夏場にかけて日焼け止めを付ける機会も多くなりますよね。

服について白くなっていると、それがシミになったり黄色く変色したりして洗濯しても落ちないときがあります。
でも、服についた日焼け止めの落とし方をしっかりとすれば、わりと簡単に落とせる場合もあるんですね。
服についた時に早めに気づけば、それだけ対処も簡単になる事が多いです。
そこで今回は、
日焼け止めが服についた時にどんな落とし方を試せばいいのか。
液体洗剤と部分洗い洗剤を組み合わせた方法と、クレンジングオイルと台所洗剤を合わせた日焼け止めの洗濯方法。
また塩素系漂白剤でピンク色になってしまった時や、日焼け止めが黄色く変色した服のシミ抜き方法。
そしてそれでもダメな時のベンジンや固形石鹸を使った日焼け止めの落とし方についてまとめました。
日焼け止めが服についた時の落とし方は?
日焼け止めを塗っていると、それが服やTシャツにつくときがありますよね。
特に首の後ろとか服の襟元に日焼け止めが付くことも多いと思います。
その日焼け止めもベットリとついてしまったら、水洗いではすぐに落ちないタイプのものもあったりして大変です。
放っておくとそこがだんだん黄色く変色してきたりするので、何とか早めに日焼け止めを落としたいですよね。
そんな日焼け止めが服についた時の落とし方ですが、まずは「洗濯表示」を確認しましょう。
普通に水洗いができる服なら問題ないですが、そうでない場合はクリーニングに出した方が安全です。
ここでは水洗い可能の服という事で話を進めていきますね。
日焼け止めがついた服はスピード勝負
日焼け止めがついた服は、放っておくと落ちにくくなることが多いです。
そのままにしておくと日焼け止めの付いた部分が変色してきたりして、白い服はすごく目立ってしまいます。
そうならないようにするには、できるだけ早めに服についた日焼け止めを落としたいところ。
- 日焼け止めの成分は油性の汚れなので、液体洗剤の原液やエリ・ソデ用の洗剤を付けて5~15分置きます。
- そしてその部分を傷めないように軽くもみ洗いします。
その後はいつも通り洗濯をして確認してみましょう。
このときデリケート衣類の場合は、蛍光剤無配合と書かれている洗剤を使うのが無難です。
蛍光剤が逆に変色の原因になることがあります。
日焼け止めが塩素系漂白剤と反応し服がピンク色に!?
日焼け止めが服についた状態で塩素系漂白剤を使ったりすると、日焼け止めと反応して服がピンク色に変わったりすることもあります。
でもそれは服がピンク色になったわけではなくて、日焼け止めが反応した部分なので、その日焼け止めを落とせば服の色も戻ります。
そんなときも先ほどのように、服についた日焼け止めのピンクの部分に液体洗剤の原液などを使って洗っていきましょう。
一度で落ちない場合は、この作業を何度かくりかえしてみましょう。
日焼け止めがついた服の洗濯やシミを抜く方法は?
先ほどの部分洗いの洗濯方法で日焼け止めが取れない場合もあったりします。
また服に日焼け止めが馴染んでしまって気づかず、気づいた時には黄色く変色してシミのようになっていたなんてこともあります。

日焼け止めは化粧などと同じく油分が多いので、これを落とすには
こうすると化粧を落とすのと同じく、日焼け止めの付いた服のシミを落とせると思います。
では、服の日焼け止めのシミの落とし方や洗濯についてみていきますね。
服の日焼け止めのシミの落とし方や洗濯方法
まず服の日焼け止めのシミを確認して、その部分に
ここにシミになっている部分をつけます。
これで日焼け止めの油分を浮かしていきます。

そして水で洗い流し、シミの具合を確認してください。
手袋やアームカバー等にも日焼け止めがつくこともありますが、基本的には服と同じ要領で大丈夫だと思います。
ただ、はじめに洗濯表示は確認しておいてください。
服についた日焼け止めやシミがまだ落ちないときは?
最初に紹介した、
洗濯洗剤と部分洗い洗剤の組み合わせた日焼け止めの落とし方
そして、
クレンジングオイルと台所用中性洗剤を1:1で混ぜたシミ抜き剤を使った落とし方
この2つの洗濯方法を何度か繰り返すと、服についた日焼け止めもだいたい落とすことができると思います。
でも、これでもまだ落ちないときには3つほど方法があります。
それが、
- ベンジンを使う
- 洗濯石鹸を使う
- クリーニングに出す
1.ベンジンを使う
服についた化粧品を落とす方法の一つに、ベンジンを使った落とし方があります。
日焼け止めも基本的には同じような考えなので、この方法を使ってシミ抜きしようという考えですね。
用意するのは、
ベンジン、綿棒、ゴム手袋、不要になったタオル
ベンジンは直接手に触れると荒れるので手袋を用意しましょう。
まず、不要になった布(タオル)の上に日焼け止めがついた服の部分をタオルをあてがいます。
これは不要になったタオルにシミを移すためです。
- 綿棒にベンジンを染み込ませます。
- そしてシミになった部分に綿棒で塗っていきます。
- 塗り終わったら、その部分を不要になったタオルに移すようなイメージで揉んでいきます。
- これでも汚れが落ちない、輪ジミのようになって残る場合はベンジンを霧吹きに入れスプレーします。
- その後は干して乾燥させ様子を見てみましょう。(乾燥機はダメ)
ベンジンは揮発性が高いので、乾くのにそこまで時間はかかりません。
2.洗濯石鹸を使う
洗濯用の固形石鹸とお湯を用意します。
- 固形石鹸を泡立たせてから、服を入れてもみ洗いをします。
- そして日焼け止めでシミになっている部分を、洗濯ブラシや歯ブラシなどで擦り洗いしましょう。
ゴシゴシすると生地を傷めるので、一方向に向かって軽くブラシをしましょう。
これを数回繰り返していきます。
すべて力は軽めで様子を見ながら行ってください。
3.クリーニングに出す
何をやっても落ちないときは、クリーニングにもっていって相談するのが最終手段です。
- お気に入りなので傷つけたくない。
- 自分でやって色落ちなど失敗したら嫌
- あまり面倒なことをしたくない。
- 洗濯方法がよくわからない。
- そもそも水洗いできる服じゃない
といった人は、最初からクリーニングに出すようにする方が無難かもしれません。
あとがき
日焼け止めが服についた時にどんな落とし方を試せばいいのか。
液体洗剤と部分洗い洗剤を組み合わせた方法と、クレンジングオイルと台所洗剤を合わせた日焼け止めの洗濯方法。
また塩素系漂白剤でピンク色になってしまった時や、日焼け止めが黄色く変色した服のシミ抜き方法。
そしてそれでもダメな時のベンジンや固形石鹸を使った日焼け止めの落とし方についてまとめましたがいかがでしたか。
だいたいの場合は、洗剤やクレンジングオイルを使った方法で日焼け止め落としもカバーできると思います。
ただ、ベンジンを使う方法などはちょっとメンドクサイし、家に置いてないことも多いのでそこまでオススメではありません。
自分でするのが難しく、お気に入りの服で傷つけたくないときは、素直にクリーニングでプロに任せた方がいいかもしれませんね。
そんな日焼け止めですが、実は服だけでなく体も落とし残しがあるケースがよくあります。
体に日焼け止めがついたままだと、それが肌への刺激となって肌荒れやピリピリした痛みにつながることもあるんですね。
だから日焼け止めはしっかりと落とさないといけません
しっかり落としたつもりでも残っていることは非常に多いので、この機会に正しい日焼け止めの扱いについてマスターしておいてください。
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