蚊の活動時間や活動時期はいつからいつまで?活動温度は何度くらい?

蚊 活動時間 いつから

夜中の寝てる時に蚊が襲ってきて、耳元でうるさくされて寝れなかったりしますよね。

この蚊って、いったいいつからいるまで血吸ってるのよ!?

って思っちゃうことがありますが、実は蚊は一日中血を吸ってるわけじゃないんです。

 

蚊の種類によっても家でよく見るイエカは、夕方から夜中に活発に活動するような蚊なんですね。

でもシマシマ模様のヤブカは昼間によく活動する種類なんだとか。

どっちでもうっとうしいんですが、この蚊の活動には「気温」が大きくかかわっています。

活動の時期もそうですし、暖かくなると動きやすくなるんですね。

でもあまり熱すぎてもダメなんだそう。

そこで今回は、そんな蚊の活動について触れていきたいと思います。

蚊の活動時間や活動時期はいつからいつまでなのか。

また活動範囲や温度はどうなっているのかなど、蚊の動きについてまとめました。

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蚊の活動時間はいつからいつまで?

ブンブンと耳元を通り過ぎていく蚊って、夜中でも耳元に近づいたり、寝ている間に刺してきたりしますよね。

そんなうっとうしい蚊ですが、

いったい蚊って何時間くらい活動してるのか?いつからいつまで血を吸っているんだろう?

そんなふうに思っちゃいますよね。

この蚊の活動時間ですが、夏に家の中で私たちの血を吸いに来るのは「アカイエカ」と呼ばれる種類の蚊です。

蚊 活動時間 いつから

このアカイエカの活動時間には温度が関係していると考えられてます。

蚊が活発的に活動するのは、気温が約20~30℃の間と言われていますね。

ただ、昼間の暑い時間帯での活動は抑え気味で、夕方から夜間に活動が活発になると言われてます。

朝起きて蚊に刺された跡がいっぱいあるのは、アカイエカが夜も活発に活動しているからなんですね。

 

ヤブカの活動はお昼

蚊 活動時間 いつまで一方でヤブカと言われるシマシマ模様の蚊はヒトスジシマカといいます。

この蚊は草むらなどによく潜んでいますが、昼間でも活発に活動を行うようです。

ただ、逆に夜間はおとなしくなり活動は控えているようですね。

ヤブカとイエカでは少し活動時間に差があるようです。

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蚊の活動範囲ってどこまで?

蚊っていったいどこからやってきて血を吸いに来るのか?

この活動範囲なんですが、家でよく見かけるアカイエカなどは近くに血を吸う動物がいないと周りをけっこう探し回るために移動するようなんです。

この活動範囲にはいろいろ説がありますが、Wikiによれば

コガタアカイエカの通常の1日の行動範囲は1km程度、中には1日で5.1kmの距離を飛ぶ個体もあり。

このように記載がされていて、なかなか遠くまで探しに行きそうですね。

一方のヒトスジシマカ(ヤブカ)は半径50m~100mの範囲で行動すると考えられています。

また、ヒトスジシマカは4~5mの距離に近付くと血を吸いに来るので、藪から遠くにいると刺されるリスクも減るようですね。

 

蚊の活動時期はいつからいつまで?

