扇風機の売り場には、サーキュレーターという似たような商品もよく見かけます。
毎回見るたびに、
このサーキュレーターっていったい何なのだろう?
こんなふうに思っていませんか。
サーキュレーターとは、エアコンなどと併用して部屋の空気を循環させることに役立つ家電です。
扇風機とは目的が違うので、体に風をあてて涼しく感じたい人は普通に扇風機を買いましょう。
って思いますよね。
そこで今回は、サーキュレーターを使うことの意味や効果、そしてその必要性についてまとめました。
サーキュレーターを購入してよかったと思う人、後悔したと思う人の違いについてもいっしょに見ていきたいと思います。
サーキュレーターとは何なの?
今では家電量販店でも、扇風機とともに普通に販売されているサーキュレーター。
このサーキュレーターとは何なのか?
今やわりと普及し始めたとはいえ、何に役立つのかわからない人も多いと思います。
サーキュレーターとは言葉の意味が
という意味を持っていて、部屋に置くことで「空気の流れを作る」「空気を循環させる」という役割があります。
そのサーキュレーターとは、
こんな特徴を持っています。
強い風を一直線に遠くまで届けることができるので、空気の流れを作るのに向いているんですね。
でも、このサーキュレーターは見た目からもわかるように、扇風機と形が同じようですよね。
だから扇風機とサーキュレーターの違いや、何がいいのかイマイチわかりにくくて、
このように思う人が多いと思います。
いったい扇風機と何が違うのか、どちらを購入したらいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
その扇風機との違いも含めて、
ということについて、まとめていきますね。
サーキュレーターの意味や効果とは?
サーキュレーターとは、部屋の空気を循環させたり流れを作る意味があるものですが、それが私たちの生活にどんな効果があるのか?
これが一番気になりますよね。
夏場はエアコンをよく使いますが、出てくる冷風はまんべんなく部屋全体に行きわたっているわけではないので、部屋の上部や端まで届かない場合もあります。
特に部屋が広い場合、例えば、
- リビングにエアコンがありキッチンが離れている
- エアコンのある部屋と、仕切りで別の部屋がある
- 廊下などのエアコンがない場所
そこで、このサーキュレーターを使うことで、そのような風の届きにくい部屋にも空気の流れを作って行き届かせることができる。(*部屋の構造で無理な場合もあるかもしれません。)
こんな意味があるのですね。
また、自分の部屋に置いてエアコンの冷風を循環させることで、効率よく部屋を冷やすことにもつながります。
サーキュレーターは暖房にも効果がある
サーキュレーターの役割は「空気の循環をすること」なので、偏ってしまっている温かい空気を部屋全体に行きわたらせて、効率よく暖房を使おうというものです。
冷房もそうですが、暖房の場合もエアコンなどを使っていると空気が偏ってしまうのですね。
それを均一にすることに役立ちます。
冷たい空気は下に降りてきて、温かい空気は上に上がっていきます。
だから部屋の上部にあったかい空気がたまっていくので、床付近は冷たいんですね。
実際によくわかる動画がありますが、サーモグラフィーでサーキュレーターを使った時の空気の流れを見たものがあります。
上部にある暖かい空気を循環させているのですが、サーキュレーターでだいぶ混ざっていることがわかりますね。
暖房をいくらつけていてもなかなか部屋があったまらないと感じたときには、このようにサーキュレーターを使うと暖かい空気が下に降りてきます。
では、このサーキュレーターの使い方ですが、実際にどのようにして使っていけばいいのか。
詳しくはこちらの記事で。
部屋干しに使えるサーキュレーターの意味
梅雨とか雨の多い時期になると、どうしても洗濯物が部屋干しになってしまいますよね。
その部屋干しの時に、扇風機で風を当てて早く乾かそうとする人も多いと思います。
「そんな時に扇風機と同じくらい役に立つのがサーキュレーターなんです。」
サーキュレーターの風は扇風機に比べて強いので、結構強力に洗濯物を乾かしてくれます。
だから時間短縮にもなるし、ピンポイントなんですね。
そして、部屋干しで活躍するサーキュレーターの一番の効果は、
ということなんですね。
下から風を送ることもできるので、湿気をこもりにくくしてくれます。
かなり自由に角度を変えることができるので、狭い所でも大活躍してくれるのですね。
扇風機でも部屋干しで活躍してくれますが、サーキュレーターはさらに良いと思います。(首振り機能があればなお良いです。)
サーキュレーターと部屋干しについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみて下さい。
サーキュレーターの必要性は?
ここまでの中でサーキュレーターの必要性を感じた人は、購入してもらっても役立つと思います。
というのも、目的は違うと言えど、扇風機でサーキュレーターの代わりができないわけではないからです。
部屋の空気を循環さえるのも、扇風機を使って風を起こして部屋の空気を循環させることはできます。
部屋干しでも使えるし、特に扇風機に悪い点があるわけじゃないですしね。
ただ、サーキュレーターが良いのは「扇風機よりも効率よく力強くその仕事ができる」ということです。
扇風機の風はどうしても拡散してしまうので、サーキュレーターのような仕事をさせようとすると「中」や「強」などで回転させないといけません。
このように、サーキュレーターは「ピンポイントの風」なので遠くまで強い風が行きますが、「体に当てて涼む」ことにはあまり向いていないわけなんですね。
サーキュレーターの必要性は、この扇風機との違いに感じてもらうと良いと思います。
サーキュレーターと扇風機の違いとは?
このサーキュレーターと扇風機の大きな違いは、
扇風機:風を身体に直接あてて涼しさを感じるもの。
サーキュレーター:部屋の空気を循環させるもの。
このような違いです。
どちらも風を出す家電なので
と思ってしまうのですが、このように目的が全然違うのです。
だから、購入する際にはしっかりと「何に使うのか」ということをハッキリさせておかないと、買ってから後悔します。
サーキュレーターを扇風機のように使えなくはないですが、構造が違うのでどうにも物足りなさや不便さを感じると思います。
形がよく似ているので、代わりに使えるんじゃないかと思いますが、
- 扇風機はサーキュレーターの代わりになるのか?
- サーキュレーターは扇風機は代わりになるのか?
この問題について、それぞれの特徴と一緒に別のページでまとめました。
あらためて比較すると「こんなに違うんだ。」というところがいっぱいあるので、購入を考えている方はチェックしてくださいね。
あとがき
そんなサーキュレーターの効率的な使い方など他の記事でも触れてます。
サーキュレーターについて消費電力や電気代はいくらなのか、またサーキュレーターのメリットやデメリットとエアコンとの組み合わせ方法など効率の良い使い方を含めてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
サーキュレーターとは何なのか。
その意味や効果など、生活でのサーキュレーターの必要性についてまとめましたがいかがでしたか。
その家の作りによっては、サーキュレーターが非常に効果を発揮してくれることもありますが、なんとなく今話題だからという理由で購入するのはやめましょう。
あったら便利かな、と思って購入しても、結局扇風機でよかったなんてことがザラにあります。
サーキュレーターを買おうか迷っている人は、その意味や効果、目的をしっかりわかった上で、上手に使えるようにしておきたいですね。
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