啓蟄の意味や読み方とは?2024年はいつでどんな季節なの?

啓蟄 意味

啓蟄とはどんな意味や読み方なのか。

啓蟄の読み方は「けいちつ」と読み、毎年3月6日ごろに訪れる日のことを言います。

冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃

という意味を持つ暦です。

だんだんと春の訪れを実感し、木々の育ちや生き物の姿がみられ始め、雛祭りの片付けも終わるころです。

そこで今回は、その啓蟄について

啓蟄とはどんな意味か?
啓蟄2024年はいつなのか?

この時期や期間、どんな季節なのかその様子を見ていきたいと思います。

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啓蟄の意味や読み方とは?

啓蟄の読み方は「けいちつ」と読み、毎年3月6日ごろに訪れる日です。

暦を見る上で『二十四節気』と呼ばれる、「1年を24つに区切って季節を分けた考え方」があり、その中で啓蟄は「3番目」にあたります。

それはこちらの「二十四節気の一覧」の図を見てもらうと、その流れがわかります。

二十四節気の一覧01

立春を過ぎ立夏との間なので、暦の上では春の時期になります。

啓蟄の意味とは

冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃 冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃

をいいます。

それぞれの漢字で見ていくと

啓:開く
蟄:土の中で冬ごもりしている生き物(虫や蛇)

読み方が難しいですが、このような意味があるんですね。

この二十四節気から全体を見渡すと一年の流れがわかりやすくなりますが、私たちの生活にどんな意味をもたらしているのか?

日本の季節や文化にも大きな影響を与えている「二十四節気」について、一覧カレンダーで確認しながら理解できるページを用意しています。

農作物の収穫や時候の挨拶、季節の行事などに今でも大きく関わっているので、ぜひこの機会にご覧になってください!

その啓蟄は、暦便覧には

陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也

このように記されていて、

太陽の光が大地に降り注ぎ、地中で冬ごもりしていた虫たちが穴を掘って地面から顔をのぞかせる。

という意味があるのですね。(*暦便覧とは、江戸時代に「著者 太玄斎」によって記された暦の解説書のこと)

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啓蟄2024年はいつなの?

啓蟄は毎年3月6日ごろになりますが、それは年によって若干変わります。

2024年の啓蟄は

2024年3月5日(火)

啓蟄はいつかと聞かれると、今の流れは二年おきに3月5日と3月6日が交互に来るといった感じです。

ただ、これは2020年から3月6日が4年に一度のスパンに変わるようです。

2022年3月5日
2023年3月6日
2024年3月5日
2025年3月5日
2026年3月5日
2027年3月6日
2028年3月5日
2029年3月5日
2030年3月5日
2031年3月6日
2032年3月5日
2033年3月5日
2034年3月5日
2035年3月6日
2036年3月5日
2037年3月5日
2038年3月5日
2039年3月6日
2040年3月5日
2041年3月5日
2042年3月5日
2043年3月6日
2044年3月5日
2045年3月5日
2046年3月5日
2047年3月6日
2048年3月5日
2049年3月5日
2050年3月5日
2051年3月6日
2052年3月5日
2053年3月5日
2054年3月5日
2055年3月5日
2056年3月5日
2057年3月5日
2058年3月5日
2059年3月5日
2060年3月5日

2023年は3月6日になってますね。

 

啓蟄が期間を表す場合

カレンダー01啓蟄は場合によって、

啓蟄(3月6日頃)~春分(3月21日頃)の前日までの期間 啓蟄(3月6日頃)~春分(3月21日頃)の前日までの期間

この約2週間の期間のことを『啓蟄』という場合もあります。

春分は「昼と夜の長さが同じ日」という特別な日です。

 

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啓蟄とはどんな季節なの?

啓蟄の意味は

冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃 冬ごもりから目覚めた生き物が、穴を開けて顔を出す頃

という季節です。

この啓蟄の時期は3月ということもあり、寒さのピークは過ぎて春を感じることが多くなってきますよね。

啓蟄の少し前には3月3日の上巳の節句、雛祭りがあります。

 

啓蟄と雛祭り

啓蟄023月3日は上巳の節句として、ひな祭りがあります。

でも、ひな人形はいつから飾ればいいのか迷っているお母さんも多いのではないでしょうか。

ひな祭りの準備の目安は、啓蟄の一つ前の雨水(うすい)の日がいいんです。

 

雨水と雛祭りについてはコチラで詳しくまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

そんなひな祭りの飾りつけは、いつまでもそのままにしておくと、「嫁入りに遅れてしまう」といった言い伝えがあります。

だから名残惜しいですが、この啓蟄の頃には片づけをしておきたいですね。

 

啓蟄と七十二候

二十四節気をさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を表したものを「七十二候(しちじゅうにこう)」と言います。

今では見なくなったものも多いですが、この七十二候によって啓蟄はどんな季節として迎えているのかがイメージしやすくなってきます。

初候(3月5日頃)

蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)

冬眠をしていた生きものが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃を言います。

次候(3月10日頃)

桃始笑(ももはじめてさく)

桃の花が咲き始める頃を言います

花が咲くことを「笑う」と表現しています。

末候(3月15日頃)

菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

青虫が羽化し、美しい紋白蝶になる頃を言います。

 

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あとがき

啓蟄とはどんな意味や読み方なのか。

また、2024年の啓蟄はいつなのか、この時期や期間、そして季節はどんな様子なのかとともに見てきましたがいかがでしたか。

冬眠していた生き物も徐々に顔を見せ始める季節ということで、春の訪れを実感しだす頃ですね。

二十四節気で啓蟄の次は「春分」となっています。

昼と夜の時間が同じ日の春分は、

「あの世とこの世が最も近づく日」

として特別な意味を持っていると考えられています。

春分の日は祝日にもなるほど、皇室においても特別な行事をする日となっていました。

そんな春分について詳しくまとめたので、こちらの記事もぜひご覧になってください。

 

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