親族に不幸があると、喪中の範囲はどこまでなのか迷うことがありますよね。
父母や兄弟など続柄で喪に服す範囲や期間も変わってきますが、叔父や叔母、甥姪といった親族も喪中になるのか?
でも実は、この喪中の範囲にはあいまいな部分もあるんです!
そこで今回は、喪中の範囲はどこまでの親族にあたるのか。
祖父母や兄弟、甥姪や叔父叔母、義父義母など、0~2親等の親族の場合と3親等以降の親族でどのような違いがあるのかまとめました。
喪中の範囲はどこまでの親族にあたるの?
親族が亡くなり悲しいお別れとなると、お祝い事などをやってはいけないなど身内に控えることが多くなってきます。
親族が亡くなった後は忌中や喪中といった期間がありますが、喪中の範囲はどこまでの親族にあたるのでしょうか?
あなたの父母が亡くなった時や遠い血縁関係にある親戚が亡くなったのとでは、喪中で喪に服す期間も違いますし、そもそもそんな遠い血縁関係の親族でも喪中となるのか気になりますよね。
叔父や叔母、義父や義母といった親族もいれば、父母、兄弟といった近い親族が亡くなる場合もあります。
そんな喪中の範囲はどこまでなのかというと、0親等~2親等の親族までが一般的な喪中の範囲です。
0親等とは夫・妻などの配偶者にあたります。
1親等とはあなたと配偶者の父母、子供にあたります。
2親等とはあなたと配偶者の兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者、祖父母、孫
このようになっています。
この喪中の範囲内にあたる親族が亡くなった場合、お祝い事や年賀状のハガキなどは控えるようにしなくてはいけません。
その喪中にやってはいけないことには、結婚式の参加や年賀状のはがきを送ることなど、ちょっといろいろあります。
詳しくはこちらのページにまとめてるので、読んでみてください。
この喪中の範囲で親族がどこまでなのかがある程度わかりますが、この範囲の中に入っていないけど仲の良い親族もいますよね。
そんな甥や姪が不幸にも事故で亡くなってしまったなんて事があると、喪中の範囲の親族ではないですがどうなるのでしょう?
喪中の範囲はどこまで:甥姪
可愛がっていた甥っ子姪っ子が亡くなってしまった。
というと決してそうではないんです。
先ほどの喪中の範囲で0~2親等までという話をしましたが、これはあくまで一般的な範囲であって、どこまでなのかという線引きがわからない場合に使ってもらうといい範囲です。
甥や姪が2親等以内ではないからといっても、悲しい気持ちでお祝いなんかする気分になれないのなら、あなたの気持ち次第なんですね。
ちなみに甥や姪は3親等にあたります。
喪中の範囲はどこまで:祖父母や兄弟は?
喪中の範囲はどこまでなのか、祖父母はどうなのか?
というところで、祖父母について迷う方も多いでしょう。
一緒に暮らしていなかったり遠く離れていたり、あまり関係を持たなかったりなどしている方も多いですよね。
祖父母は2親等にあたりますが、仮に疎遠になっている祖父母であまり関心もなかったなど喪中とする範囲なのか迷うこともあります。
でも、これも先ほどの甥や姪の話と同じで、2親等であっても喪中とせず年賀状のやり取りなどを普通に行う方もいます。
兄弟についても2親等に当たりますが、仲の悪い兄弟姉妹というケースもありますよね。
亡くなった時までその仲の悪さを持ち出すのも何とも言えないのですが、その兄弟姉妹のために喪中にはしないという方もいます。
祖父母や兄弟のような2親等でも気持ちの部分は大きいようです。
喪中の範囲はどこまで:叔父叔母は?
喪中の範囲はどこまでなのか、叔父や叔母はどうなのか?
叔父や叔母も3親等にあたります。
このあたりになるとちょっと関係も薄くなってくる方が多いんじゃないでしょうか。
甥や姪との関係は深くても、叔父や叔母とは関係が浅い人も多いと思います。
喪中の範囲がどこまでなのか判断する基準は、先ほどの0~2親等の親族に加えて、「仲の良さ、同居してるかどうか」という部分で変わるようですね。
喪中の範囲の表
故人との関係で2親等にあたる続柄とは、
親等 | 自分との関係 |
0親等 | 配偶者 |
1親等 | 父母、配偶者の父母、子供 |
2親等 | 兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫 |
3親等 | 曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者、甥、姪 |
これらは配偶者の場合も含みます。
例えば、あなたから見て配偶者の父母も1親等になります。
2親等までが喪中になるとされ、3親等からは喪中としないことが多いようですが、必ずしもそのとおりではありません。
喪に服す期間
喪中はがきを出す範囲は、基準として2親等までの続柄ですが、その関係性によっても喪中期間というのが変わります。
現在の一般的な喪中期間は、
親等 | 自分との関係 |
0親等 | 12~13ヵ月 |
1親等 | 12~13ヵ月 |
2親等 | 3~6ヵ月 |
3親等 | 喪中としない |
ただ、これもあくまで目安であって、必ずしもこの通りではなく、親しい親戚などの場合は喪に服す期間も変わると思います。
喪中はがきと年賀状はどこまで?
一般的な喪中の範囲と期間は、だいたいこのような感覚を持っていると良いのではないでしょうか。
でも、年賀状のやり取りなどで喪中はがきを送るといったケースもありますよね。
喪中では年賀状のやり取りは控えることが一般的ですが、会社やビジネスの場面では、喪中期間であってもやり取りするケースも増えています。
仕事とプライベートは完全に切り離すといった考えですね。
特に取引先の会社などの場合は、会社と会社の関係なので喪中はがきを出す必要はないですね。
また友達に喪中はがきを送ること関しても、故人との関わりによって出す出さないというのも変わることも多いようです。
あとがき
喪中の範囲はどこまでの親族にあたるのか。
祖父母や兄弟、甥姪や叔父叔母、義父義母など、0~2親等の親族の場合と3親等以降の親族でどのような違いがあるのか。
喪中とするにも一般的な範囲はありますが、かなり自分の中でのルール、気持ちというものが左右されるのですね。
ただ、たとえ自分の気持ちに左右されるといっても、自分の配偶者や両親が亡くなっているのに、あまり派手にお祝い事をするなどはどうでしょうか?
あなたの気持ちは喪中とは関係ないと思っていても、周りからは「おかしいんじゃないか?」など思われるかもしれません。
ある程度の一般常識というのは持ちつつ、喪中の範囲をどう設定するか決めていかれると良いと思います。
そんな喪中の範囲や期間には無頓着で、つい神社に参拝などしてしまった人も多いんじゃないでしょうか?
後から知ったけど、あれって大丈夫だったのかななど心配な人やこれからのことも考えて一度チェックしておいてください。
コメント