6月や7月くらいになると、だんだん蚊が活動をし始めていますよね。

蚊の活動が活発になる時期は気温が大きく関係していて、およそ20℃という気温が一つのラインとなってます。

場所にもよりますが、蚊の活動時期は4月や10月といった時期でも活動はしています。

ただ夏場の7~9月ごろが特に多いですね。

蚊の活動時期はいつからいつまで

というのも夏場は夜でも20℃を越えている日が少なくありません。

だから卵から孵化する蚊も非常に多くなります。

また蚊の吸血行動でも20℃を越えてくると活発な状態になってきます。

だから活動時期がいつからいつまでかというのは、気温が大きく左右しているわけなんです。

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チカイエカの活動時期は一年中

日本で私たちがよく目にする蚊は主に

  1. アカイエカ
  2. チカイエカ
  3. ヒトスジシマカ

この3種類と言われています。

アカイエカやヒトスジシマカの活発な活動時期は夏場から秋口あたりまでですが、チカイエカはもっと長い間活動をしていると言われてます。

蚊 活動時期 いつからいつまで

チカイエカは下水道や地下鉄の側溝などに生息していて、外敵が少なく寒さに強いので初冬でも活動はしてるようです。

チカイエカとアカイエカの見分けはパッと見ではわからないくらいで、冬場たまに蚊に刺されることがあるのはこのチカイエカのせいだと言われてますね。

チカイエカも家の中に入ってきますが、冬場は押し入れや靴箱の奥に潜んでいることも多いんだそう。

厄介な蚊ですね。

 

蚊の活動温度は何度くらい?

蚊の活動には温度が非常に大きくかかわっています。

蚊が卵から孵化するにはおよそ20~30℃

このくらいの温度になると蚊が卵から孵化する適温なんだそうです。

これも実験で検証された様子があります。

 

蚊は孵化する最適な温度は?

蚊 活動温度 何度

気温差による孵化日数実験ということで、蚊の卵200個中、何個が孵化するのか?

10℃、15℃、20℃の5℃刻みで、蚊の孵化に対する温度の影響を毎日確認した結果、変化の差が最も大きく現れた4日目の孵化数をみると、

10℃で6個
15℃で18個
20℃で44個

このように気温が上がると孵化数も急増する結果となりました。

引用先:蚊や虫よけに関する研究・調査

http://www.dengue.jp/survey_research/index.html

10℃と20℃を比べると7~8倍違いますね。

夏は夜も20℃を越える日が多いので、蚊も爆発的に増えるわけです。

蚊は一度の産卵で数十~200個の卵を産むと言われていて、一生のうち3~4回は産卵するようなので、もうネズミ算式に増えていきますよね。

 

その蚊は卵から孵化して成虫になるわけなんですが、いったいどこに卵を産んでるのか?

たまに「家の中で卵産んでんじゃないの?」って心配になるくらい、部屋でブンブン飛び回ってることもありますよね。

その蚊の発生場所などをこちらのページでまとめてます。

 

もしかすると「家の中にも発生場所を作っている」という場合もあるので、ちょっと気になる方はぜひ読んで下さい。

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蚊が活発に血を吸いに来る温度は?

蚊が吸血活動をするにも温度が関係してます。

これも実験で、各気温(15℃、18℃、20℃、25℃)での蚊の吸血活動を観察実験されています。

そして、

蚊 活動温度 何度

15℃では吸血活動が見られなかった。
18℃になると吸血活動が見られた。
20℃で夏日(25℃)と同じ吸血活動が見られた。

こんな結果が出たんですね。

つまり20℃になると血を吸うのに動きやすい温度になるわけです。

産卵も吸血活動も「20℃」が大きな目安になりそうですね。

だから5月や11月の季節でも、気温が20℃以上の日が続いたりすると蚊に刺されることもあるんですね。

その一方で蚊の動きが鈍る温度もあり、一つは15℃以下の寒い温度ですよね。

またあまり温度が高すぎてもダメで、30℃を越えてくると動きがちょっと鈍ってくるようです。

 

あとがき

蚊の活動時間や活動時期はいつからいつまでなのか。

また活動範囲や温度はどうなっているのかなど、蚊の動きについてまとめましたがいかがでしたか。

蚊の活動に大きくかかわっているのはやはり温度なんですね。

活動の時間や時期、卵から孵化するにも適温というのがあるので、やっぱり温度の高くなる夏は注意が必要なんです。

夏場はもちろん秋口なども蚊に刺されやすい時期なので、しっかりと蚊の対策はしておきましょうね。

ここまでで蚊の活動について説明してきましたが、私たちがよく目にする蚊には「茶色い蚊(アカイエカ・チカイエカ)」「シマシマの黒い蚊(ヒトスジシマカ)」があると思いますが、家の中では茶色い蚊を見かけることが多いですよね。

実はそれぞれに特徴があり、襲われやすい場所や吸血行動にも違いがみられます。

この蚊の特徴を知ることで色々な予防法を身に着けることができるので、この機会にぜひチェックしておいて下さい。

 

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