日焼けをすると次第に肌が黒くなりますが、なかには
日焼けしても黒くならない!ただ赤くなるだけだ!
という人の声も結構聞きます。
女性にとっては、日焼けしても黒くならないし、すぐ色が白く戻るというのは嬉しい限りだと思います。
色が黒いという事はメラニン色素も抜けていったという事なので、そこでシミになる心配も少ないからですね。
ただ、男性の場合は日焼けして黒くしたいという人も結構いると思うんですよね。
- 色白だと体が貧弱に見えてカッコ良くない。
- 日焼けして肌を黒くしたい
- 体の陰影をつけたい
こんなふうに思って外で日焼けをしている方も多いと思います。
でも、日焼けをしても赤くなるだけ。
黒くならないし、なったと思ったらすぐ戻るし。
そこで今回は、
日焼けしても黒くならないしすぐ戻るのはどうしてなのか。
日焼けのうまいやり方の3つのコツと一緒にまとめました。
日焼けしても黒くならないのはなぜ?
日焼けをしても黒くならないし、すぐに戻ってしまうのはどうしてなのか?
こんな日焼けの悩みですが、これにはスキンタイプが大きく関係しています。
日焼けで黒くなるスキンタイプ
環境省:「紫外線環境保健マニュアル」
第2章:紫外線による健康影響「国際的なスキンタイプ」
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf
これは環境省から発表されている国際的なスキンタイプの分類表です。
日本人はタイプⅡ~タイプⅣくらいなんですね。
といっても
タイプⅡ:容易にサンバーンを起こし、わずかにサンタンを生じる。赤くなりやすいがサンタンは極めて軽い。(紫外線に高過敏)
タイプⅢ:中等度にサンバーンを生じ、中等度の均一なサンタンを生じる。(平均的)
タイプⅣ:わずかにサンバーンを生じ、容易に中等度のサンタンを生じる。サンバーンは軽いがサンタンが強い(紫外線に非過敏)
こんなふうに分かれてますよね。
だから日本人の中でも
- 「すぐに赤くなるけどあまり黒くならない人」
- 「日焼けでそれなりに赤くも黒くもなる人」
- 「赤くなりにくいけど黒くなりやすい人」
といったような分かれ方をするんです。
日焼けで赤くなるサンバーンと黒くなるサンタン
日焼けには
サンバーンとサンタン
というのがあります。
この言葉を説明すると、太陽から地球に届く紫外線には種類があって、
- UVA
- UVB
- UVC
この3種類ですが、UVCは地上に届く前にほぼカットされるので人体に考えなくてもいいレベルです。
そして残ったUVAとUVBはそれぞれ
UVA:肌が黒くなる(サンタン)
皮膚の奥まで届き、シワやたるみの原因となります。
UVB:肌が赤くなる(サンバーン)
シミやそばかすの原因となります。紫外線に占める割合は少ないですが肌への影響が大です。
このサンバーンとサンタンについてそれぞれ何日くらい続くのかは、こちらの図を見てもらうとよくわかってきます。
だいたいこのような感じでまとめると
サンバーン(赤くなる日焼け)は8~24時間後がピークで2~3日ほどで消える。
サンタン(黒くなる日焼け)はサンバーンがおさまった数日後に現れ数週間~数か月後まで黒く残る。
このような関係です。
だから遺伝子レベルで日焼けして黒くなりやすい、黒くなりにくいというのは少なからずあるんです。
日焼けしてもすぐ戻るのはなぜ?
うまく日焼けして少し黒くなってもすぐ戻る人もいますよね。
これも年齢が若い時だと早く戻りやすいです。
紫外線を浴びることでメラニン色素が生成され黒くなりますが、これは肌のターンオーバーとともに外に押し出されていきます。
でも年齢を重ねると正常なターンオーバーができず、一部にメラニン色素が残ってシミになったりするんですね。
先ほど見てもらった国際的なスキンタイプの図ですが
日本人はタイプⅡ~Ⅳの間が多いですが、白人の人はタイプⅠに多く見られます。
だから日焼けしても真っ赤になるだけ
そのあとはあまり黒くもならずすぐ戻ります。
だから白人の人は紫外線に対しての抵抗力がとても弱く、皮膚がんの発生率も日本人に比べて100倍以上はあるとも言われています。
日焼けのうまいやり方の3つのコツ
日焼けしても黒くならないし、なってもすぐ戻るというのは肌質もありますが、日焼けするときにうまいやり方のコツを実践すると長く保てるかもしれません。
そこで
日焼けするときのうまいやり方の3つコツは
- 焦らず段階的に日焼けする
- サンオイルを使う
- 日焼け後の肌ケアを忘れない
これを実践してほしいんですね。
せっかく日焼けしても、すぐに戻るし肌がボロボロになっては嫌ですよね。
そこでこの3つのコツですがそれぞれ順番に見ていきましょう
焦らず段階的に日焼けする
日焼けして黒くしたいと思う人がよくやってしまうのが、
炎天下で一日中海水浴場で粘る。
これをやっても肌を傷めるだけで真っ赤になりやすいです。
日焼けというのは火傷の一種でⅠ度の熱傷で「日光皮膚炎」とも呼ばれています。
だから急激に紫外線を浴びて焼こうとしたら、肌が真っ赤になって火傷しひどい時は水ぶくれができたりします。
そうなると日焼けどころではないし、回復するまでにかなりの時間がかかります。
だから段階的に少しずつ焼いていくことで、肌へのダメージを抑えながら焼くわけですね。
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