敬老の日2024年とはいつなのか?
敬老の日は9月の第3月曜となっていて、毎年日にちが変わります。
でも、敬老の日はもともと「9月15日」と固定された祝日でした。
そして実は、この敬老の日とは
で全国的に広まった祝日なんです。
そこで今回は、2024年の敬老の日がいつなのか、そして祝日になった由来や意味についてまとめました。
敬老の日2024年とはいつ?
2024年の敬老の日はいつかというと、
この日となっています。
敬老の日はハッピーマンデー制度によって、9月の第3月曜日が祝日となり必ず日曜日との連休となります。
今年のカレンダー上ではこのようになっています。
秋分の日とも近いので、このあたりは休みが多くなる週でもあり、その年によっては秋分の日と敬老の日が近くなり大型連休(シルバーウィーク)になる年もあります。
2015年は日曜日や秋分の日、そして国民の休日という祝日が敬老の日と間に挟まることで生まれ大型連休となりました。
2024年の敬老の日は通常の祝日といった流れですね。
秋分の日というと「お彼岸」なので、お墓参りをする時期になりますよね。
でも、どうしてお彼岸はお墓参りをするのか不思議に思ったことはないですか?
その秋分の日のお彼岸とお墓参りについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
敬老の日は9月15日だった?
実は、この敬老の日は2002年までは9月15日で固定されていました。
それが祝日法の改正によりハッピーマンデー制度が始まり、2003年(平成15年)から今のように第3月曜日が敬老の日というようになったのです。
その日にちと祝日に大きな関係がある場合は移動しませんが、敬老の日のように日にちに大きな由来がない場合は、ハッピーマンデー制度の対象となっています。
成人の日:1月の第2月曜日
海の日:7月の第3月曜日
敬老の日:9月の第3月曜日
スポーツの日:10月の第2月曜日
これらがハッピーマンデー制度の対象ですね。
ただ、海の日には「海の記念日」という由来があり、7月20日という日にちと縁が深いのですがハッピーマンデー制度の対象となっています。
ですので、これも7月20日に戻す議論がされているようです。
ですので当時は「敬老の日っていつ?」などと迷うこともなく、もともと「9月15日」だったですが、それは兵庫県のとある村からの働きかけが由来となっています。
そこで次は、
どうして敬老の日が祝日になったのか?
その歴史を探っていきましょう。
敬老の日が祝日となった由来とは?
敬老の日は祝日ですが、その由来は何なのか?
同じような祝日には、
「こどもの日」「成人の日」
といった祝日はありますが、「母の日」や「父の日」は祝日ではありませんよね。(いずれ変わるかもしれませんが)
実は敬老の日とは、もともと兵庫県多可郡野間谷村で、1947年(昭和22年)9月15日に村主催の「敬老会」を開催したのが由来とされています。
この9月15日という日にちは、農作業もそれほど忙しくない暖かい時にしようということで決まったそうです。
この老人会では、野間谷村の村長であった門脇政夫氏が
ということで開いたものでした。
ちょうどその頃、翌年1948年7月に
では、こどもの日や成人の日は定められたものの、老人のための祝日は定められませんでした。
そこでその年(1948年)の敬老会で、
という声が上がったのです。
そして村長の門脇政夫氏は、兵庫県全体にもこの動きを働きかけました。
するとその賛同者が増え、1950年(昭和25年)には兵庫県が「としよりの日」を制定するまでになったのです。
そしてさらにこの動きがどんどんと広まりを見せ、1966年(昭和41年)には国民の祝日に関する法律が改正されて、ついに「敬老の日」が制定されました。
こうして現在に至るようになって、敬老の日は祝日となっているのですね。
敬老の日の由来や意味は?
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)には、
とされています。
これまでの社会を築いてくれ、お世話になったおじいちゃんやおばあちゃんに感謝する貴重な機会となる意味の祝日ですよね。
この敬老の日ができた由来は、先ほどの兵庫県から始まりを見せましたが、実はこの「9月15日」という日にちには、村長の門脇政夫氏が参考にした話があると言われています。
敬老の日の由来「養老の滝伝説」
門脇政夫氏は、当時9月15日に「敬老会」を開催しましたが、これは
717年の9月に元正天皇が、岐阜県の養老の滝へ行幸し、その時の年号を養老(ようろう)と改元しまし、全国の高齢者に賜品を配った。
これを参考にされたとも言われています。
そして、敬老の日が9月15日である由来としてもう一つに、
として挙げる説もあります。
敬老の日の由来「悲田院の建立」
これは593年の9月15日に、聖徳太子が身寄りのない老人の為の施設である
「非田院(ひでんいん)」
という建物を設立した日だそうです。
非田とは、
こんな意味があるようです。
*ただ、この9月15日という日には正確な根拠がないとも言われています。
このように、何かしら敬老の日との繋がりがありそうな由来が出てきていますが、どれが由来なのかはハッキリしていないこともあるようですね。
敬老の日は何歳からお祝いする?
さて、この敬老の日は何歳からお祝いするものなのか?
なかなか線引きが難しいですよね。
単なる数字としてのラインは65歳というのが一つの目安です。
一般的に高齢者とあたるのが65歳で、老人保健法などの定義もこの年齢なので、何歳からと言うと65歳と考えておいて良さそうです。
そこで、もう一つの目安となるのが孫の存在です。
自分の父親、母親の場合は父の日や母の日があるので、そこでお祝いのプレゼントなどを渡すと大丈夫だと思います。
ただ自分の父母に敬老の日にプレゼントを渡すというのはちょっと辺ですよね。
だから孫がいる場合には、孫からの敬老のプレゼントということでお祝いしてもらう日として割り切る方も多いようです。
ちなみにアメリカ合衆国では、9月の第一月曜日の次の日曜日が「National Grandparents Day(祖父母の日)」とされてます。
日本の敬老の日と同じような意味の日で、孫からお祝いしてもらう日のようですね。
敬老の日に喜ばれるプレゼントは?
敬老の日にはお爺ちゃん、お婆ちゃんにプレゼントを渡してお祝いする意味の日ですが、どんなプレゼントが嬉しいのか。
まず、やはり孫からの贈り物というのが何より嬉しいようです。
孫と一緒に外食にでかけれるようにセッティングしたり、孫からのプレゼントというようにお手紙やお花などもあれば喜んでもらえるでしょうね。
あとがき
敬老の日2024年とはいつなのか。
そして、祝日になった由来や意味についてまとめましたがいかがでしたか。
また、この9月には23日頃に「秋分の日」という祝日があります。
こちらも興味深い由来がありますので、ぜひ併せてご覧下さい。
今回のお話ですが、実はこの敬老の日がハッピーマンデー制度の対象になり、9月15日から9月の第3月曜日に変わるということを、当時存命だった提唱者の門脇氏はよく思わなかったようです。
一般的に見れば、第3月曜日の方が連休だからみんなが嬉しいとは思いますが、敬老の日の由来を考えると「9月15日」という日に意味があったんだと思います。
これも海の日同様、ちょっと考える余地はあるのかもしれませんね。
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