人生の中で一度しかない成人式ですが、その成人式が行われる成人の日は2022年はいつなのか。
毎年変わるのでしっかりと確認しておきたいですよね。
そんな成人式は元々は1月15日で固定の日だったのですが、その由来は平安時代など古くから存在していました。
そして形を変え今のように祝日として迎えることとなっています。
そこで今回は、成人の日はいつなのか。
また成人の日が祝日となった由来や意味とは何なのか。行事食やお祝いのメッセージの例文、お祝い金の相場などまとめました。
成人の日2024年はいつ?
成人の日は2024年はいつなのか?
新成人のお祝いとして祝日となっている成人の日は毎年日にちが変わるので、まずは日付を確認しておかないといけません。
2024年1月8日(月)
実は、この成人の日は1999年までは1月15日で固定されていました。
それが祝日法の改正によりハッピーマンデー制度が始まり、今のように1月の第2月曜日が成人の日というようになったのです。
その日にちと祝日に大きな関係がある場合は移動しませんが、成人の日のように日にちに大きな由来がない場合は、ハッピーマンデー制度の対象となっています。
成人の日:1月の第2月曜日
海の日:7月の第3月曜日
敬老の日:9月の第3月曜日
スポーツの日:10月の第2月曜日
これらがハッピーマンデー制度の対象ですね。
ただ、海の日には「海の記念日」という由来があり、7月20日という日にちと縁が深いのですがハッピーマンデー制度の対象となっています。
ですので、これも7月20日に戻す議論がされているようです。
成人の日が祝日になった由来や意味とは?
成人の日の由来や意味とは、どんな歴史などがあったのでしょうか。
まず、この成人の日は1948年に制定されました。
「1月15日は、おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」
このように法律で定められたのですね。
1月15日は小正月にあたり、関西では松の内もこの期間までという地域も多いですね。
この日は「元服の儀」が行われていたとされており、この日を基準に成人の日というものが決定しました。
1948年というと戦後まもなくの時代で、何より国は復興を目指し生活を豊かにしていかなくてはならない。
そのためには、まず何よりも「人が大切、必要だ」という考えがあり、今後の日本を担っていく若者がしっかりと成長し、大人への自覚をもって社会に貢献して欲しい。
こんな願いを込めて成人の日という祝日を作ったようです。
成人の日と昔の日本の元服
元服の儀というのが小正月にあったことを元に、成人の日が制定されたのですが、もともとこのような通過儀礼が日本にあったのですね。
過去においては、武家の男性の元服では烏帽子をかぶり、厚化粧やお歯黒などをつけ幼名から元服名に名前を変える儀式であったようです。
女性の元服では着物を着て髪形を整え、厚化粧やお歯黒を付ける風習があったようです。
そして明治時代以降の兵役義務での徴兵検査が成人式の意味をもつようになり、これが成人式制定のきっかけとなったようです。
そんな中で1946年の埼玉県(当時の蕨町)で開催された「第一回青年祭」が成人式の発祥の由来と言われています。
蕨市には『成年式発祥の地記念像』が昭和54年1月15日に城址公園に建立されています。
そして今では成人式ではなく、当時の名称を使い「成年式」として実施しているようです。
現在の成人の日の意味ってどうなの?
もちろんこのような成人式の意味をしっかりと捉え、きちんと行われている市町村がほとんどの中、やはり何か奇をてらった成人式が行われたり、各地で新成人が暴れているなどのニュースを聞きますよね。
市長が最近の曲を歌ったりとか、コスプレ大会みたいになったりとか目立った者勝ちのようにもみえてしまいます。
また、そういうのを面白がって変わった成人式ばかり取り上げてるのもどうかと思いますけどね。
かくいう自分も同窓会気分で行きましたけど(笑)
成人の日に行事食ってあるの?
そんな成人式はお祝いの日でおめでたいわけなのですが、成人の日の行事食みたいなものはあるんでしょうか?
あまり耳にすることはないですが、もともと成人の日は1月15日の小正月であったことから、この時期に食べられていたお祝いのものが行事食として出されているようです。
お祝いと言えば赤飯ですが、小豆には邪気を払う力があると言われ昔から言い伝えられてきました。
ですので、お祝い事に赤飯は欠かせないのです。
- お正月は雑煮
- 七日正月は七草粥
- 小正月は小豆粥
といったように行事食があります。
他にも「おしるこ」や「ぜんざい」も良いですし、お正月のお餅も残っていれば入れるとおいしいですね。
そしてお正月にお供えしていた鏡餅を振舞う「鏡開き」というものが1月11日にあります。
この鏡開きをしたお餅を使うのも良いですね。
成人の日におくるお祝いメッセージの例文
成人式を迎える新成人に向けて、遠方からお祝いのメッセージなどを贈るといったケースもあると思います。
お祝いの日にこれからの門出を祝うメッセージを送りたいですよね。
そのメッセージの例文を一つ用意してみました。
○○君、成人式おめでとうございます。
これであなたも大人の仲間入りですね。これからは社会の一員としての自覚を持った責任ある行動を心掛け、日々励んでください。
また、あなたを立派に育ててくださったご両親、お世話になった多くの方々に感謝する気持ちを持ち続けて欲しいと思います。
あなたの人生に、たくさん幸せな出会いがあるよう祈っています。
成人式を迎えた記念にささやかながらお祝いを送りますので、好きなものを購入してください。
寒さはこれからが本番なので、くれぐれもお体を大切にして下さい。
末筆ですが、ご両親にもよろしくお伝えください。
このような感じでしょうか。
メッセージのポイントとしては、
- 新成人であることの今後の期待
- 年長者からのアドバイス
- 周りへの感謝の気持ち
こういった言葉が入っていれば大丈夫だと思います。
成人の日のお祝い金の相場は?
そんな晴れの日の成人の日を迎え、お祝い金としてお金を送る場合もあると思います。
この時のお祝い金の相場っていくらくらいなのか気になりますよね。
一般的な話ですが、
- 自分の子供:1~5万円
- 孫:1~5万円、
- 兄弟・甥姪:1~3万円
- 親戚:5千~2万円
- 知人友人の子供:5千~1万円となります。
関係性によって変わりますが、1万円くらいは必要になりそうですね。
あとがき
成人の日2024年はいつなのか。
また成人の日が祝日となった由来や意味とは何なのか。行事食やお祝いのメッセージの例文、お祝い金の相場などまとめましたがいかがでしたか。
成人の日にはしっかりとした意味があり、大人としての自覚を持ってもらうための行事です。
まずは、成人の日の意味をきちんと理解しておきたいですね。
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