恵方巻きの由来や起源はセブンイレブン?いつから流行った?発祥の歴史
2018.01.12
節分の時には「恵方巻きを食べる」といったことが、今や当たり前になっていますよね。
でも実は、全国的に恵方巻きを食べるようになった文化に、そこまで歴史がありません。
恵方巻きの発祥の由来は江戸時代頃にもあったという説がありますが、
恵方巻き
という名前で全国に広まったのは、実は1998年となっています。
そしてそんなキッカケを作ったのは、大手コンビニチェーンのセブンイレブンでした。
ただ、ここに至るまでの道のりには、各地で様々な動きがあったのですね。
そこで今回は、
恵方巻きの由来や起源はどこから始まったのか。
また、恵方巻きはいつから流行ったのか、その始まりとも言われるセブンイレブンの出来事。
これまで恵方巻きの発祥の歴史や恵方巻きを食べる意味についてまとめました。
各地の小さな火がどうやって全国に広がったのか、その恵方巻きの流行のキッカケについて見ていきましょう。
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恵方巻きの由来や起源はセブンイレブン?
節分の日と言えば豆まきや恵方巻きがすぐに思い浮かびますよね。
でも、どうして豆まきや恵方巻きを食べる風習が節分にあるのか、不思議に思ったことはないでしょうか。
今回はこの恵方巻きについて触れていこうと思いますが、恵方巻きというと一本の太巻きを丸かじりして、今年一年の健康や商売繁盛などを願掛けする風習ですね。
そんな恵方巻きの由来や起源というのは、実はそこまで歴史が深くなくて、全国的に普及し始めたのが2000年前後というくらいなんですね。
だから、全国的に流行ったのは本当に最近の事なんです。
この恵方巻きの起源や歴史には色々と説があって
江戸時代末期に、商売繁盛と厄払いの意味を込めて大阪の商人たちが節分に「幸運巻寿司」を食べ始めた。
こういう説もあり、江戸時代の頃には今の恵方巻きの元になるようなものがあったのかもしれませんね。
そして、恵方巻もいろいろと形を変えていった歴史があるようです。
また、大正時代に大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べて縁起を担いでいたというのもあったようです。
その恵方巻きの起源から歴史の流れとしては、1932年に大阪鮓商組合が、
「節分の日に恵方を向いて巻きずしを丸かぶりしよう」
といったチラシを配り広まった説があります。
そして、このチラシが「本福寿司」に今も残っているようです。
このあたりから、だいぶ恵方巻きの由来にも信憑性のある事が現れてきましたね。
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恵方巻きの由来:広島のセブンイレブン
そして昭和40年代前半には、大阪の海苔問屋協同組合とすし組合によって、なんと飛行機をチャーターしてビラ配りの宣伝活動もあったようです。
また、1973年頃に大阪海苔問屋協同組合が
「節分の日に恵方を向いて巻きずしを丸かぶりすると幸福が訪れるという言い伝えがある」
といったチラシを配り、こちらも大阪のデパートなどで実際に「幸運巻き寿司」として販売されていたようです。
このあたりでは、だいぶ節分の日の恵方巻きも盛り上がりを見せようとしていますよね。
そんな全国展開の先駆けとなったのは、寿司業界でも有名な「小僧寿し」のようで、80年代中盤より「縁起巻」として販売したがそこまで反応は大きくなかったようです。
また1983年には、コンビニ大手のファミリーマートも大阪と兵庫で販売を開始しました。
そうしているうちに1989年に広島のセブンイレブンで、
恵方巻き
として販売を始めたのが、今の大きな流行りのキッカケになりました。
ここから1995年には西日本、1998年には全国エリアで販売するまでに至り、今のように恵方巻きは全国でも広がったと言われています。
恵方巻きに似た物の発祥は江戸時代辺りにはあったのかもしれませんが、いろんな歴史があって、全国的に広めたのはセブンイレブンという流れあったのですね。
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恵方巻きはいつから流行った?セブンイレブンの仕掛人とは?
この恵方巻きがいつから流行りだしたのかですが、本格的に全国にいきわたったのが、先ほどの1998年のセブンイレブンの動きですね。
この流行の前には、
節分の日には「巻寿司」を丸かぶりすることが縁起の良いことだ。
という関西の節分の風習を、広島のセブンイレブンのオーナーとの話の中でヒントを得たことが始まりだったようなんですね。
その仕掛け人とは「野田靜眞(のだ・しずま)」さんという方です。
野田さんは広島市のセブンイレブン加盟店の7~8店舗を担当するOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)でした。
エリアマネージャーのような感じですね。
そこで加盟店をまわりながら、さまざまな経営のアドバイスをする仕事を行っていたようです。
最初は広島のセブンイレブンでの始まりでしたが、太巻きってだいたい切っていますよね。
当時もやはり切らずに販売する太巻きは珍しかったようです。
でも、そうやって店頭では切れてない太巻きを、
関西には恵方の方角を向いて一本丸かじるすると縁起がいい「恵方巻き」という風習があるのですが、節分の日にどうでしょうか?
