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エアコンの寿命は20年もつ?耐用年数や買い替え年数は何年が目安?

エアコン 寿命

エアコンの寿命は何年ぐらいなのか?

エアコンの調子が悪くなったり、そろそろ買い換えた方が良いかなぁって考えると気になりますよね。

そんなエアコンの買い替えの目安となる寿命ですが、「およそ10年」というのが目安となっています。

10年過ぎるときちんと修理ができなかったり、保証がなくなったりなどいろんな面で制限が出てきます。

この10年という目安は、いろんな法律が絡んだりメーカーの諸事情などもあってこのようになっているんです。

でも買い替えはお金がかかるし、寿命が20年くらいもたないかなって思いますよね。

そこで今回は、

  • なぜ、エアコンの寿命は10年が目安なのか?
  • 一般家庭のエアコン耐用年数は何年くらいなのか?
  • 買い替え年数は何年が目安なのか?

エアコンを修理するのか、それとも買い換えるのか、その選択のキッカケになることについてまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

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エアコンの寿命は何年?

長くエアコンを使っていると、

この先どのくらいまで使えるかなあ?

なんてエアコンの寿命を心配しちゃいますよね。

私のエアコンも10年近くは使っているので、かなり年季の入ったエアコンですが全く壊れる気配もなく正常に動いています。

そのエアコンの寿命でよく言われる目安に「10年」という数字があります。

 

この10年という数字は、

運転時間や温湿度など、標準的な使用条件に基づく経年劣化に対して、製造した年から安全上支障なく使用することが出来る標準的な期間

ということで、一つの寿命の目安となる年数です。

 

これは、2009年以降に製造されたエアコンに表示がされています。

私の家のエアコンにも

設計上の標準使用期間 10年

エアコン13

このように表示があります。

 

また1995年以降のエアコンの場合、PL法(製造物責任法)によって「メーカーが製品を引き渡した後10年以内」が損害賠償責任の対象になります。

そしてさらに、エアコンの補修用性能部品の最低保有期間が「9年~10年」となっているので、約10年を過ぎると修理がしっかり受けれなくなる可能性があるんですね。

この理由から「エアコンの寿命は10年」というのが一つの目安になっているんです。

ただ、だからと言って10年経ったからエアコンはもう使えないのか、というとそうではないですよね。

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エアコンの寿命は20年もつことがあるの?

エアコンの寿命は10年が1つの目安とされますが、

買い替えになるとお金がかかるので、できるだけ長く使いたい。

こう思いますよね。

じゃあ、エアコンの寿命が20年くらいにならないの?

こんなふうにも思ってしまいます。

ただ、実際には長く使っている人も10~15年程度でいろいろ不具合も出てくるようですね。

20年寿命がもつというのは、なかなか難しいかもしれません。

そんなエアコンの寿命ですが、我が家のエアコンの一つは、2001年製で今も動いているエアコンがあります。

エアコン寿命20年

この記事を書いている時点が2017年なので、およそ16年近く動いていることになります。

まだ、不具合らしい故障もなく、今まで通り働いているのでだいぶ長持ちしていますね。

20年とはいかないまでもそれくらいまで頑張ってくれそうです。

ここまで長持ちするといいですよね。

そんなエアコンですが、さすがに20年とはいかないまでもだいたい平均してどのくらいもつのか。

そのエアコンの耐用年数って何年くらいなのか見ていきましょう。

エアコンの耐用年数は?

エアコンの寿命は10年が一つの目安となりますが、必ずしも10年でダメになるかというとそうではありません。

20年近くになっても普通に動くエアコンもありますし、逆に5年くらいしか使っていないのにダメになるケースもあります。

この「エアコンの耐用年数」は使われている環境によってかなり変化します。

 

もちろんエアコン自体のあたりハズレというものもあるかもしれませんが、エアコンの耐用年数を大きく変えるのは「使用環境」でしょう。

 

そんなエアコンの寿命を少しでも延ばすためには、「エアコンの掃除」のような基本的なことは欠かせません。

また、長期間運転していると、やはりそれだけ負担はかかるものだし故障の確率も高まっていくと思います。

コンビニのような24時間エアコンが動いている環境と、一般の家庭で3~5時間動かすぐらいの環境ではかなり違いますよね。

だからエアコンの使用環境も耐用年数に大きくかかわってくるでしょうね。

 

ちょっとここからは関係ない人も多いと思いますので、余談です。

そのエアコンですが、家庭用のエアコンであれば減価償却費の計算の際に、エアコンの法定耐用年数は6年となっているようですね。

まあ、普通のサラリーマン家庭では減価償却費なんて考えないのですが、確定申告が必要な個人事業主とかだったりするとエアコンも経費で落とすことができるケースがあるので、ちょっと計算が必要になります。

その品物ごとに国が「法定耐用年数」っていうのを決めてるんですが、エアコンを10万円で買ってその年に経費で10万円計上しません。

そうではなくて「エアコンも6年くらいの期間使えるでしょ。」ってことで、10万円を6年間で使うといったような考えになります。

まあ関係ない話の人も多いと思いますが、一応こういったエアコンの耐用年数の捉え方もあるんだなって事で、知っておいてもいいと思います。

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エアコンの買い替え年数は何年が目安?

さて、エアコンの買い替え年数は、みんなだいたい何年ぐらいを目安にしてるの?

