紫外線対策にいい食べ物や飲み物は?朝食べるといいものは?
2018.03.23
紫外線に触れると肌が反応して日焼けしたり、シミやシワなどの原因にもなったりします。
そんな紫外線によるダメージの回復や抵抗力を高めるためには、食べ物や飲み物を考えることも大切なんですね。
紫外線からの回復に必要な栄養素をしっかりとることによって、きれいな肌を保つこともできるようになってきます。
でも、一体どの食材がいいのかが難しいですし、そして実は食べる時間帯によっても逆効果になる可能性もあるのです。
そこで今回は、
紫外線対策にいい食べ物や飲み物には何があるのか。
紫外線対策に取っておきたい栄養素のビタミンACEをはじめとして、いろんな食材からの摂取。
紫外線対策であまり好ましくない食べ物や飲み物。
また朝に食べるといいものや、光毒性を考えて朝に食べない方がいいものについてまとめました。
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紫外線対策にいい食べ物は?
夏場は紫外線がきつくなる時期ですよね。
また熱中症などもあって、食べ物や飲み物の水分補給にも十分注意したい季節になります。
そんな気になる紫外線対策にも日焼け止めを使ったり、帽子や日傘、サングラスといったグッズを使って身を守る方法が一般的です。
でも実は、食べ物や飲み物でも紫外線対策ができるんです。
とはいっても「○○を食べたから紫外線をカットできる。」というものではなくて、
という目的でいろんな栄養素が必要になるので、その助けとなる食べ物としての紫外線対策なんですね。
日焼け止めをしたからと言って完全に紫外線をカットできるわけではないですし、日傘や帽子をしていても反射で紫外線を浴びることもあります。
そんな紫外線からのダメージを回復するのにいい食べ物ですが、その成分に「ビタミンCを中心としたビタミン類」というのが挙げられます。
他にもリコピンやβ-カロテンなど野菜や果物から多くとれる栄養素に、紫外線対策の鍵があるようです。
では、どんな栄養素が紫外線対策にいいのかまとめていきますね。
紫外線対策に取っておきたい栄養素
紫外線対策としてビタミンCは、必要なコラーゲンの合成やメラニン色素の抑制などから、シミやそばかすなど予防する働きがあるため積極的に取っていきたい成分です。
そのビタミンCを始めとして注目していきたいのが、次の栄養素です。
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンC
ビタミンE
リコピン
メラニン色素の生成に関することや、抗酸化作用に関する部分で心強い栄養素たちです。
では、それぞれについてみていきますね。
ビタミンA
ビタミンAは抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えてくれます。
また皮膚のターンオーバーをすすめるので、日焼けによるダメージの回復にも必要でしょう
β-カロテンという栄養素が体内でビタミンAに変わるので、β-カロテンが豊富な緑黄色野菜などを食べるようにしたいですね。
β-カロテンも活性酸素を抑え、肌荒れなど肌の劣化を防いでくれます。
ビタミンA・β-カロテンを含む食べ物
ニンジン、ピーマン、ホウレンソウ、コマツナ、カボチャ
鶏卵、牛乳、レバー、バター、牛乳、チーズ、ウナギ
ビタミンC
ビタミンCは、紫外線によってダメージを受けたコラーゲンの合成やメラニン色素の抑制(チロシナーゼ活性酵素を阻害)などから、シミやそばかすなど予防する働きがあります。
そして肌に蓄積されているメラニン色素を無色化する効果もあるので、日焼け前と日焼け後のどちらにも必要とされる栄養素なんですね。
またビタミンEの作用を助ける働きもあるため、セットでとっておきたい栄養素です。
ビタミンCを含む食べ物
赤ピーマン、黄ピーマン、ピーマン、ゆず(皮)、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、パプリカ、トマト、レモン、ケール、柿、キウイ、オレンジ、イチゴ、グレープフルーツ、スイカ
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ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用を持つ栄養素で、肌の老化を防止に役立ってくれます。
そして血行を良くし肌のハリを保つなど、新陳代謝を促す働きもあり、肌の改善には必要な栄養素なのですね。
ビタミンEを含む食べ物
油脂類:ひまわり油、綿実油、べにばな油、米ぬか油、とうもろこし油
