身内の不幸で喪中はがきを出す必要が出てきた時、書き方もわからないので文例を参考にしたいですよね。
その喪中はがきも誰が亡くなったかによって、続柄など書き方も少し変わることがあります。
今回は、義父や義母が亡くなった場合の喪中はがきの文例や書き方。
そして夫と妻で続柄はどのように変わるのか。
喪中はがきに使えるテンプレートの紹介などと共にまとめました。
喪中はがきの文例:義父や義母の場合の書き方は?
義父や義母が亡くなった場合の喪中はがきを書く時、一般的なマナーで守りたいポイントがあります。
- 句読点は入れない
- 2行目以降の行頭は揃える。
- 数字は漢数字で表記
この3点をまずは抑えておきましょう。
その上で、書き出しの文章や続柄など含めて喪中はがきの文例を作りました。
義父を亡くした場合の喪中はがきの文例や続柄
喪中につき 年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます
本年七月に義父〇〇が八十六歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご芳情に深く感謝いたしますとともに 来年も変わらぬご交誼を謹んでお願い申し上げます
寒さ厳しい折から 一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
令和◯年◯月
義父(妻の父)が亡くなった場合の喪中はがきの文例では、
- 喪中であるために年賀状を欠礼する旨
- いつ誰が何歳で亡くなったのか
- お世話になったことへの感謝の気持ち
- 新年の挨拶や相手を気遣う言葉、これからの付き合いについて
- 日付
これらを意識して書けば、喪中はがきの構成はしっかりと整うと思います。
夫から見て妻の父は「義父」なので、喪中はがきの続柄は義父になります。
時候の挨拶などの前文は必要ないので、最初に喪中欠礼の挨拶から始めて下さい。
また「年賀」の「賀」はお祝いの意味なので、「年始」「年頭」「新年」といった言葉を使います。
もし「享年」を使う場合は「数え年」の年齢を書きます。
ただ現在は満年齢でややこしいので、あまり享年は使わないほうが良いかもしれません。
喪中はがきの文例:義父や義母の続柄は夫婦でどう変わる?
先ほどの喪中はがきの文例の中で、
夫から見て妻の父は「義父」なので、喪中はがきの続柄は義父になります。
つまり、
本年七月に義父〇〇が八十六歳にて永眠いたしました
このようになります。
- 妻の母は「義母」になります。
- 夫の父母は「父・母」になります。
夫婦連名の場合は、夫からの続柄となるので覚えておきましょう。
配偶者の妻の父母の続柄は「義父母」なので1親等で、喪中はがきを出す範囲内にあります。
喪中はがきの範囲は何親等までなら出すのか、会社や友人まで出す必要はあるのかなどは別ページで詳しくまとめてます。
まずは喪中はがきを出すべきか、範囲を確認しておきましょう。
喪中はがきの続柄の別の表現
妻の父母(義父母)が亡くなった場合、夫目線から見るとそれは義父母になります。
形式上は義父母なのですが、妻の立場から自分の父親を義父などと書かれるのは妻の気持ちを考えると辛いかもしれません。
そこで形式上は義父や義母ですが、妻の気持ちも考え
義父○○
父○○
妻の父○○
妻●●の父○○
●●の父○○
岳父○○
こういったパターンで書いても大丈夫です。
岳父(がくぼ)とは「妻の父」のことを意味しています。
妻の母は「岳母(がくぼ)または丈母(じょうぼ)」と言います。
父○○と書いても、フルネームなら名字も違うので、受け取った相手も察してくれると思います。
また、別のケースとして、
- 夫や妻が個人的に出している年賀状(例年、夫婦連名ではない年賀状)では、義父、義母などとして出す。
- 夫婦連名の年賀状の場合、名前を入れず欠礼の挨拶を送る。
続柄に悩んだら名前を書かない方法もありますが、家族ぐるみの付き合いなどの場合は、相手も気になると思うので書いた方がいいと思います。
喪中はがきの文例で使えるテンプレート
喪中はがきも人生の中で何度も書くものではないでしょうから、文例として紹介する文章を参考に作成していけば良いと思います。
そんな喪中はがき作成に使えるテンプレートをいくつか用意しましたので、参考にしてください。
まず、喪中はがきの構成として、
- 喪中欠礼する旨
- いつ誰が何歳で亡くなったのか
- お世話になったことへの感謝の気持ち
- 新年の挨拶や相手を気遣う言葉、これからの付き合いについて
この4点でそれぞれの文例をピックアップしたので、いろいろと組み合わせて作成していきましょう。
1.喪中欠礼する旨
- 喪中につき 新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
- 喪中につき 年頭のご挨拶をご遠慮させていただきます
- 服喪中につき 年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
- 喪中につき 勝手ながら新年のご挨拶は差し控えさせていただきます」
- 喪中につき 年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます
2.いつ誰が何歳で亡くなったのか
- 本年○月に父 ○○が○○歳にて他界いたしました
- 本年○月に母 ○○が○○歳にて永眠いたしました
- 本年○月に義父 ○○が○○歳にて天寿を全ういたしました
- 本年○月に義母 ○○が急逝いたしました
- 去る○月 妻の父○○が○○歳で永眠いたしました
- かねてより病気療養中の父 ○○が○月○日に○○歳にて永眠いたしました
3.感謝の気持ち
- 生前のご厚誼に衷心より感謝申し上げます
- 生前のご芳情に厚く御礼申し上げますとともに 明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願いいたします
- 本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに 明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう慎んでお願いいたします
- 本年中に賜りましたご芳情に深く感謝いたしますとともに 来年も変わらぬご交誼を謹んでお願い申し上げます
- 平素のご厚情に深く感謝申し上げますとともに みなさまに良い年が訪れますようお祈りいたします
- ここに本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに 皆様方が健やかなる新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます
4.新年の挨拶や相手を気遣う言葉
- 皆様には健やかな新年を迎えられますようお祈り申し上げます
- 皆様にとりまして良き年が訪れますようお祈り申し上げます
- 本年中の御厚情に深く御礼申し上げます
- 明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます
- 寒さ厳しい折から 一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
- 寒さに向かう折から皆様のご健勝をお祈り申し上げます
そこでそれらをまとめたページを用意しました!
年賀状について受付や販売期間をはじめ、余った年賀状の扱いや例文の一言メッセージなど、わからないことがあればぜひ参考にしてください!
あとがき
義父や義母が亡くなった場合の喪中はがきの文例。
そして夫と妻で続柄はどのように変わるのか。
喪中はがきに使えるテンプレートの紹介などと共にまとめましたがいかがでしたか。
喪中欠礼を知らせる文章もある程度の形があるので、それに合わせて書いていければ大きく間違うこともないと思います。
ちょっと分かりづらいところがありますよね。
その作り方を別のページでまとめてます。
詳しく見ておきたい方はこちらも参考にしてください。
コメント