朝起きて気づいたらいろんな所が蚊に刺されて腫れている!
よくあることですし、朝からちょっと嫌な気持ちになりますよね。
蚊に刺されるとなぜ腫れたりかゆくなるのか?
夏場は蚊にうんざりさせられることも多いですが、これって体質とかアレルギーとか関係するんでしょうか。
また、刺されて腫れたところも早めに抑えておきたいですよね。
そこで今回は、蚊に刺されると腫れる理由はなぜなのか。
体質やアレルギーの関係や早く腫れを抑える方法はどうすればいいのか。
また蚊の腫れに良い薬や、さまざまな腫れ対策の具体的な中身についてまとめました。
蚊に刺されると腫れる理由は?
蚊に刺されると痒いし、放っておくと腫れてきますよね。
これは蚊が血を吸う時に、血液が固まらない成分を含んだ唾液を注入しているからです。
蚊が刺した時に蚊から送られる唾液を異物と感じ取って、その防御反応でヒスタミンを言うタンパク物質が作られます。
この防御反応で血管が拡張して血漿成分が出てくるので、体内に出された蚊の唾液成分を洗い流そうとするんですね。
この血管の拡張が腫れの原因なんです。
そして体内で作られたヒスタミンがかゆみ神経を刺激し、かゆみを感じることにつながっていきます。
蚊に刺されたときにかゆみと腫れが起こる原因は、こういった体の防御反応がそうさせているわけなんです。
蚊に刺されて腫れる体質やアレルギーがあるの?
蚊に刺されて腫れる、かゆみが出る原因はアレルギー反応を示しているためだと考えられています。
蚊に刺されると血液が固まらない唾液を注入されますが、体はこれを異物ととらえて対処します。
その時に出るヒスタミンというタンパク物質が作られますが、それは「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」という形でかゆみの感じ方も変わるんですね。
即時型アレルギー
蚊が刺した時に蚊から送られる唾液を異物と感じ取って、その防御反応でヒスタミンを言う物質が作られます。
蚊に刺されて腫れる原因は、この反応で血管が広がり血漿成分が出たりするためです。
そしてヒスタミンがかゆみ神経を刺激し、かゆみを感じることにつながっていきます。
蚊に刺されてから気づいたらかゆみが感じられるのは、この即時型アレルギーの反応のためなんですね。
花粉症とかでも目のかゆみとかが激しくなりますが、これもアレルギー反応で花粉から身を守るための防衛反応としてヒスタミンが出ています。
花粉症の薬でも「抗ヒスタミン成分配合」とかよく聞きますよね。
蚊のかゆみも原因としては同じような感じです。
遅延型アレルギー
蚊のかゆみがいつまでも続くことがあります。
これは遅延型アレルギー反応で、刺された場所に白血球などの「炎症細胞」が集まり「炎症物質」が出ます。
その炎症物質が血管を拡げるので蚊に刺された場所が赤く腫れ、そしてかゆみ神経を刺激するためいつまでもかゆみが続くんです。
蚊アレルギーでのかゆみや腫れ
ここまでの蚊のかゆみや腫れの原因とはまた違う、蚊アレルギー(蚊刺過敏症)と呼ばれるケースがあります。
こちらも激しいかゆみや腫れに襲われるのは同じですが、EBウイルスというものに感染した人のごく一部に起こる疾患です。
あまり起こらないアレルギー反応で、刺された箇所が異常に腫れたあと発熱なども起こる症状です。
かゆみや腫れ、リンパ節の腫れや発熱など全身症状が現れ、蚊に刺されて腫れたところがカサブタになったりするため、普通に刺された後の様子とはかなり違います。
もし蚊のかゆみ以外に普通とは違う症状が出たら、必ず診察を受けて医師に相談してください。
蚊で腫れたら対処はどうするの?
蚊のかゆい部分を掻いたりすると炎症が広がってさらに腫れが悪化したりするので、早めに腫れの対処もしたいところですよね。
その蚊の腫れの対処でできることがいくつかあります。
例えば、オーソドックスなところで
例えば、私が持っている「ムヒアルファEX」には「抗ヒスタミン成分」が含まれ即時型の蚊のかゆみは抑えられやすいです。
また、遅延型の蚊のかゆみを抑えるために「ステロイド成分」が含まれているため、長く続いたりぶり返すかゆみにもいいですね。
他にも虫刺されにはウナコーワやキンカンなどあると思うので、そういった薬を使うのも良いのではないでしょうか。
蚊の腫れを抑える対処法
蚊の腫れを抑える対処法には他にもいろいろと提案されている方法があって、それらをピックアップしてみると主に次のような方法です。
- 患部を爪でおさえてバツ印の跡をつける
- 絆創膏やパッチを貼る
- 冷やす
- 熱湯をかける
- 塩を塗る
- 石鹸で洗う
- 酢で洗う
中身をちょっと見ていくと、「これって本当なの?」というようなものもあるし、実際に試したことがある方法もあるんじゃないでしょうか。
この対処法でどれが効果ありそうなのかも含めて、一つずつ順番に見ていきますね。
患部を爪でおさえてバツ印の跡をつける
あなたも蚊に刺されて膨らんだところを、爪でバツ印の跡をつけたりしてかゆみを和らげていませんでしたか。
その時は痛みの方が強いので蚊のかゆみが治まりますが、根本的に治まったわけではありません。
また腫れたところを傷つけてるので、炎症がひどくなる可能性もあるようです。
絆創膏やパッチを貼る
絆創膏やパッチを貼ることで腫れが治まるわけではないですが、小さな子供がどうしても掻きむしってしまう時などは役立ちます。
直接掻くことができないので、皮膚を傷つけることは少なくなりますね。
薬を塗った後などに貼っておくといいんじゃないでしょうか。
寝てる時など、知らず知らずの内に掻いてしまう人にはいい方法だと思います。
コメント