九州・福岡の梅雨明け2024年の時期を予想しようと、気象庁の過去のデータを元に傾向を考えました。
気象庁には昭和26年(1951年)から現在までの過去データが蓄積され、それを私たちも見ることができるので活用できるのですね。
そこから出た九州・福岡の梅雨明け予想は7月の中ごろになります。
ただ、九州と言っても鹿児島付近の南と、福岡付近の北では少し梅雨明けの時期も変わってきます。
そしてその中で九州・福岡の梅雨明けの平年や、観測が始まって過去最速の梅雨明け日。
もしくは、過去最も遅かった梅雨明け日などもわかりました。
九州・福岡の地域は沖縄が梅雨明けしてから20日ほどでやってくることが多く、2022年もそこまで変わらないと思います。
では、具体的に九州・福岡の梅雨明けはいつごろになるのか、その予想をご覧ください。
九州・福岡の梅雨明け2024年の予想は?
梅雨明けは、毎年6月から8月にかけて気象庁から予想が発表されます。
九州の南部から北部の福岡にかけての梅雨明けはそれに続くといった感じですね。
ただ梅雨明けの発表は、
このように少しあいまいな表現で発表され、確実に梅雨明けしたとは言えないのですね。
台風の発生などでも梅雨明け時期は大きく変化することがあるため、この時期の天候は気象予報士でも難しく「梅雨明けしただろう」といった言い方しかできないようです。
これは以前大きく予報を外してしまったことでクレームがあったようです。
そこから、断定したことは言えないとのことで、このような表現になったという経緯があります。
そのような梅雨明けの予測ですが、2023年の九州南部~北部の福岡にかけての梅雨明け予想は、例年を参考にすると
- 九州南部は7月11日~7月20日ごろ
- 九州北部は7月15日~7月24日ごろ
予想としてはこのあたりでしょうか。
梅雨明け表を見ると流れもわかりやすいので、2000年以降の九州南部と北部のデータをまとめました。
気象庁の九州南部と北部の梅雨明け区分
ちなみに気象庁が公表している区分は、普段の私たちの感覚とは少し違う場合があります。
今回の表なども気象庁の区分を参考にしているので、それに当てはめて見るようにしてくださいね。
九州北部山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
九州南部宮崎県、鹿児島県の本土、種子島、屋久島
このようになっていますので、注意してください。
九州・福岡の梅雨明け時期は平年いつから?
気象庁のホームページには、昭和26年(1951年)から現在までの過去データが蓄積されています。
それは私たちも自由に見ることができます。
そのデータには九州南部と北部の福岡周辺にかけて、梅雨明け時期は平年いつからかも出してくれています。
それを2000年以降でまとめました。
2000年以降の九州南部と北部の梅雨明け時期
年 | 九州南部 | 九州北部 |
2000年 | 7月15日頃 | 7月17日頃 |
2001年 | 7月20日頃 | 7月19日頃 |
2002年 | 7月21日頃 | 7月21日頃 |
2003年 | 7月22日頃 | 7月31日頃 |
2004年 | 7月11日頃 | 7月11日頃 |
2005年 | 7月15日頃 | 7月17日頃 |
2006年 | 7月25日頃 | 7月26日頃 |
2007年 | 7月18日頃 | 7月23日頃 |
2008年 | 7月 6日頃 | 7月 6日頃 |
2009年 | 7月12日頃 | 8月 4日頃 |
2010年 | 7月20日頃 | 7月17日頃 |
2011年 | 7月 8日頃 | 7月 8日頃 |
2012年 | 7月23日頃 | 7月23日頃 |
2013年 | 7月8日頃 | 7月8日頃 |
2014年 | 7月16日頃 | 7月20日頃 |
2015年 | 7月14日頃 | 7月29日頃 |
2016年 | 7月18日頃 | 7月18日頃 |
2017年 | 7月13日頃 | 7月13日頃 |
2018年 | 7月9日頃 | 7月9日頃 |
2019年 | 7月24日頃 | 7月25日頃 |
2020年 | 7月28日頃 | 7月30日頃 |
2021年 | 7月11日頃 | 7月13日頃 |
2022年 | 7月22日頃 | 7月22日頃 |
2023年 | 7月25日頃 | 7月25日頃 |
平 年 | 7月15日頃 | 7月19日頃 |
参照:気象庁
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu03.html
この表をまとめると、
九州南部【2000年~2023年】7月1日~10日:4回
7月11日~20日:13回
7月21日~31日:7回
九州北部【2000年~2023年】
7月1日~10日:4回
7月11日~20日:9回
7月21日~31日:10回
8月以降:1回
また、平年が
- 九州南部で「7月15日ごろ」
- 九州北部で「7月19日ごろ」
このようになっているので、これも梅雨明け予想の参考になります。
これらから総合すると、2024年の梅雨明け予想は
- 九州南部は7月11日~7月20日ごろ
- 九州北部は7月15日~7月24日ごろ
このあたりではないでしょうか。
九州の梅雨明け平年データでは
九州南部の平年の梅雨入り時期は「5月30日ごろ」となっています。
北部では「6月4日ごろ」です。
平年のデータから梅雨入り~梅雨明けを見ると
九州南部の平年の梅雨時期5月30日ごろ~7月15日ごろ
九州北部の平年の梅雨時期6月4日ごろ~7月19日ごろ
このような期間が例年の梅雨の時期となるのですね。
ただ、あくまで予想ですので、その年の気象状況で大きく変化します。
毎年のデータからの予想なので参考程度として捉えて下さい。
九州・福岡の梅雨明けで過去最速はいつ?
