恵方巻きの無言でしゃべらない理由は?願い事が叶う向きやルール
2018.01.09
恵方巻きを食べるときは、無言でしゃべらないで食べるというルールがありますよね。
その理由は「お願い事が叶わなくなるから」なのですが、恵方巻きというのは縁起物で、食べることで幸福をもたらすとも言われています。
その縁起物の恵方巻きを食べるときには、願い事をかなえるために無言でしゃべらないで食べることと合わせて、
3つのルール
という決まりごとがあるんです。
そこで今回は、
恵方巻きの無言でしゃべらない理由は何なのか。
また、恵方巻きを食べるときに、願い事をかなえるためのルールにはどんなことがあるのか。
そして、恵方巻きにまかれている具材の意味などについてまとめました。
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恵方巻きが無言でしゃべらない理由とは?
節分の日には、豆まきをしたり恵方巻きを食べたりして、家の中の邪気を追い払ったり、福を取り入れる縁起のいい行事ですよね。
そんな節分の風習では、恵方巻きを食べるということがありますが、なぜか
恵方巻きは無言でしゃべらないで食べる。
こんな決まりごとがあるのは知っている方が多いと思います。
でも、どうして黙ったまま恵方巻きを食べるのか、そのルールにちょっと疑問を持つ人もいますよね。
じつは、恵方巻きを食べるときに無言でしゃべらないのには理由があります。
恵方巻きを食べるときはまず、恵方の方角を向いて食べますよね。
その恵方には歳徳神(としとくじん)と呼ばれる幸福をもたらす神様がいるからと考えられています。
その恵方の方角を向いて恵方巻きを食べることで幸福をもらうのですが、その幸福は恵方巻きを通して体の中に入ると考えられています。
だから、恵方巻きを食べている最中にしゃべってしまうと、
こう考えられているのですね。
だから恵方巻きを食べるときに無言でしゃべらない理由は、神様からの幸福をしっかりと取り入れるためだったんです。
恵方巻きを無言で食べることと日本の風習
恵方巻きを食べるときには願い事を思い浮かべながら食べると、今年一年健康で仕事もうまくいくなどの願いが叶うとされてきました。
神社やお寺でお願い事をする時は黙って手を合わせて拝みますが、ちょっと似たような感じがしますね。
昔から日本の国では、
といった考えがあるそうです。
恵方巻きを食べるときに無言でしゃべらないことにも、こういった考えが含まれているのかなと思います。
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恵方巻きは願い事が叶う向きやルールは?
恵方巻きを食べるときに無言でしゃべらない理由は、福を体に入れるためで縁起がいいから行われていたことなんですね。
節分では豆まきをして、鬼という名の邪気を外に追い出し福を取り入れるといった風習ですよね。
恵方巻きもそういった意味では、福を体に取り入れるための風習なんです。
その恵方巻きには、先ほどの「無言でしゃべらないで食べる」ということを含め、他にも願い事をかなえるためのルールがあります。
それが、次の3つのルールです。
- 無言でしゃべらないで食べる。
- 恵方の方角を向いて食べる。
- 1人1本まるまる食べる
この3つが恵方巻きを食べるときの決まり事として知られていますね。
1番の「無言でしゃべらないで食べる。」というのは先ほどの通り、幸福が逃げるからという理由ですが、別の2つのルールについて順番に見ていきましょう。
2.恵方の方角を向いて食べる。
恵方巻きは恵方の方角を向き食べるという決まりごとがあります。
なぜ恵方を向き食べるのかというと、恵方の方角には歳徳神(としとくじん)と呼ばれる幸福をもたらす神様がいるからと考えられています。
この歳徳神がいる方角を向き1年の健康を祈願するなど、縁起のいいこととして行われていたのです。
恵方の方角については、今年の恵方も含めて別の記事で詳しくまとめているので、ぜひこちらもご覧ください。
参考ページ恵方巻きの方角は?誰が決めるのか?決め方とコンパスアプリ
どうして方角が毎年変わるのか?
どうやって恵方が決まっているのか?