ってちょっと気になりますよね。

そこで大きな目安になるのが内閣府からの「主要耐久消費財の買替え状況」の発表です。

ここで発表された内容というのが、

エアコンの平均使用年数 エアコンの平均使用年数

というものなんですね。

先ほどの寿命や耐用年数で見てもらったように、目安の10年や環境によっての違いはありますが、

一般家庭で使用するエアコンの平均使用年数の平均は13.6年となっています。(2017年時)

そしてエアコンの買い替えの理由が

  • 故障:65.2%
  • モデルチェンジ:10.7%
  • 住居変更:7.6%
  • その他:16.6%

このようになっているので、故障によるものが半分以上を占めています。

参照:内閣府「主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)」
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html#taikyuu

 

2000年以降で見ても耐用年数は10年を下回っている年は無かったので、こういったデータを見てもやはり10年というのが一つの目安になると思います。

このようにエアコンの買い替えの理由には「故障が65.2%」といったように、みんなやはり故障による買い替えが多いというのがわかりますよね。

当然10年以上使うと何かしら経年劣化や故障といったものが心配になってきますが、こういった寿命を迎える理由の一つに「使用環境」があります。

あまりに悪条件で酷使していると、エアコンにも負担が大きくなって故障の原因にもなりますよね。

オフィスやお店など、一日に何時間も動かさないといけないエアコン環境もあれば、一般家庭のある一定の時間だけ使用するといった環境もあります。

エアコン14

使う理由によってエアコンの動かす時間が違うのは仕方ないにしても、自分たちでできる事をせずに故障を早めてしまうこともあります。

先ほども触れましたが、掃除などのメンテナンスはしっかりしておかないとエアコンの負担も上がりますし、その状態が長くなればなるほど故障も早まりやすくなりますね。

この「エアコンの寿命を延ばす」ために、メンテナンスをしっかりして故障のリスクを減らしましょう。

そのエアコン掃除についてはこちらで詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

 

また、つけっぱなし環境での「電気代や故障のリスク」の話に興味のある方はこちらもどうぞ。

 

そして、エアコンを買い換えようか迷っている人もいると思います。

では、

エアコンの寿命が来た、買い替えを考えている。

こういう時はエアコンにどんな問題が起きているのか、それらをまとめてみました。

 

エアコンから臭いがする

エアコン07

エアコンの臭いの多くは「カビ」が関係していると言われています。

このカビは、エアコンで発生する水と付着しているホコリから発生すると考えられているので、しっかり掃除すればある程度の臭いは軽減されます。

フィンの内部やドレンパンといった素人では手が届かない場所は、業者に依頼し洗浄クリーニングをしてもらうことでよくなる可能性があります。

洗浄クリーニングは1~2万円ほどですが、10年以上使っていたりすると買い替えキッカケの一つとして多く上がる理由ですね。

 

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エアコンから異音がする

エアコンから異音がするとき故障している可能性があります。

特に「室外機の音がうるさい」といった悩みをよく見かけますね。

その場合、室外機周りのチェックや振動の具合を見ることでよくなる可能性もありますが、気になる場合は業者に見てもらう方が安心です。

室外機の異音についてはこちらのページも参考になると思います。

 

エアコンから水漏れがする

エアコンからの水漏れは、ドレンホースの詰まりが8割と言われています。

まずは室外機のそばにある、ドレンホースと呼ばれる部分のチェックをしてみましょう。

ドレンホースの中は、虫の死骸や砂ぼこりといったもので詰まることも多くあり、何かのキッカケで折れ曲がっていたりするときもあります。

このドレンホース以外では、梅雨時の湿気の高い時の運転や掃除不足なども原因の一つです。

 

エアコンが効かない

エアコン水漏れ01

エアコンがしっかりと動かない場合があります。

この場合、完全にエアコンが故障しているのか、それともほかに理由があるのかを見つけないといけません。

例えば

室外機の周りにたくさん物を置いている。

室外機はエアコンが吸い込んだ部屋の暑い空気を、外に排出する役割があります。

だから室外機の周りに物がたくさん置いてあると、熱をうまく逃がすことができずエアコンが冷えない原因につながるケースも考えられます。

エアコンを使わない春先に室外機の周りに色々物を置いていて、それに気づかずにいざ使うとき冷房が効かないなんてこともよくあるそうです。

 

後はフィルター清掃不足などもありますが、何らかのきっかけでガス漏れしていたり室外機の故障であったりなど、業者に依頼しないとわからないものもあります。

修理代金が大きくなるようなら、買い替えの検討も必要ですね。

説明書には「エラーコード」なども記載されているので、それを見ながら何が悪いのかを探る方法もあります。

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リモコンが効かない

リモコンが効かない場合は、「リモコンが悪いのか、本体が悪いのか」を探していきましょう。

何かしらの不具合でリモコンが効かなくなった場合は、いろいろな解決法があります。

新しくリモコンを用意するにしても早く安くする方法もあるので、こちらの記事を参考にしてください。

 

あとがき

エアコンの寿命は何年くらいなのか。

また、寿命が20年も持つようなことはあるのか。

その耐用年数や買い替え年数は何年が目安か、買い替えのサインなどエアコンの具合についてまとめましたがいかがでしたか。

エアコンの寿命はおよそ10年ほどですが、これを1つの目安にできると思います。

そのエアコンが故障すると買い替えるか修理するのかで悩むと思います。

そんなときに、

このエアコン、購入してから10年は経つなあ。

このくらい使われているなら、部品交換などの修理をするとなると高くなる可能性もあります。

 

業者に頼むクリーニング洗浄もそこそこお金がかかるので、

10年経って何か不具合が出たら買い替える。 10年経って何か不具合が出たら買い替える。

というように決めるのも、一つ買い替えのキッカケにはなりますね。

もしエアコンの買い替えを考えるなら、やはり気になるのはその価格ですよね?

少しでも安くお得に購入したいと思うので、エアコンの買い時や安い時期について見ておきたい人は、続けてこちらの記事もご覧になって下さい。

 

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