蚊を捕まえる罠に、ペットボトルの中で二酸化炭素を発生させて、寄ってきた蚊を捕まえるトラップがある。
こんな話を聞いたのですが、これって本当に効果あるのか?
もし効果があるなら罠を作っておいて、部屋の中に蚊を入れないようにしたいですよね。
実はこのペットボトルトラップはフィリピンで効果があったという話なんですが、日本でも使える方法なのか知りたいところだと思います。
そこで今回は、
蚊を捕まえる罠の二酸化炭素ペットボトルトラップとは何なのか。
その捕獲用の罠の作り方や効果はあるのか。
また紫外線トラップの電撃殺虫器にも触れてまとめました。
もくじ
蚊を捕まえる罠ってどんな方法があるの?
日本では海外ほど蚊による感染症が話題に上ることって少ないですよね。
デング熱やマラリア、ジカ熱や黄熱病など死亡者が多数出るような病気もあったりするので、アフリカなどの海外では深刻です。
そのため蚊を捕まえる罠というものも、かなりいろいろと開発されたり、家庭でも自分で作れるような罠もあったりします。
日本では蚊取り線香やアースノーマットのようなグッズに頼る蚊対策が多いですが、その蚊を捕まえる罠っていったいどんなものがあるのか?
そんな蚊を捕まえる罠の中で有名なのが
- ペットボトルトラップ
- 紫外線トラップ
- ドライアイストラップ
特にこの3つが知られています。
これらは蚊の習性というものを利用した罠なんですね。
そこでこのトラップが出来た理由を知るために、まずは蚊の習性というのを少し説明します。
蚊の習性は温度や二酸化炭素などに反応する
蚊が特に反応するものというは、
- 温度
- 汗、乳酸
- 二酸化炭素
- 色
これらが大きなポイントとなります。
蚊はいろいろなセンサーを持っていて、蚊の種類の中には数十メートル先からでも二酸化炭素の動きを感知できるようです。
まずはこの二酸化炭素を感知して大雑把に寄っていき、そして視覚や聴覚などを使って、白黒の判別や体温を感じて獲物に向かっていくようです。
さらに近づいて汗に含まれる乳酸などを感知し、皮膚に到達して血を吸うといったような流れがあるようですね。
だから遠くからでも二酸化炭素に反応して寄ってくるので、それを利用した罠を作れば自分から飛び込んでくると言うワケです。
蚊を捕獲するために二酸化炭素を使ったトラップとは?
蚊を捕獲するためには二酸化炭素を使ったトラップというのが考えられたんです。
二酸化炭素をこちらで発生させて、そこに引き寄せられた蚊を逃がさないようなトラップですが、そのトラップの動画がコチラです。
フィリピンで大活躍の二酸化炭素トラップ
フィリピンで成功したトラップですが、フィリピンのマイニラッド社が、デング熱対策でペットボトルトラップを市民に提供しました。
それが大成功しデング熱の感染例が55%、致死率が38%減少しました。
映像を見てもかなりすごい量の蚊を捕まえられています。

ということで、このトラップの作り方についてみていきましょう。
蚊を捕まえる罠:蚊取りボトル
作り方は非常に簡単で、用意するものは
- 空の2Lペットボトル
- お湯:200ml
- 黒砂糖:50g
- ドライイースト:1~2g
これだけで準備が整います。
実際にどんな感じになるのか、その様子を動画でも見ることができるのでこちらを見てください。
【蚊を捕まえる罠:蚊取りボトル】
動画の中では水を使ってますが、40~50℃くらいのお湯を使ってください。
でないと、発酵がされず二酸化炭素が出ません。
この理論を説明すると、お湯に砂糖とドライイーストを混ぜることで発酵させます。
これを嫌気発酵といい二酸化炭素が発生します。
その二酸化炭素に蚊が引き寄せられ捕獲するといったトラップです。