常に弱くてもろくなっています。
ガガンボを捕まえて足を掴んでいると、飛び立とうとして足がもげてしまうこともよくあるようです。
また衝撃でバラバラになることも多いし、飛ぶスピードも遅いし体も大きくて目立つので、他の生物に捕食されることも多いようですね。
また蚊の寿命は1ヶ月ほどですが、ガガンボの寿命は1週間から10日ぐらいのようです。
あまり長生きしませんね。
あとがき
大きい蚊のような虫の名前はガガンボと言って、でかいけど刺すことはありません。
血を吸うこともなく食べ物は花の蜜などで生活をしているんですね。
見た目がでかいのでかなり怖いですが、直接人間に悪さをするといった生物ではないようですね。
夜に窓を開けたりしていると、光に寄せられてガガンボが入ってくるかもしれないので注意してください。
私たちがよく目にする蚊には「茶色い蚊」と「シマシマの黒い蚊」があると思いますが、家の中では茶色い蚊を見かけることが多いですよね。
実はそれぞれに特徴があり、襲われやすい場所や吸血行動にも違いがみられます。
この蚊の特徴を知ることで色々な予防法を身に着けることができるので、この機会にぜひチェックしておいて下さい。
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