水場でウネウネ動いている蚊の幼虫をボウフラと言い、その状態から10日ほどもすれば成虫になって血を吸いに来ます。
そんなボウフラ対策には、10円玉とか殺虫剤とかいろんな方法が言われていますがどれが本当なのか。
ボウフラ駆除に有効なのはどの方法がいいのか、いろいろ気になりますよね。
蚊になる前に退治しておけば被害を防げるので、身近に出来ることがあるならしておきたい人も多いはず。
そこで今回は、
10円玉の銅でボウフラ対策はできるのか。
またメダカや金魚などがボウフラを餌にして駆除できることや、殺虫剤などで退治する方法などまとめました。
ボウフラ対策で10円玉の銅で退治できるの?
蚊の幼虫のボウフラが水場にわくと、そこから10日ほどすればもう蚊の成虫へとなって血を吸いに来ちゃいます。
そんなボウフラを見つけたらすぐに退治したいわけなんですが、ボウフラ対策に10円玉の銅で退治することができる。
こんな話があるんですね。
そんな実験動画がありました。
【10円玉でボウフラが死滅するか11日間検証してみた】
これを見るとそれなりに効果はあるようですね。
ただ、まあこのくらいの規模で10円玉の量とかボウフラ駆除の効果を見ると、実用的な面では難しいところもありそうです。
量としては、おおよそですが1リットルの水に対して20個入れないとボウフラ駆除にならないようです。
ボウフラ退治というよりは、ボウフラの予防のために10円玉を仕込んでおくというのが良さそうですね。
ボウフラとは
ボウフラとは蚊の幼虫のことで、蚊は必ず水場に産卵をします。
その卵が孵化し幼虫になった時をボウフラと呼んでいます。
卵は1~5日ほどで孵化し、ボウフラの時には水場の有機物や微生物を食べて成長します。
このボウフラの時期は約7~10日で、その後サナギのオニボウフラになりますが、この時は成虫になるためにジッと準備をしていてほとんど動きません。
だいたいの感じですが蚊は卵から幼虫、成虫になるまでにどのくらいの日数がかかるのか。
その流れをまとめました。
- 卵の状態(1日~5日)
- 水中でふ化し幼虫(ボウフラ)に。(7日~10日)
- 水中で脱皮を繰り返しさなぎ(オニボウフラ)に。(2日~3日)
- 成虫(蚊)に。(約1ヶ月)
これも季節の温度にかなり左右されます。
蚊の卵の孵化や成長の様子、条件をもっと知りたい方はこちらのページで動画付きで紹介してます。
興味ある方は一度ご覧になってください。
ボウフラ駆除にはメダカや金魚の餌になる?
ボウフラ対策には、10円玉の銅も効果はある程度持っていることがわかりました。
じゃあ他にボウフラ駆除をする方法には何があるのか?
その対策の一つに
というのがあります。
実は、メダカや金魚などの魚はボウフラを餌として食べてくれます。
【メダカに大量のボウフラを与えてみた】
まあ状況が限られますけど、ボウフラがメダカとか金魚の餌になるというのは良いですね。
もし家に水槽や小さな池があって、何も入っていないのならボウフラの発生源になりかねません。
そんな時はボウフラ対策にメダカや金魚などの魚を入れてみてはどうでしょうか。
ボウフラを見つけた時の駆除
蚊は少しの水場でも産卵し、ボウフラが湧いてきます。
そんな蚊の産卵場所は本当に少ない水場でも可能なので、
- 雨水の水たまり
- 鉢受けの皿
- タイヤの中
- 空き缶の中
- バケツやジョウロの中
こういった水のたまる場所にも発生します。
だからまずこういった発生源をなくすことと、水が日に当たって蒸発するとボウフラも生きてはいけません。
だからこういった水場をひっくり返して地面に撒いたり、ホウキで水たまりを掃いて分散させたりすることもボウフラ対策に効果があります。
ボウフラ駆除には殺虫剤で対策できる?
10円玉の銅イオンやメダカなどの餌としてボウフラ駆除をする方法がありますが、手っ取り早いのは殺虫剤などの薬剤で駆除してしまう方法です。
例えば身近なものでも、塩素系漂白剤や中性洗剤でも広くない水場なら数滴たらすだけで駆除ができます。
塩素系漂白剤の方がボウフラの駆除の効果は高いと思いますが、使える場面が難しい。
植物にかけてしまうと枯れてしまうし、普通の生活の中で水の消毒としては使える場面も限られてきます。
市販されているボウフラ対策の殺虫剤には、
【第2類医薬品】フマキラー ボウフラ退治 50g
1ヶ月ほど効果があるようで、ボウフラの予防にもなりそうなので使える場面がある人は試してみても良さそうです。
ただ、やっぱりこういった蚊の発生源を作らないように気を付けることが一番の対策になりそうですよね。
また、外だけじゃなくて家の中にもボウフラの発生源を作ってしまうことがあるので、確認の意味も込めて一度チェックしてみましょう。
あとがき
10円玉の銅でボウフラ対策はできるのか。
またメダカや金魚などがボウフラを餌にして駆除できることや、殺虫剤などで退治する方法などまとめましたがいかがでしたか。
ボウフラは本当にちょっとした水場にも産卵し、ボウフラを発生させてしまいます。
蚊の被害を防ぐためにも、まずはボウフラの発生源を抑えるように気を付けてください。
そんなボウフラの発生源や蚊はどこから部屋に入ってくるのか、いつの間にか家にいますよね。
また、どんなに気を付けていても思わぬ方法で入ってきたり、部屋で発生している可能性だってあるんです。
いったいどこからどんな方法で入ってきてるのか、それらをもっと詳しくこちらのページでまとめてます。
まさかこんな方法で…。
といった侵入方法もあるので、部屋に蚊を入れないためにも一度は読んでおいてください。
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