六曜には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」と呼ばれる6つの暦注があります。
大安と同じく広く知られている「仏滅」ですが、ほとんどの方がご存知のように縁起の悪い一日として、あまり大きな行動を起こす日ではありません。
ただ、仏滅にしてはいけないことと、しても構わない事がある程度分かれています。
そして解釈次第では仏滅の意味が変わったり、結婚式や引越しもお得になったりします。
そこで今回は、
仏滅の読み方や意味とは何なのか。
また仏滅の解釈による意味の変化について。
結婚式や入籍、お葬式やお通夜、法事は問題ないのか。
そして宝くじや引っ越し、納車など買い物に縁起が良いのか悪いのかなど、2019年の六曜カレンダーと一緒にまとめました。
仏滅の意味や読み方とは?
仏滅とは六曜の一つで、
- 先勝(せんしょう・さきかち・せんかち)
- 友引(ともびき・ゆういん)
- 先負(せんぷ・せんふ・せんまけ・さきまけ)
- 仏滅(ぶつめつ)
- 大安(たいあん・だいあん)
- 赤口(しゃっこう・じゃっこう・しゃっく・じゃっく・せきぐち)
この6つのことを言います。
仏滅の読み方は「ぶつめつ」と呼ばれる以外は聞きませんね。
六曜は1日ごとにこの順番に変わっていき、一日の運勢を占います。
もともとは中国で生まれた六曜ですが、その正確な由来についてはよくわからないことも多く、明治時代では一度禁止されています。
仏滅は大安と並んで有名な日ですが、その中身は正反対で「仏も滅するような大凶日」の意味で、六曜の中で最も凶の日として知られています。
また仏が滅するとしておきながらも、六曜は仏教とは関係がないので信じない人も多く、特に気にしない人も増えているようです。
まあ、それを言ってしまえば大安も天赦日とかも関係なくなっちゃうんですけどね。
仏滅にお葬式やお通夜、法事を行って大丈夫?
仏滅は何をするにも縁起の悪い日ですが、お葬式やお通夜、法事などは大丈夫なんでしょうか?
仏滅の場合、特に慶事(お祝いごと)については避けたほうが良いと考えられていますが、忌み事に関しては問題ないです。
お葬式に関しては、同じ六曜でも友引のほうが気にかけられています。
「故人が友を引く」として友引の日には火葬場の休みが多いことからもそのように気にかけられています。
仏滅に入籍したり結婚式を行うのはダメ?
仏滅に入籍や結婚式を行うのはダメなのか?
最近では仏滅でも気にしないという方が増えてきたようです。
というのも、仏滅の日に結婚式を行うと割引サービスがあったりする式場もで始めたからですね。
そうすることで式場側もスケジュールを埋めて、効率よく営業しているわけなんです。
だから気にならないのであれば、仏滅割引してくれる式場を選んでも良いんじゃないでしょうか。
そんな仏滅と同じく良くないのは赤口です。
赤口も祝い事に関しては凶日とされており、「血」や「火」を連想させる日で縁起が悪いのです。
そういう意味では、赤口以外の日ならどの六曜の日でも結婚式は行っても大丈夫だと言えます。
仏滅に引っ越しは縁起が悪い?
仏滅には引越しなどの大きなイベントも、あまり縁起の良い一日とは言えません。
とは言え、これも考え方次第になるのですが、
と解釈し、大安より吉日と考える人もいますので、引越しに最適だと考える人もいます。
そしてこちらも仏滅と同じく赤口も縁起が悪いです。
赤口は「火」を連想させるため、引越し先で火事が起こるなどと考えられ縁起が悪い一日です。
赤口の日を選ぶくらいなら、仏滅の日に割引してもらったほうが得かもしれませんね。
仏滅に納車は縁起が悪い?
仏滅の日に納車はあまり縁起がよくありません。
何をするにも凶の日なので、こちらも向いているとは言いにくいですね。
仏滅に宝くじは縁起が悪い?
仏滅の日に宝くじなど勝負事を行うのはどうなのか?
こちらもやはり縁起が悪いですね。
ただ、仏滅だからといって宝くじが当たらないということもないようです。
そんな仏滅ですが、金運アップという意味では六曜の他にも縁起のいい日があります。
それが、
こういった日が別にあるんですね。
大安と重なったりすると、さらに金運アップの縁起のいい日になりますし、仏滅であっても天赦日などは最高の1日だと考えられています。
どれも特徴のある日で意外な意味を持っていたりするので、チェックしてみてください。
仏滅2019年カレンダーの日付はいつ?
2019年の仏滅はどのように巡ってくるのか、その様子を他の六曜とともにカレンダーにしてまとめました。
2019年1月カレンダー
2019年2月カレンダー
2019年3月カレンダー
2019年4月カレンダー
2019年5月カレンダー
2019年6月カレンダー
2019年7月カレンダー
2019年8月カレンダー
2019年9月カレンダー
2019年10月カレンダー
2019年11月カレンダー
2019年12月カレンダー
仏滅は六曜の中にあるので、基本的に6日に一回まわってきます。
仏滅と赤口、先負の違いや順番は?
この六曜が回る順番は、
この流れで一周します。
(*ただし、旧暦の月初めに特定の六曜が定まっているため約30日おきに順番が若干変わります。詳しくはこちらの→「六曜の順番について」)
大安はこの中でも縁起のいい日として知られていますが、仏滅は縁起の悪い日としても有名ですよね。
じゃあ、この中で縁起のいい日の順番はどうなるのか?
それには他の六曜の意味も知らなければなりませんので、簡単に意味を説明しますね。
先勝:「先んずれば即ち勝つ」の意味で、午前中に物事を行うのは吉
友引:「凶事に友を引く」の意味で朝晩は吉、正午のみ凶
先負:「先んずれば即ち負ける」の意味で、午後に物事を行うのが吉
仏滅:「仏も滅するような大凶日」の意味で、六曜の中で最も凶の日
大安:「大いに安し」の意味で万事に用いて吉
赤口:「万事に用いない悪日」という意味で、正午(11時~13時)のみ吉で他は凶
このようになっています。
運勢の順番でいえば
一般的にはこのような順番で、大安が最もよく仏滅が最も悪いと捉えられることが多いです。
ここまでの話だと、解釈次第では仏滅より赤口のほうが悪そうな感じもしますね。
あとがき
仏滅の読み方や意味とは何なのか。
また仏滅の解釈による意味の変化について。
結婚式や入籍、お葬式やお通夜、法事は問題ないのか。
そして宝くじや引っ越し、納車など買い物に縁起が良いのか悪いのかなど、2019年の六曜カレンダーと一緒にまとめました。
基本的にはお祝いごとには縁起の悪い一日となっています。
ただ、お葬式やお通夜などの忌み事は問題ないので、そこは気にせず執り行えそうです。
他の六曜にもさまざまな意味が込められているので、ぜひそちらも読んでみてください。
先勝の読み方や意味とは
友引の読み方や意味とは
先負の読み方や意味とは
大安の読み方や意味とは
赤口の読み方や意味とは
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