種実類:アーモンド、ラッカセイ、大豆など
魚卵類:キャビア、いくら、たらこなど
青魚、 マヨネーズ
ここまでがビタミンですが、
ということで
というように覚えておくと非常にわかりやすいかと思います。
このビタミンACEを含む食べ物が紫外線対策で日焼けやシミ、シワなどの助けとなってくれますね。
ビタミンACEを含む食べ物
さつまいも、ピーマン、カボチャ、パプリカ、トマト、いちご
リコピン
リコピンは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分のカロテノイドの一つです。
リコピンは抗酸化作用が高くビタミンEの100倍以上あるとも言われ、日焼けによるメラニン色素の生成に関係する酵素のチロシナーゼの生成を抑える作用があります。
油に溶けやすい性質のためリコピンを多く含むトマトと、オリーブオイルの組合せは相性がいいですね。
イタリア料理のトマトとオリーブオイルは、かなりの紫外線対策になっていると思います。
リコピンを含む食べ物
トマト、スイカ、グレープフルーツ、柿、さくらんぼ、赤パプリカ、ニンジン、チリパウダーなど
もちろん食べ物はこれだけではいけません。
バランスよく食べることが何より必要ですが、肌のためにと思ってできれば意識して食事の中に入れていきたいですね。
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紫外線対策にいい飲み物は?
紫外線対策にいい飲み物ですが、こちらは基本的に上で見てもらった食べ物の栄養素を絡めた飲み物がいいでしょう。
例えば、緑黄色野菜ジュース
普通にスーパーなどでも販売されていますが、こういった物は簡単に欲しい栄養素を摂ることができるので便利です。
もちろん他にも
- トマトジュース
- 緑茶
- にんじんジュース
- アセロラジュース
- バナナジュース
こういった飲み物は簡単に手に入れることができると思うので、食べ物よりも比較的体に取りやすいですね。
紫外線対策で好ましくない飲み物や食べ物
では、この反対に紫外線対策で好ましくない食べ物や飲み物は何なのか。
という部分で取り上げられるのが、
- 糖分の高い飲み物
- アルコール類
- ファーストフード
- インスタント食品
- 柑橘系の食べ物やジュース
こういった物は糖分や脂分が多く、肌の酸化を早めてしまうと言われています。
また、コンビニ弁当やインスタント食品は脂質や炭水化物に偏りやすく、紫外線対策に必要なビタミン類が取りにくくなります。
飲み物でも糖分の高いコーヒーやコーラ、アルコールなども飲みすぎると、こちらもバランスが悪くなります。
お酒のアテに、と言って食べるものは塩分の高いものも多く、あまり好ましいとは言えません。
また、アルコールの飲みすぎは「夏場の脱水症状」にもつながります。
そして恐ろしい熱中症へも体がついていかなくなったりするので、インスタント食品などとも含めて、あまり摂りすぎないでください。
さてそんな中でひと際おかしいと思いそうなのが、
柑橘系の食べ物やジュースはビタミンCの豊富なものも多いし、紫外線対策の飲み物でいいんじゃないの?
と、一見矛盾しているように思いますが、実は柑橘系に豊富に含まれる「光毒性を持つ物質」によって、食べる飲むタイミングというのがとても重要視されています。
結論からいうと、
というようになるのですが一体どういうことなのか、この点についてみていきましょう。
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紫外線対策で朝食べるといいものは?
紫外線対策の食べ物や飲み物に「ビタミンACE」ということで説明したばかりなのに、柑橘系のジュースや食べ物はダメってどういうことなの?
と思ってしまいますよね。
実は、柑橘系に含まれる「ソラレン」という成分が
という性質を持っており、シミの原因となってしまう場合があると言われています。
柑橘系に含まれるビタミンCがシミの原因となるわけではなくて、柑橘系に含まれることが多い「ソラレン」という物質が、光毒性を起こしシミの原因となってしまう場合があると言われています。
このソラレンは摂取後2時間でピークを迎えるようで、その後7時間程その作用が続くと言われています。
なので、ソラレンを多く含む食材は3時のおやつくらいから夕食以降に食べる方がいいでしょう。
だから柑橘系のジュースや食べ物を食べるときには、朝方は避けて夜など紫外線を体に浴びない時間帯に取るのが望ましいんですね。
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