などがすぐにわかると思いますよ。
3.1人1本まるまる食べる
恵方巻きって結構大きいのに、それを1本まるまる食べるのが願い事をかなえるルールなんですね。
というのも、恵方巻きって縁起物として扱われていますよね。
そんな縁起物の恵方巻きを、包丁などで切るというのは
などといったような意味にも取られるので、縁起が悪いと考えられているんです。
鏡餅というのは、お正月にやってきた歳徳神という神様が宿っているものなんですね。
そんな神様に刃物を向けるなんて縁起が悪い!
ということで、鏡開きの時には木づちで割る風習があるんです。
今ではすでに切り餅になっていたり、木づちがないので金槌で割ったりなど風習に変化はありますが、昔の風習は今でも根強く残っているんですね。
願い事をかなえるために、この3つのルールを守りながら恵方巻きを食べるようにしましょう。
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恵方巻きの食材の中身とは?
そんな幸福をもたらすとされる恵方巻きですが、別名「まるかぶり寿司」などとも呼ばれていますね。
海苔の上に酢飯をのせてそこに具材をのせていき、すべてを丸く包んだお寿司ですが、その様子は「福を巻き込む」と言う意味をもっています。
そして実はこの具材が恵方巻きのポイントなんです。
恵方巻きの具材には、基本7種類の具材が入ります。
実はこの7つの具材は
商売繁盛や無病息災を願って、この七福神にあやかって7種類の具材が入っていると言われています。
その恵方巻きに入れる7種類の具材で定番のものが、
- きゅうり
- 卵焼き
- 椎茸
- 穴子・うなぎ
- 干ぴょう
- 高野豆腐
- でんぶ
最近ではこの具材にもいろんなアレンジがされて、肉や海鮮系のおかずもたくさん入るようになりましたね。
特にどの具材が必要とかないですが、「7種類の具材」というのが縁起がいいとして好まれた数になっているんですね。
この恵方巻きの具材も今ではいろんなものがありますが、その基本からその他の具材について人気のものをピックアップしてみました。
参考ページ恵方巻きの具材の基本は何なの?肉や海鮮もアリ?
恵方巻きを自分で作ろうと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
恵方巻きの7種の具材の意味は
また、この七福神に見立てた7種の具材ですが、他にも、
このように見立てた恵方巻きをかぶりつくことで、「鬼=邪気」をやっつけるという考え方もあるようです。
また「鬼に金棒」ということわざから、
これを恵方巻きに見立てて、その金棒を食べることで強くなれるという考えもあるようです。
鬼の金棒を食べて、無病息災や商売繁盛を願ったわけです。
まあ、いろんな話があって面白いですね。
節分の日には豆まき恵方巻きなど特別な催し物が目白押しですが、豆まきや恵方巻きって何のためにあるのか意味ややり方も気になりませんか?
今年の恵方巻きの方角とか豆まきで食べる豆の数とか?
そんな節分に関する豆知識についてまとめました。
楽しい節分にするためにも、ぜひ気になる記事をご覧になってください。
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あとがき
恵方巻きが無言でしゃべらない理由は何なのか。
また、恵方巻きを食べるときに、願い事をかなえるためのルールにはどんなことがあるのか。
そして、恵方巻きにまかれている具材の意味などについてまとめましたがいかがでしたか。
節分ではいまや恵方巻きは欠かせませんが、恵方巻きを食べることやルールにも、しっかりと意味が込められていたのですね。
ただ、恵方巻きを食べているときにしゃべってしまうこともあると思いますが、それで無理に子供を叱ったりするのはやめて欲しいですね。
そんな恵方巻きは節分に欠かせない食べ物ですが、さすがにこれだけというのはちょっと味気ないと思います。
そんな節分にピッタリの献立をいくつかピックアップした記事も用意しています。
参考ページ恵方巻きにあう献立は?付け合わせのおかずにイワシを食べる理由
節分の日に恵方巻き以外で何を作ろうか迷っていたら、ぜひこちらも参考にしてください。
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