2024年の九州全体で見ると、梅雨明け時期の予想は「7月11日~7月24日」あたりでしょう。
例年から、このあたりの時期に九州・福岡は梅雨明けすると思いますが、過去最速の梅雨明けはいつだったのか気になりますよね。
気象庁1951年から現在までの九州南部と、福岡などの北部の梅雨明け日の過去データを見ると、
過去最速の九州南部の梅雨明けは「1955年6月24日ごろ」
過去最も遅かった九州南部の梅雨明けは「1957年8月8日ごろ」
過去最速の九州北部の梅雨明けが「1994年7月1日ごろ」
過去最も遅かった九州北部の梅雨明けが「2009年8月4日ごろ」
このようになっています。
梅雨前線は日本を北上していくため、沖縄が最も早く東北地方が最後となる場合が多くなります。
また、北海道には梅雨はなく梅雨入りも梅雨明けも発表がありません。
九州・福岡が梅雨明けをしてから、およそ1週間後ぐらいすると本州でも梅雨明けとなることが多いです。
ですので、九州・福岡の梅雨明けが発表されると、だいたい本州の人もどのくらいに梅雨明けしそうなのか予想がつきますね。
紫外線に注意!
梅雨が明けると本格的な夏が近づいてきますが、そこで気になるのが紫外線!
実は、もうすでにかなりの紫外線量が降り注いでいます。
その内容を別ページでまとめてますが、ちょっとビックリするかもしれません!
参考ページ夏に向けてしっかり紫外線対策する意味でも、一度読んでおいてくださいね。
あとがき
2024年九州・福岡の梅雨明けの時期の予想ですが、これまでの結果を表にしてまとめました。
九州の梅雨 | 九州南部 | 九州北部 |
梅雨明け予想 | 7月11日~7月20日頃 | 7月15日~7月24日頃 |
平年 | 7月15日頃 | 7月19日頃 |
過去最も早い日 | 1955年6月24日頃 | 1994年7月1日頃 |
過去最も遅い日 | 1957年8月8日頃 | 2009年8月4日頃 |
あくまで予想ですので、その年の気象状況によっても大きく変化します。
ただ、毎年のデータからの予想ですが参考にはなると思います。
また、「梅雨明けしたとみられる」と気象庁から発表があっても、普通に雨が降り続く場合もあったりします。
そのくらいこの時期の天気の見極めは難しいのでしょうね。
梅雨の時期はジメジメした日が続きますが、晴れの日でも雨に注意してレインコートや折り畳み傘など備えはしておくようにしてくださいね。
全国の梅雨明けはいつごろになるのか、こちらも平年の様子とともに予想していますので、ぜひご覧になって下さい。
参考ページ
コメント
九州南部、九州北部の梅雨明けは来週後半頃に梅雨明けしそうだな。
本日6月29日は関東地方で梅雨明けしたからな。
昨年より1週間早い梅雨明けで、過去最早記録。
最も遅い梅雨明けの場合は1982年で8月4日だったな。
来年の関東の梅雨明けは今年より1ヶ月遅い7月29日から8月5日頃に梅雨明けしてほしい。
1988年+2009年のような冷夏になってくれ さん、コメントありがとうございます。
観測史上初の関東6月の梅雨明けとなりましたが、さすがにこれは早いですね。
でも九州はまだ雨が降る日が続きますし、通常の梅雨明けのように南から順番にといった形でなくなっています。
降雨量も少なかったですし、水不足も心配されますね。