といったような言葉をかけながらお店で販売していたようです。
ここでようやく
というように名付けられて、その呼び方で販売がされたようです。
それが今も続いているというわけですね。
こうしたキッカケから次第に手ごたえを感じ、1995年には西日本、1998年には全国エリアで販売するまでに至り、今のように恵方巻きは全国でも広がったと言われています。
これと同時に野田さんの管轄するエリアも増えていき、どんどんと恵方巻きを仕掛けていったようです。
最初はこんな小さなキッカケから全国に流行るまでになったというのは、本当にすごいことですね。
また、この野田さんは、今や当たり前となっているコンビニの「おでん」や「おせち」なども手掛けてヒットさせたと言われています。
なんともすごい方ですね。
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恵方巻きを食べる意味は?
全国的にも恵方巻きを食べるようになったのは、このように最近の事なので意外な感じはしますよね。
その恵方巻きを食べる意味は、ここまで何度か触れているように、
ということで節分の日に食べる風習が定着しました。
この恵方巻きを食べることで、今年一年の健康や商売繁盛を願うといった願掛けの意味が込められているのですね。
そんな恵方巻きを食べるときには、いくつか決まりごとがあります。
ご存知の方も多いと思いますが、そのルールは主に3つあり、
- 無言でしゃべらないで食べる。
- 恵方の方角を向いて食べる。
- 1人1本まるまる食べる
この3つが恵方巻きを食べるときの決まり事として知られていますね。
では、そもそも恵方巻きというものがどういったものなのか。
これも見ていくと少しわかりやすくなってくると思います。
恵方巻きの食べ方の3つのルール
1番の「無言でしゃべらないで食べる。」というのは、
という理由です。
ですので、恵方巻きを食べるときには無言で食べましょう。
2.恵方の方角を向いて食べる。
恵方巻きは恵方の方角を向き食べるという決まりごとがあります。
恵方の方角には歳徳神(としとくじん)と呼ばれる幸福をもたらす神様がいて、その方角を向き1年の健康を祈願すると縁起がいいと言われています。
3.1人1本まるまる食べる
恵方巻きは縁起物なので、包丁などで切るというのは
といった意味に取られ、縁起が悪いと考えられてます。
願い事をかなえるために、この3つのルールを守りながら恵方巻きを食べるようにしましょう。
60秒でわかる恵方巻き講座
さて、これまでの恵方巻きの由来や起源、セブンイレブンから流行った恵方巻きの時代の流れ。
また、恵方巻きのルールなどが60秒でわかる動画がグーグルから発信されています。
動画自体はちょっと古いものですが、恵方巻きの由来などがかなりわかりやすくまとめられているので、一度ご覧になってみてください。
節分の日には豆まき恵方巻きなど特別な催し物が目白押しですが、豆まきや恵方巻きって何のためにあるのか意味ややり方も気になりませんか?
今年の恵方巻きの方角とか豆まきで食べる豆の数とか?
そんな節分に関する豆知識についてまとめました。
楽しい節分にするためにも、ぜひ気になる記事をご覧になってください。
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あとがき
恵方巻きの由来や起源はどこから始まったのか。
また、恵方巻きはいつから流行ったのか、その始まりとも言われるセブンイレブンの出来事。
これまでの発祥の歴史についてまとめましたがいかがでしたか。
今の恵方巻きのような形のものは昔からもあったようですが、「恵方巻き」という名前で全国的に流行ったのは、本当に最近の事だったのですね。
そんな節分の恵方巻きを、今年あなたはセブンイレブンで購入しますか?
今では本当にたくさんの種類の恵方巻きが販売されていて、肉や海鮮がいっぱいのものなど様々ですよね。
恵方巻きはセブンイレブンを始め、いろんなコンビニで販売されてますが、さすがに恵方巻きだけというのはさみしい感じもします。
でも、恵方巻きにあう献立を何にしようか、ちょっと迷ったりしませんか。
恵方巻きをはじめ、節分の時に食べられている地方の行事食から、コンビニでも手軽に手に入るおかずなどいろいろ紹介しているので、ぜひこちらもご覧になってください。
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