父母に不幸があって亡くなってしまい悲しみに暮れる中、いろいろと周りの行事やお祝い事には参加する気になれない。
故人を偲ぶという期間が必要になりますが、それを喪中期間と言います。
そんな喪中期間は親族との関係性によっても期間が変わってくるんですね。
ただ、一般的な話であって、個人の考え方や宗派などによっても大きく変わってくるんです。
そこで今回は、父母が亡くなった時の喪中期間はいつまでなのか。
また忌中と喪中の違いや祖父母や兄弟、叔父叔母や甥姪などの親族との関係でどのように期間が変わるのか。
また、喪中に控えたいことなどまとめました。
父母が亡くなった時の喪中期間はいつまで?
父母が亡くなった時の喪中期間はいつまでなのか、年賀状とか結婚式への参加とかの絡みで関係してくると思います。
親族が亡くなった場合の喪中期間は、血縁関係が何親等かでも変わってきます。
父母の場合は1親等に当たるので、喪中期間は12~13ヵ月というのが一般的です。
つまり一年間は喪に服すわけで、他にも0親等にあたる配偶者も12~13ヵ月が一般的です。
例えば年賀状を控えるという旨の喪中はがきを送る場合について、こちらのページが参考になると思います。
ただ、この喪中期間っていうのが長いですよね。
- この期間にお祝い事したり遊んだりしちゃいけないのか?
- いつまでも故人を偲ぶようなつつましい生活を送らないといけないのか?
というとそうではありません。
もちろん「故人を悼む」という意味から、控える部分は控えて、それでもある程度の期間がたてば徐々にいつもの生活を取り戻していかないといけませんよね。
その目安となるのが忌中です。
喪中と忌中の期間の違いとは?
喪中と忌中の違いというのは、先ほどの父母の場合だと
喪中は12~13ヵ月というのが一般的ですが、忌中の場合は50日あけるとそこから喪中になります。
この忌中が過ぎれば、派手目な行動は抑えつつもある程度は日常の生活に戻るためにお祝い事などにも参加して良いという考えが広まっています。
昔はこの喪中期間という事で大きな縛りもあったかもしれませんが、今はだいぶこの考えも緩くなり、ある程度個人の考え方によって変化があるようです。
自分は良くても新郎新婦が嫌がったり、その親族が敬遠される場合もあります。
喪中である期間はある程度はデリケートな期間であることは理解しつつも、喪中と忌中の期間の違いについて覚えておくといいでしょう。
祖父母が亡くなった時の喪中期間はいつまで?
祖父母が亡くなった場合の喪中期間はいつまでなのか。
祖父母の場合は2親等に当たるので、一般的な喪中期間は3~6ヵ月です。
けっこう幅が広いですが、宗教なども絡みがあったりするようですね。
また同居しているか、仲が良いか悪いかなどにも関係してきますし、その辺りは個人の考え方も入ってきます。
ちなみに祖父母が亡くなった時の忌中期間は、一般的に30日間となっています。
祖父母というのは、あなたの配偶者の祖父母も同じ関係になります。
兄弟が亡くなった時の喪中期間はいつまで?
兄弟が亡くなった場合の喪中期間はいつまでなのか。
兄弟姉妹は2親等に当たるので、一般的な喪中期間は3~6ヵ月です。
30日~ 3ヶ月と言われる場合もあります。
忌中に関しても祖父母と同じく一般的に30日間となっていて、あなたの配偶者の兄弟姉妹も同じ関係になります。
孫が亡くなった時の喪中期間はいつまで?
孫が亡くなった場合の喪中期間はいつまでなのか。
孫は2親等に当たるので、一般的な喪中期間は3~6ヵ月です。
忌中に関しても祖父母と同じく一般的に30日間となっています。
2親等にあたるのは
兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫
*これらは配偶者の場合も含みます。
この親族が亡くなった場合の喪中期間は3~6ヵ月、忌中期間は30日と覚えておくといいでしょう。
叔父叔母が亡くなった時の喪中期間はいつまで?
叔父叔母は父母の兄弟のことですね。
叔父や叔母は3親等にあたります。
3親等の場合、一般的に喪中期間はありません。
このように喪中期間と忌中期間はその親族との関係性によるものが大きく左右します。
でも、これも個人の考えや宗派などでも変わります。
つまりけっこうアバウトなんですね。
では、これらの喪中期間と忌中期間について表にまとめてみました。
親等 | 自分との関係 | 喪中期間 |
0親等 | 配偶者 | 12~13ヵ月 |
1親等 | 父母、配偶者の父母、子供 | 12~13ヵ月 |
2親等 | 兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫 | 3~6ヵ月 |
3親等 | 曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者、甥、姪 | なし |
これらは配偶者の場合も含みます。
例えば、あなたから見て配偶者の父母も1親等になります。
もちろんこれがすべてではないですし、あくまで目安と捉えてください。
忌中の日数は
- 父母・配偶者:50日
- 祖父母:30日
- 兄弟姉妹・子ども・叔父叔母:20日
- 孫:10日
- いとこ:1~3日
このように考えられています。
喪中期間に控えることって何だろう?
喪中期間だと何か問題あるの?という事で疑問を投げかける人もいると思いますが、喪中の間は基本的にお祝い事や派手な行動は控えるという事になってます。
年賀状はお正月新年のお祝い状ですので、それを控えるための胸で喪中はがきというのを送ります。
喪中はがきには「すいません、喪中なんで年賀状は控えます」っていう文章で送るんですが、その内容についてはこちらを見てもらうと早いです!
まあ、例えばなんですけど、
喪中につき年末年始のご挨拶を慎んでご遠慮申し上げます
本年九月に夫〇〇が七十一歳にて他界いたしました
平素のご厚情に深く感謝申し上げますとともに 皆様に良い年が訪れますようお祈りいたします
このような文言で送るようになります。
他にも喪中で控えたいことには結婚式への参加とかもあります。
このあたりの、「喪中にやってはいけないこと」についてはこちらのページもチェックして下さい。
意外と「これは大丈夫なんだ!?」という行事や風習もあったりします。
あとがき
父母が亡くなった時の喪中期間はいつまでなのか。
また忌中と喪中の違いや祖父母や兄弟、叔父叔母や甥姪などの親族との関係でどのように期間が変わるのか。
また、喪中に控えたいことなどまとめましたがいかがでしたか。
喪中期間っていうのも結構あいまいというか、その家や個人の考えでずいぶん変わるようです。
甥や姪も可愛がっていていつもそばにいるようなら、自分も他人をお祝いするという気分にすぐなれないかもしれないですよね。
だから、遠い親族であっても関係性が深ければ喪に服す期間があっても良いと思うし、祖父母でも遠く離れて暮らし関係が薄ければ、喪に服さない方もいるようです。
そんな喪中の期間に年賀状欠礼の旨として出す喪中はがきがあります。
でも、これも年賀状を準備し始める時期に出してたら遅いんですよね。
喪中はがきはいつまでに出せばいいのか?
また12月などに親族が亡くなったらどうすればいいのかなども一緒にまとめてるので、ぜひ読んでみてください。
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